杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「魚沼スカイライン／越後路ツーリング NO.6 (改訂版)」

ここは山の頂上付近、尾根伝いに なだらかな道が続いている。

カーブを幾つか過ぎると 日陰があったので一休みします。

エンジンを止めると、「し~ん」としている。

風の音もしない、すると鳥の鳴き声が 「ホーホ ホケキョー」

雄大な景色の中、奴と二人っきりだ。

しばらく尾根を走ると、展望台の標識が出ていました。

それには「魚沼展望台」と書いてある。

魚沼スカイラインには展望台が5ヶ所も設けてあり、八海山や越後駒ヶ岳など新潟の山々が見渡せるといいます。

では早速 展望台へ登ってみます。

これは素晴らしい景色、曇ってしまい山は霞んでいるが 魚沼盆地が一望、

ここは南魚沼産コシヒカリの産地、区画された田んぼが見られます。

田んぼに接して民家が建ち並んでいる。雪深い環境の中、皆さん寄り添って暮らしているようだ。

晴れていたら素晴らしい写真が撮れたかも、

いよいよ 魚沼スカイラインも終盤、道巾が狭くなってきました。

ここは新緑と山並みが望め、山岳スーパー林道といった感じ、

とはいえ全舗装なので、ツーリングバイクでも問題なく走れます。

すると左手に、またまた凄い棚田が見えて来ました。

ここは山深いV字峡谷、その斜面を耕し田んぼにしている。これも大変な労力に違いない。

傍から見るには秘境の棚田といった感じ、農家の方には失礼だが、

その先に十日町展望台がありました。

駐車場には原付バイクが一台止まっている、ナンバーから地元のライダーです。

すると ここでもウグイスの鳴き声が聞こえる。今度は 2人と1羽で景色を堪能しました。

魚沼スカイラインの終点は253号線、下り坂のコーナーが続いています。

だが 良く整備されており、軽快に走ると六日町に到着です。

まず駅前へ行ってみると モダンな造りの駅舎、そこに「棟方志功アートステーション」と表示されている。

これは美術館かな 駅に併設されているとは珍しい、

棟方志功は青森の版画家、3年前 青森市にある彼の記念館へ行ったことがあります。

なのに 何んで新潟の六日町に?

聞くところによると、六日町の実業家が長年収集したもので、それを六日町に寄贈したらしい。

ここでは国内外の一級美術品を所蔵しているというので、見る価値ありそうです。

駅前にバイクを止め 一休み、すると店舗から若い男性が飛び出して来た。

携帯ショップの店長さんです。

「いやー 店の前にバイクが止まるのは 初めてで、ビックリしました!」と、

続けて「私もバイクに乗っています、千葉の習志野にいた頃は箱根へよく走りに行きましたよ・・・」と言う。

六日町にもライダーがいたとは嬉しいものです。彼から新潟の米や酒、見どころなどを教えてもらいました。

最後に「また新潟に遊びに来てください」と言う、次は紅葉の時期に訪れたいものです。

六日町も米どころ、ブランド米の「南魚沼産コシヒカリ」の発祥の地、

だが 温泉町でもあるようです。

昭和32年、天然ガスの試掘中に温泉が湧出、

国民保養温泉地の指定も受け、旅館や日帰り入浴施設などがあるといいます。

そして駅前通りの両側には、商店が建ち並んでいる。

その商店に沿って雁木(がんぎ)が続き 北国ならではの風景でした。

時刻は午後3時、それでは宿へ戻ることにします。

ここから走る17号線・三国街道は、越後の山々を望む絶景ロード、

そんな景色を眺めなから 群馬県の水上へとバイクを走らせます。

(訂正版につきコメ不要)

つづく