杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「川越街道／2泊3日 信州･甲州ツーリング No.1（改訂版）」

1日目 碓氷峠を越え軽井沢へ

まずは パンとコーヒーで軽い朝食、

そしてシートバッグに お泊まりグッズと タブレットPCを詰め込みます。

もう10月末なのに陽気もいいし、絶好のツーリング日和となりました。

でも、山はかなりの冷え込みらしいので、皮のツナギにウインタージャケットを着用し準備完了、

妻は まだ夢の中、そっと家を出ます。

では、駐車場でバイクに荷物を積み、午前7時半 軽井沢へ向け出発です。

走り出して数分で東関道、高速道路で難関の都内はスルーします。

今日は日曜日、東関道はトラックが走っていないので流れは順調です。

高野(こうや)JCTからは 今年開通した外環道を走ります。

首都高 中央環状線を走らずに済むので、都内を楽に抜けられるようになりました。

そして東京に着くと青空が広がり、素晴らしい天気に、

これは気分も上々、一気に走り関越道に入りました。

まだ早い時間帯なので、流れに乗って 100km/hでクルージング、

所沢を過ぎると最初のパーキングエリア 三好で一休みします。

二輪の駐車スペースは少なく、バイクが溢れている。

これから急に寒くなるので、皆さんも今年最後のツーリングかも、

では、ここでコーヒータイムにします。

家を出てずっと走り続けたので、腕と首筋が痛くてたまらない!

今日は休日、館内は行楽客でいっぱいなので、空きスペースを探してしばし休憩です。

そして関越道本線に戻り、北へと走ります。

この辺りに来ると、高い建物はなく見晴らしが良く気分爽快、

左手は「秩父山地」、最高峰は北奥千丈岳(標高2601m)です。

そこにある大弛峠(おおだるみとうげ)は、何んと2360m ほぼ山頂付近にあります。

志賀草津道路の渋峠(2172m)を はるかに凌ぐ天空の峠です。

行ったのは10年前、曇りで残念な景色だったので いつかリベンジするつもりです。

埼玉の山並みを眺めつつ20kmほど走ると、高坂(たかさか)SAの看板が見えてきました。

では 急ぎ旅でもないので立ち寄ります。

ところが駐車場は満車状態、仕方がない 店舗前のスペースに停めます。

すると、ドカドカとハーレーサウンドが聞こえてきた。

そして私の隣に停めると ヘルメットを脱きました。

なんと二人ともスリムで若い女性、しかも同じバイクです。

無骨な機械も、美人さんが乗ると芸術品に見えるから不思議、

フードコーナーで、地図を広げ軽井沢へのコースを検討します。

もう都心は抜けたので、この先からは一般道をのんびり走ることにしました。

難所の碓氷峠越えだが、久しぶりに旧道を走ってみることにします。

レストラン前を通ると、カレーの写真が!

「ヤングマンカレー」とは、これまたネーミングがいい、

唐揚げとスパゲティーが一度に楽しめると書いてある。

しかも「売れてます」とまで、つい誘惑に負け早速オーダー、

スパイスの効いたカレーに、ふわふわオムレツも付いて満足の一品でした。

高坂SAを出て少し走ると、東松山ICです。

この先は郊外、空いているので 県道と国道を走ります。

しかし、気温が上がり暑くてたまらない、路肩にバイクを止めインナーを脱ぎます。

これで風通しが良くなり、快適に走れます。

辺りは民家と果樹園などが広がり、のどかな風景が続いています。

ここは並木道、信号も少なく快走路 高速道路は必要ないほどです。

その先は野菜畑、その奥は稲がたわわに実り収穫の秋を感じます。

もう10月末なのに まだ稲刈り前とは、この辺りは山の麓なので寒いのかも、

田んぼの背後には山並みが見えます。

方角からすると、どうやら秩父山地のようです。

とても いい景色なので、バイクを止めコーヒータイムにします。

嵐山(らんざん)町からは、川越街道(254号線)を行きます。

そして小川町に入ると、バイパス道路が出来ている。

市街地を迂回するので、スピードも乗り 風を切って快走します。

この川越街道は、地域により呼び名が変わります。

富岡では「信州街道」、信州から富岡製糸場へ向かう道だったようです。

下仁田では「姫街道」、険しくないので、その昔 役人や女性が多く利用していた といいます。

そして藤岡市に近づくと、「道のオアシス 神川」があったので休憩にします。

のぼり旗には、「味自慢手打ちそば」と、書かいてある。

どうやら、そばも埼玉県の特産品の一つらしい。

店舗内のポスターには、「新そばの季節がやってきました」と、大々的にアピールしている。

その能書き・・・「色よし味よし香りよし、つゆに浸しずずっと すすれば鼻に抜けるスッキリとした香り、しゃっきりとした喉越しは この時期ならでは」と、

ならば、ちょっと いただいてみよう、 ほんまや!

さて これからは碓氷峠を越え、軽井沢を目指します。

つづく