あまぐりさんのYAMAHA セロー225WE バイクいじり日記 「5年越しに、私にとっての『原点』であるセローがやってきた。」

後日、お互いの都合の良い日を調整して引取りに向かいました。

思い返してみると最後にオイル交換しに来てくれてから約1年半程経過している、その後はほとんど乗ってないらしい。

久々に見るセロー225WE、思えば私のセロー好きはこの車両のレストアからスタートしています、それまでは「乗りやすいバイクだな」としか思ってなかったのですが、レストア&テスト走行を重ねるうちにセローの良さを知り気が付けば沼にハマり・・・

車に積んでの帰宅途中もルームミラーに映るセローを見てニマニマが止まらない・・

引き取りに伺ったのが午前中だったので、そのままの勢いで自賠責保険に加入して車検場へ名義変更手続へ。

晴れて公道を走行できるようになったので軽く各部の点検を行い近所をテスト走行。

久しぶりに乗ってみたセロー225WEですが「あれ?こんなにシフトフィーリング悪かったっけか??」・・・繋がる直前のジャダーといいシフトペダルを操作した時の感覚といいどうにも気持ち悪い!!

どのみち長く乗るためにはクラッチ板は新品に交換した方が良いだろうと思っていたのでWebikeさんの「純正部品5%引き」のタイミングで部品を注文、純正部品が少しでも安く買えるのはありがたいですね。

ついでに「工房きたむら」のリテーナーも購入してサクサクっと交換、XRの時の様なアクシデントも無くクラッチ板交換は終了しました。

気になっていたクラッチ関係のリフレッシュを無事に終えた事と、約5年前に出来る範囲(私の技術力と前オーナーの資金力)でレストアしていた事もあり『前回のXR250程は手間はかからないだろう』・・・そんな風に思っていた時もありました・・。

見せびらかしも含めて友人H宅を訪問、得意げに現れた私に友人Hが一言「オイル漏れてない?」

友人Hのガレージに停めたセローの下にはオイル跡がポツリと1つ・・あれれ??

ドレンボルトや両側のケースカバーの繋ぎ目を見てもオイルが出ている形跡は無い。

友人Hと一緒にアチコチ探っていると・・ドライブスプロケットのシャフト部分からオイルが滲んでいました。

リフトアップスタンドで車両を浮かせてからスプロケを外してエンジン始動後ギアを入れてみるとシャフトと一緒にオイルシールも回っている・・・あれ??オイルシールって一緒に回らないよね?

って事で部品を注文して交換となるのですが、エンジンオイルが勿体ないので毛布を引いてバイクをやさしく寝かせてオイルシールを交換しました。

駆動系のリフレッシュとオイル漏れ修理が終わったので確認のため近所をテスト走行。

シフトフィーリングも改善し一安心・・あれ?ブレーキの効きが前回よりも悪くなってる・・何となく原因が解りつつも現実から目を逸らして前後ブレーキのオーバーホールへ。

5年前にマスターシリンダーをセロー250の新品に交換してあったので今回はピストン&シールを交換へ、ピストンを引き出してみると・・5年前のフルード交換時にも出てきていた黒い謎の物体が・・まだ残っていたのね・・・

中も外もキレイに洗浄しキャリパーの外観をキレイに塗装しブレーキホースも新品に交換して前後ブレーキのメンテナンス終了。

・・そして、フロントブレーキの効きが悪くなっていた原因へ、上の日記のブレーキメンテナンス時にパッドに黒くオイル染みがあったんです。

ブレーキパッドにオイルが付着するなんて悪質な悪戯かフォークのオイル漏れしか無いので覚悟を決めていたのですが・・案の定、左側がオイル漏れ。

・・まぁ、いずれはやらなくちゃならない所ですし・・って事でWebikeさんのセールに乗っかって純正部品を購入しフロントフォークのオーバーホールを実施、友人Hに以前教わっていたのを思い出しながらなんとか作業終了。

大丈夫かな?

フォークオイルの在庫整理も含めてG-7位の硬さにして適量注入、サービスマニュアルの数値に従って油面調整を実施後、友人Hから貰っていたスラストベアリング封入してみました、コレでセロー225のフロントフォークが最新版のバイクにも負けない性能を身につけたに違いない。

元々のシート生地の表面が滑りやすかったので格安のシート生地をお試し購入して貼り換え実施、これで大体の整備は終わったかな?

・・と甘い考えでテストを兼ねて山遊びへ向かったのですが・・・

リアサスが完全に終わっていました・・思い返せば前オーナーの時からかなり抜けぬけだったわ。

純正ショックのオーバーホールかリプレイス品を購入するか悩んでいた時に友人Y氏がYSS製のリアショックを使用していたことを思い出し試乗をお願いしました。

試乗した結果、YYSにしようと決めて購入後Y氏のセッティングをベースに各部を微調整して装着完了。

後日、再び仲間と一緒にテストとダメ出しを兼ねて実践投入。

危惧していたトラブルは私のセローに発生する事は無く(トラブルが無かったとは言っていない)、微調整したリアショックも私の乗り方には丁度良い感じで超絶楽しい山遊びになりました(友人Sを除く・・)。

前オーナーから譲り受ける特に言われた『このセローで思いっきり楽しんでください』との言葉を実行できるように手を掛けながら良い状態を維持して行きますよ。