むすくさんのHONDA ダックス125 ツーリング日記 「ダックスおさんぽ　プロローグ　北埼玉プチツー編」

せっかくダックスを買ったので、ダックスおさんぽで埼玉を制覇することにしました。

埼玉とは

関東平野の中央に位置する、人口732万人(2024-2-1推計)の埼玉県。
なまえに「たま」がついててかわいい。
以前から「ださいたま」とか言われて東京都心を頂点としたヒエラルキーの底辺扱いされ、その有り様は映画化された(翔んで埼玉、翔んで埼玉2)。

(半分冗談です。念の為)

また、平成市町村合併では大宮・浦和等県庁所在地の合併にあたり合併後の市の名前が紆余曲折を経てあろうことか、ひらがなになってしまう。「さいたま市」の爆誕である。都心から17号を北上すると「さいたま」と幼稚園児にも埼玉の方角がわかるようになっている。親切。
「彩の国」だとかイメージアップさせようとしていたのに水の泡だ。

埼玉には海も無く、有名な観光資源も乏しい。かつて武蔵国の中心地である江戸の辺境地だった埼玉は江戸期には人口も少なかった。明治になったころの日本の都市ランキング47には埼玉の都市は1つも入っていない。前橋や宇都宮はランク入りしているのに。

埼玉は比較的最近になってから発展したエリアなのだ。明治期になぜ群馬南部および埼玉県北端に当時最先端の工場が作られたのかというと、国家主力産業である絹の生産がそのエリアで大規模に行われており、労働集約的生産拠点としても当時はその地域のポテンシャルが高かったのである。

魔夜峰央が言い出してから急に埼玉がださくなったのではなく、そう思われてしまう背景はたしかにあったのだ。

そんな埼玉だが、冒頭に述べたように現在では人口700万を超える県に発展した。人あるところに文化あり。これだけ人が住んでいるならばそれなりの文化は必ず、ある。埼玉民の多くは「埼玉?なにもないよ」と言う。ど派手な文化や観光資源はないかもしれないが、キラリと輝くものはゴロゴロと転がっているはずだ。この企画では、そんな埼玉の目立つことのなかった魅力に光をあてていく。