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decopeiさん
先月に途中で負傷・撤退を強いられたオンオフ二刀流トランポツーリングのやり直しです。
その時に傷めた左足は日に日に回復してはいるものの、1ヶ月以上経つというのにまだ若干の痛みがあります。日常生活にはほぼ支障ありませんが、飛んだり跳ねたり・・・というのは無理かも。バイクも無茶さえしなければツーリングなら問題なしということで、3連休を利用して夏の忘れものを取り戻しに行ってきました。
前回できなかったこと、やり残したことを先にということで、日程を逆にして全く出番が無かったバリオスの方を1日目に乗り、DTは2日目に出撃させます。
まずはハイエースでオンロードツーリングの拠点となる、愛媛県南宇和郡愛南町の紫電改展示館へ。高松からの所要時間は実に4時間、同じ四国でこの有様ですから、四国外からだと1泊くらいじゃとても足りませんね。このハードルの高さ具合がかえって四国南西部エリアをいい意味で特別な場所にしてくれているような気もします。県道からの入口に広大な駐車場があり、ここで降ろしたバリオスに乗って紫電改展示館へ。
展示されている大日本帝国海軍の戦闘機、紫電改がほぼ原形を留めたままの状態で近くの海中に沈んでいるのが発見され、引き揚げられたにニュースはリアルタイムで見た記憶があります。有難いことに観覧無料でした。
じっくりと紫電改や関連資料を見学した後は、県道34号を西へ走って高茂岬を目指します。途中までは対向2車線の気持ちいいワインディングですが、10分弱も走ると苔が生えて小さな落石が散らばる狭い1車線に変わります。こういう道はDTで走り慣れていることもありますし、バリオスもスイスイ曲がる軽快なハンドリングと意外に低速で粘り強いエンジン特性で得意だったりします。淡々と走ること15分から20分くらいでしょうか、何の予告もなくパッと視界が開けたと思ったら高茂岬でした。
私以外は誰もおらず、ひっそりと静まり返っています。道中が険しい割には綺麗で立派な駐車場が整備中で、歩いて岬の方へ行ってみると広場やベンチ、岬へ向かう遊歩道などやはり綺麗に整備され、とても美しい場所でした。キャンプしてもいいのかどうかは分かりませんが、昼は真っ青な海を、夕暮れ時には海に沈む夕陽を、夜は満天の星空を眺めながらまったり過ごしたい場所です。ただ残念ながら今回は薄曇りで、快晴なら真っ青な海や水平線が見られたはず。バイクにこだわらず、いつかまた「まったり」しに訪れたいなと思いました。
高茂岬からそのまま道なりに進むと県道300号に変わります。県道番号は違っても同じような狭い1車線で、しばらく走ると岬から下って漁港のある集落を通り、対向2車線になってまた少し登っているなあ、と思ったら、いつの間にか半島を1周回って元の紫電改展示館入口まで戻っていました。そのまま愛南市街から国道56号で宿毛市街を経由して国道321号、通称サニーロードへ。次の目的地はエメラルドグリーンの海に浮かんだ船の影が海の底に映り、まるで空中に浮いているように見える画像で知られる柏島です。
国道321号に復帰してしばらくは直線主体で交通量の少ない山の中を駆け抜けていきます。しばらく走り、太平洋沿いに出る頃からが国道321号のハイライト!海岸の奇岩や南国気分を盛り上げてくれる亜熱帯植物を眺めつつ、相変わらず交通量の少ないシーサイドワインディングを堪能。景色も走り応えもサイコー!いやあ、林道も楽しいけどオンロードツーリングも気持ちいいですね!
岬巡りの最後は定番の足摺岬。荒波が打ち付ける断崖絶壁の岬に立つ白い灯台は「これぞ岬!」という印象です。さすがにこれまでで一番の賑わいを見せており、多くの車やバイクが訪れていました。この頃になると天気も良くなっていて、海や空が青くて眺めも抜群!高茂岬や柏島も今なら綺麗なんだろうなあ。
そのまま四万十川の河口まで国道321号を走り、国道56号経由で紫電改展示館まで帰れるのですが、走りの楽しさを優先して来た道を逆戻りします。少し日が傾き始め、往路とは少し違って夏の終わりを感じさせるようなちょっぴりおセンチな雰囲気の中、ハイエースとDTが待つ紫電改展示館まで帰ってきたのはちょうど17時頃。ハイエースにバリオスを積み込み、1時間半ほどかけて宇和島市まで北上して、高知と県境の山中ある秡川温泉という小さな温泉を目指します。
当初の予定では秡川温泉の少し手前にある源池公園というところで泊まろうかな?と考えていて、ここでテントを張るか車中泊の準備を整えた後、バイクで温泉へ移動するつもりだったのですが、既にあたりが暗くなっていたので入口が見つけられず、そのままハイエースで秡川温泉までやってきました。
事前に調べていた情報通りとても小さな温泉で、男女の一般向けのほかに家族風呂が3棟あるのが特徴です。一般向けの入湯料は400円。アットホームな雰囲気でとても良心的なお値段です。
一般向けの男湯は私が入るのと入れ替わるようにおじいさんが出てこられたので貸し切り状態になりました。とはいっても洗い場は4人分、湯船も5人くらいしか入れない小ぢんまりしたお風呂で、かえって落ち着けました。泉質もいいらしいです。
お風呂を出ると辺りはほとんど真っ暗になっていました。源池公園は諦めて、県道4号を宿毛方面に少し走った先にある笹平キャンプ場へ向かいます。この時期のキャンプ場なので混雑しているかも?と当初は敬遠してしましたが、この状況で贅沢は言っていられません。
到着してみると周りは真っ暗闇。懐中電灯を片手に探索してみましたが誰も居ません。道路沿いの駐車場は10台以上は停められそうなくらい広々していて、洗面付きの綺麗なシャワートイレも完備されています。いいキャンプ場だと思うのにどうして?ともかくありがたい!さすがにこの真っ暗闇でテントを張る余裕はないので、ハイエースからDTとバリオスを降ろして車中泊します。
ハイエースの脇に椅子とテーブルを出し、カップラーメンで簡単に夕食。9月の中旬、しかも山奥の川沿いだというのに動くとすぐに汗が噴き出すくらい暑く、せっかく温泉でサッパリしたのにまた汗だくです。
2台積のためにベッド用の補助マットは降ろしていて、キャンプ用のコットをハイエースの中に置いて寝ることにします。汗がひくのを待ってハイエースの中に入りますが、やはり動くと汗をかいてしまうほど暑い!スマホで周辺の天気予報を確認してみると最低気温でも25℃あって、シュラフどころかTシャツ1丁でちょうどいいくらいです。いつも寝心地のいいベッドキットで寝ているせいかコットでの寝心地も今一つでなかなか寝付けず、2時間おきくらいに目が覚めるのを繰り返しながら朝を迎えました。
周囲が明るくなってから改めて笹平キャンプ場を見て回ると、人気がない理由がはっきり分かりました。上流の川沿いということもあって、大きな石を敷き詰めたりコンクリートで固められた場所しかなく、土や芝の地面は皆無なのでテント泊には絶望的に向いていません。さらにここを出た後、宿毛市街に向かって下り始めてすぐの場所に日平公園キャンプ場という車で乗り入れ可能な広々した芝生サイトの無料キャンプ場があり、そりゃあ絶対こっちにするわな、と納得。さすがに混雑というほどでもありませんがそれなりに賑わっていました。
朝食は前日にコンビニで買ってあったタマゴパンをバーナーで軽く炙り、インスタントカフェオレで流し込んで軽く済ませました。県道4号を南下して宿毛から国道321号に入り、昨日バリオスで通った際に下見してあった竜串の足摺海洋館向かいの駐車場へと移動。ここでDTを降ろして二刀流2日目のオフロード編が始まります。(つづく)
コメント(全4件)
暖か陽気の日は、シーサイドツーリングに限りますね(*^▽^*)
絶景ととてもコスパに優れる素晴らしいキャンプ場に出会えて、収穫の多い旅を満喫されましたねぇ!!
近年の降って沸いた一大キャンプブームによって、それまで無料〜数百円程度が主流だった北海道のキャンプ場も、久々に訪れてみると、一気に10倍或いはそれ以上の爆アゲになっていて、腰を抜かしました( ̄◇ ̄;)
人がやれば直ぐに真似してみたくなる日本人のサガで、ルールやマナーを無視した輩が大挙して押し寄せてゴミは撒き散らすわ設備は汚すわ壊すわで、対策にお金がかかるのだとは思いますが、昔からの利用者は困惑するばかりです(ーー;)
紫電改の博物館が無料なんて驚きました!!
発見から復元、そして展示までのスピードが驚くほど早く、私も是非一度はこの目で見てみたい博物館の筆頭です(*^▽^*)
バリオスの仕上がりも完璧で、調子も上々のようですね!!
どんどん走りに出かけて、素敵な思い出をたくさん作ってください.ねw