杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「つまごいパノラマライン／上州ソロツー No.5」

2日目の続き 嬬恋村へ

佐久平(長野県)のホテルを出発し、浅間サンラインで浅間高原を快走、

そして東御(とうみ)からは 東御嬬恋線で難関の地蔵峠に辿り着きました。

そこは湯ノ丸高原、立派なホテルとスキー場があるリゾート地です。

この峠は県境、長野県から群馬県に入りました。

下りはヘアピンカーブが連続する山岳ロード、路面は良好 リーンアウトで軽快に下ります。

そして5～6km走ると鹿沢高原、

ここのスキー場は、夏になるとゲレンデがユリの花でいっぱいになります。

色とりどりの花が咲き、多くの観光客で賑わいます。

そこからは一気に下ると、406号線・長野街道に交差、

ここから「つまごいパノラマライン」の北ルートは始まります。

更に直進すると、そこは広大な高原野菜の産地・嬬恋村、どこまでも続くキャベツ畑は圧巻です。

対向車は ほぼゼロ、高原の春風を浴びてバイクを走らせます。

だがここは農道、トラクターが優先です。

すると 前方の看板に「愛妻の丘」と書いてある。

ここは愛妻家の聖地、「愛妻の鐘」が鳴り響きます。

極め付きは「叫び台」、「愛しているよっ」て雄叫びが!

キャベツは嬬恋村の基幹産業、夏から秋にかけて出荷するキャベツの量は日本一だとか、

その先へと走ると、特殊な機械に乗り 何やら作業をしている。

肥料を与えているのか? 苗を植えているのか?

広大な農地でもあり、農業は大変な作業です。

キャベツ畑の中を更に走ると、山の麓に民家が見えて来ました。

嬬恋村は戦後、東京への野菜供給基地に指定され、開拓が始まったらしい。

当初は電気がなく、ランプで極寒のなか大変な労働であったという。

先人たちの苦労には 頭の下がる思いです。

山の麓まで開墾され、畝(うね)の模様が整然と並んでいる、まるで絵画の世界です。

この地はキャベツ栽培に適しているという。

土は浅間山の火山灰で水はけが良く、養分の多い黒土だとか、

夏でも涼しく栽培に適した気温、また朝晩の寒暖差が甘いキャベツを育むらしい。

それでは これからのルートを確認、

まずは万座温泉へ向かいたいので、つまごいパノラマラインを北上し、万座ハイウェイへ乗り入れることにします。

高原の景色の中 しばらくクルージング、すると万座ハイウェイとは立体交差だ。

何んと ここにはインターチェンジが無い。

仕方がない、麓へ戻り 万座鹿沢口が万座ハイウェイのスタート地点です。

それでは万座ハイウェイで万座温泉を目指します。

その後は志賀草津道路を走り、雪の回廊から渋峠へ そして草津温泉で1泊します。

つづく