杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「神流湖/北信濃ツーリング No.3」

1日目の続き 定峰峠を越え 上野村へ

それでは、ふれあい牧場を出発し「定峰峠」へ向かいます。

急坂を下ると そこは県道11号線、ここからは なだらかな登り坂が続きます。

しばらく走ると、勾配が増しコーナーが次々と現れてきました。

道幅は広くはないが路面はまずまず、車体を倒しこみ一気に登ります。

そして頂上に到着、ここは標高620mの「定峰峠」 吹く風も涼しい!

そこに佇むは小さな「峠の茶屋」、天然水のコーヒーで一息つきます。

次は神流湖(かんなこ)を目指します。

下りカーブを軽快にコーナリング、そして荒川沿いに走ると ライン下りで人気の長瀞(ながとろ)です。

ここからは県道13号線で またまた峠越えです。

対向車はほとんど無し、整備された道路は気持ちよく走れます。

そして「杉ノ峠」を越えると、神泉橋に差しかがりました。

下を流れるは神流川(かんながわ)、水の色が綺麗なので バイクを止め写真を一枚、

上流は長野県境の三国山、下流は神流湖から 利根川に合流しています。

神流川は清流、ヤマメやイワナが生息しているという。

釣りは有料なので、「自動つり券販売機」が設置されています。

神流川沿いに走ると 湖畔に出ました。

これが「神流湖」、青い水をたたえ じつに美しい湖です。

これは「下久保ダム」建設により出来た人造湖、首都圏の重要な水瓶になっているとか、

利根川水系のダムでは第2位の規模を誇っているという、因みに第1位は群馬県の「矢木沢ダム」です。

それでは本日最大の難関・十石峠(じっこくとうげ)へ向かいます。

神流湖を過ぎると川幅は狭くなり石の河原に、いよいよ秘境ムードに変わりました。

これから山道へ入るので、ガソリンを満タンにします。

峠道は通行止めが気になるので、店主に聞いてみました。

「特に聞いてないですね、大丈夫だと思いますよ」という。

これで ひと安心、では「軽井沢」を目指し出発です。

走るは十石街道(462号線)、山の中なのに立派な道路が続いています。

対向車も少なく快適、川風を浴びながらバイクゆっくり走らせました。

景色を眺めながらクルージングを続けると、「道の駅・上野」が見えて来た。

この先は長い峠道、まずは ここで休憩します。

ここは群馬の秘境、耕作地が少ないので林業が主な産業らしい。

川は清流、首都圏からも釣りや川遊びに来る観光客が多いといいます。

この道の駅は久しぶりだが 大分雰囲気が変わっている、リニューアルしたのかも、

休憩室の正面は大きな窓ガラス、若い二人が新緑と清流を眺めています。

邪魔したくないので、私は隅っこでコーヒータイムです。

時刻は午後4時、あまり ゆっくりしていられないので出発、

ここは山の谷間、行き交う車も少なく寂しいところです。

更に黒川に沿って十石街道を行くと、突然 通行止めの看板が、

こんな山奥まで来たのに、まさかの通行止めとは 何んてこった!

時刻はもう午後4時半 一瞬思考停止、さてどうしようか?

つづく