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チバアヒル(令和の馬笑)さん

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田子の浦ってどこのこと...(?へ?)

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♪キーンコーン♪カーンコーン♪

?⊂(゜∀゜)はい、じゃあ古文の時間の始まりよ♪

 

今回は、万葉歌人山部赤人の有名な短歌について、お勉強しましょうね(*^o^*)

 

高校の古文でおなじみ、万葉集にある“田子の浦ゆ…”で始まる有名な短歌です。♪

山部赤人は、私の地元出身(古代山辺郡)と言われてます。

生まれたと伝わる場所に塚もあり、近くのお寺には秘仏と伝わる山部赤人座像もあります。

藤原定家とともに「新古今和歌集」の編纂にあたった飛鳥井雅経を祖とする飛鳥井家の古文書『古今抄』にも「赤人は上総国山辺郡の人なり」と書かれていることから、赤人がこの地の出身者とするのが定説です。

当時は特別な人でないと姓はないので「やまべあかひと」と読むように、「やまべ」という場所に住む「あかひと」という人物という意味です。

山辺転じて山部と書くようになったのかもしれませんし、万葉集のころは今のように言葉と文字の整合がキチンとされておらず、またカタカナひらがなもまだ無い時代なので、大和言葉を漢字で書くのが普通でしたから、ある意味かなり大雑把でもありました。

山部赤人の塚から恒例の高滝湖の水上鳥居に立ち寄って、先に進みます。

天気は快晴♪

上総湊まで来ると、東京湾越しに富士山がすぐそこに見えました。(*^^*)

さて、『万葉集』(巻三 318)の原文では

 

山部宿祢赤人望不尽山歌一首 并短歌

 

天地之 分時従 神左備手 高貴寸 駿河有 布士能高嶺乎

天原 振放見者 度日之 陰毛隠比 照月乃 光毛不見 白雲母 伊去波伐加利

時自久曽 雪者落家留 語告 言継将往 不尽能高嶺者

 

田兒之浦従 打出而見者真白衣 不尽能高嶺尓 雪波零家留

 

これでは読めませんよね。

 

和文に直すと

山部宿爾赤人(やまべのすくねあかひと)の不尽山(ふじんのやま)を望(のぞ)める歌一首并せて短歌

天地(あめつち)の 分(わか)れし時ゆ 神(かむ)さびて 高く貴(たふと)き 駿河(するが)なる 布士(ふじ)の高嶺(たかね)を 天(あま)の原 振(ふ)り放(さ)け見れば 渡る日の 影(かげ)も隠(かく)らひ 照る月の 光も見えず 白雲(しらくも)も い行きはばかり 時じくそ 雪は降りける 語り継(つ)ぎ 言ひ継ぎ行かむ 不尽(ふじ)の高嶺(たかね)は

 

田子の浦ゆ うち出でてみれば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける

 

翻訳すると、

天地のはじめに分かれた時からずっと神々しくも高く貴い駿河の富士の高峰を、天遠く振り仰いで見れば、空を渡る日も富士の影に隠れ、照る月の光もさえぎられて見えず、白雲も行く手を阻まれ、時もなく雪は頂に降り続いている。富士の高嶺をこれから先も語り継ぎ、語り継ぎ行こう。

田子の浦を過ぎ、広い海にこぎ出でて眺めてみると、真白に、富士山の山頂に雪が降っていることよ。

 

田子の浦の短歌では、たいていの古文の挿絵にはこんな写真↑が載ってます。三保の松原か富士市田子の浦の写真です。

しかし、山部赤人は万葉集の中でも富士市田子の浦でこの歌を詠んだとは一言も言っていないのです。

後世の人が勝手に田子の浦はここしかないから、ここに違いないと決めつけているだけなのです。

鋸南町安房勝山駅に来ました。

 

異説として、和歌の田子の浦は、実はこの駅にほど近い、千葉県鋸南町ではないかと江戸時代から言われているのです。

江戸時代の国学者山口志道は、山部赤人の詠んだ田子の浦は、千葉県鋸南町にある岩井袋あたりが田子の浦にあたると明言しています。近くに今は廃れ使われない「田子」という地域名があるそうです。

この写真↑がちょうど鋸南町田子の浦あたりです。

 

少し詳しく解説すると...

(1)  田子とは田仕事をする人、すなわちお百姓さんのことで、馬飼いをする人のことを馬子と呼ぶのと同じであること。

(2)  実は全国に田子という地名は多く、田子に近い浜辺が“田子の浦”なので、田子の浦と言っても富士市の田子の浦には限らないこと。

(3)  山部赤人は、万葉歌人としては有名だが仕事の上では「上総小目」という下級役人であり、万葉集編者の大伴家持が上総国司として上総国(千葉県中部)に赴任したときにお供としてついてくる役どころであり、当時の古代東海道ルートからいっても、鋸南町の田子の浦は行きも帰りも必ず通る道筋に当たる。(この頃は海路が多用されている)

(4)  「田子の浦ゆ」の「ゆ」とは、通過点を示す奈良時代特有の助詞で、つまり田子の浦から視界の開けたところまで出てきて、真白く降り積もった雪をいただいた富士が目の前に現れた、という情景を表すものであること。

(5)  富士市田子の浦あたりは古代東海道の道伝いのなので木々や家々の間から富士が見えるのに対して、鋸南町田子の浦はさえぎるもののない東京湾越しの富士山がどんと見える。この「ゆ」の言葉の意味が一番生きるロケーションであること。

... 趣旨を要約するとそういうことらしいです。

 

ま、本当のところは、山辺赤人本人に聞かない限りわからないですけどね(^^;

 

山部赤人が千葉県生まれだとすると見慣れた東京湾越しの富士山を詠んだともいえるし、万葉集には赤人と同郷の防人の和歌も入っているので、その辺もあるのかも知れません。

 

田子の浦めぐりも終わり、古文もたっぷり学習したのでので、給食タイムです。(^^;

田子の浦近くの安房勝山で大盛り専科の住吉飯店でランチタイムにしました。♪

今回は五目そばですが、エビそば同様に、食べても食べても麺が出てきません...(^^;

何とか完食しましたが、この程度で手こずるようになって、私の胃袋も歳には勝てないようです。

ε=(∇ ̄ ) ゲプッ

 

さて、次はどんな古文を楽しみましょうかね♪

本日の走行距離 196km

消費ガソリン 3.08リットル

燃費 63.6km/リットル...ほぼカタログ値に近いのでびっくり(+o+)

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  • 千葉県
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コメント(全32件)

NINJA BAKAさん
僕が初めて覚えた百人一首は、この山部赤人の歌なんです。
田子の浦が千葉県だったなんて!でも、人物の背景や町の情景、時代を考えるとなるほど!と思いますよ。
また、今回もアカデミックなことを一つ知りました。
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
和歌や俳句は、言霊というか言葉としての美しさが最優先で、どこのことを詠んだのかは実はあまり重要でなかったりします。
そういう意味からすると、富士市の田子の浦でも鋸南町の田子の浦でも、どっちでも良いと山部赤人は思っていたのかもしれません(*^^*)
ちなみに百人一首では
“田子の浦に うち出でてみれば 白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ”
と微妙に違うんですよね。和歌の表現も流行り廃りがあるようで時代によって脚色改変はあたり前だったようです。
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ゴリフさん
山部赤人って奈良の人だと思ってました!
ある意味千葉県OBで一番のビッグネームでは

当時の房総なんて、文明のかけらもない蛮族の国だと思ってたのに・・・
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
富津や成田周辺に古墳が多いというのは、それだけ大和王権と結びついた豪族が多く、大和文化も相当浸透していたということなんでしょうね。(^.^)
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杉さん
こんばんは
田子の浦というとシラスで有名な田子の浦漁港がある駿河の国だと自分も勝手に解釈していましたよ。
それが千葉県なんですね。歴史的に千葉は頼朝さんがやって来たくらいでしたが、山部赤里さんもいらしたとはちょっと鼻が高いです!
知らないことばかりで勉強になりましたよ♪
  • (0)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
山部赤人の出身は、私の地元というのが有力らしいです。奈良の宇陀で没しているとのことです。
現代の私たちは、いつ・どこで・だれが...ということを気にしますが、芭蕉にして赤人にしても、和歌や俳句は、言霊というか言葉としての美しさが最優先で、具体的などこのことを詠んだのかは実はあまり重要でなかったりします。
なので、ことによると山部赤人は、富士市の田子の浦でも鋸南町の田子の浦でも、どっちでも良いと思っていたのかもしれません(^^;)
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matsuさん
どこの国の言葉だろう・・・。
全く読めなかった・・・。
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
...陰毛隠比...は私でも「陰毛を隠して」と読んでしまいます(^o^)
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
チバアヒルさん、どうも!
今朝は冷えたので富士山がよく見えましたね。
大宮からはこのくらいでした。 1669306367223M.jpg
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
前日の雨で富士山も冠雪して、空気もすっきりしてよく見えましたね、(*^^*)
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サジタリウスきなこさん
静岡の田子の浦ではないのか。。。。
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
...とは限らない...ということです。(^^;
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くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
ワンコさんと万葉の歌人を訪ねる旅、オサレですねー♪
それにしても、万葉の世界は奥深い…
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
万葉集も私もよく知らない部分が多いのですが、一番好きな歌は万葉集の初めにある2首目の舒明天皇のこの歌です。♪ニッポンていいなぁ~~~と歌っています。

大和には、群山あれど、とりよろふ、天の香具山登り立ち、国見をすれば、国原は、煙立ち立つ、海原は、鴎立ち立つ、うまし国ぞ、蜻蛉島、大和の国は
  • (1)
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たかぴーさん
こっちには田ノ浦ってところがありますが・・・子がなかった(笑)

〇〇浦は浜辺のことなんでしょうかね?
全国の〇〇浦を調査する旅とか面白そうです(笑)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
田ノ浦も田子の浦も意味はほとんど同じです。(^^)
日本は島国なので全国に○○浦は山ほどあります。
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おっぺけさん
最近テレビで俳句を詠む番組がありますね、
あの先生に褒めてもらえるような句が詠めたら最高でしょうね!

昔は今みたいに情報過多な時代では無かったので、この短い語句の中に
自然と様々な情景を埋め込むようになったんでしょうか?

この短歌のようなお洒落な句を詠んでみたいものです(^^♪
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
俳句や和歌は、少ない言葉に意味を濃縮する作業なので、たくさんの語彙をもっていないと美しく表現しつつ的確に意味が通じないので、本を沢山読んで日本語をもっと習得しないと先生に褒めてもらえませんね(^^;
本を読みたくても最近はローガンで辛いです(+o+)
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toshiさん
教養の無い野伏せりのような私には
異世界の呪文のように見えます(ノ∀`)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
万葉集は、芭蕉の俳句よりさらに1000年も前の時代の日本語なので、私も解説無くては全く読めません(^^;
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軽量化以上に体重が増えたさん
綺麗な景色だ(*'ω'*)
人工物が無い(*^。^*)
日本なのか?
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
房総半島も、南部に行くと万葉の景色そのままです。♪
ときどき大型タンカーや米空母が目の前を通ると、万葉の世界に浸っているとタイムスリップした気分になります。(^o^)
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さすらいのライダーさん
こんばんは!

その昔、漢字&仮名文字だけの「大日本国憲法」を読破したものですが、今ではサッパリな私(^◇^;)
学生時代は古文も得意だったんですが、何故、苦手になってしまったのだろう??
  • (0)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
漢字・カタカナは、「大日本帝国憲法」で、第1条大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス...からはじまりますね。(^^) 日本国憲法は漢字・ひらがなですから。
古文は、これって日本語?と思えるような今とは違う意味の言葉がでてきて、まさに「いとおかし」...
  • (0)
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ぎんペーさん
こんばんは(^^)
DAXですね~この時期の200kmは寒さで負けそうです。
今週末はいすみ鉄道キハ28-2346定期運行終了で周辺は混雑しそうですね。
  • (0)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
まだ千葉は暖かいので、秋ジャケットにウインドブレーカーを羽織っただけです。(^^)
いすみ鉄道のキハ28退役は撮り鉄が集まるだろうなぁ...
  • (0)
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パチ10(忍魂!!!!!! )さん
田子の浦って聞くと富士市のイメージがあるけれど(笑)
山部さんが詠んだ場所はココじゃなくて千葉で詠んだのね♪
綺麗な富士山見える場所が近所にあるならわざわざ駿河の国
まで見に行く必要も無いよね~(爆)

あっ、当時は車や電車も無いから行くのも大変ですかね・・・(汗)
  • (0)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
和歌や俳句は、言霊というか言葉としての美しさが最優先で、どこのことを詠んだのかは実はあまり重要でなかったりします。
そういう意味からすると、富士市の田子の浦でも鋸南町の田子の浦でも、どっちでも良いと山部赤人は思っていたのかもしれません(*^^*)
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ぷっちゃまんさん
海と富士山、絵になりますね。
そこへチョコッとダックスもいい感じです。
やっぱり富士は日本一です。
え?田子の浦....富士山の見えるとこ(≡≡;)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
この時期は、千葉からだと東京湾越しの富士山がよく見えますが、距離感としてはちと遠景です(^^;
海辺あるところ、○○浦という地名は多いので、ことによると静岡でも千葉でもなかったかもしれません。歴史ミステリ~~♪
  • (0)
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しまねっこさん
うぁ~富士山!綺麗ですな!
日本の心!癒されますな!
親子鷹目標です!
来年、静岡の兄さんは、定年退職するから、御祝いしに行くぞ!ついでに心の洗濯です。
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
親子鷹で富士山とは洒落てますね(*^^*)
我が家はここのところ親子鷹はしていませんが、親子で静岡の「さわやか」ハンバーグは食べに行ってます。機会があったらゼヒ♪ 1670073784844M.jpg
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