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憧れのスポーツカー・トヨタ博物館/北陸紀行 8

走行距離
192km

北陸・越後の旅、これまで静岡県から愛知県へと走り、名古屋はトヨタ博物館にやって来ました。

これまでクラシックカーと世界の名車を見学、これからは日本のスポーツカーを見てまわります(2023.11.17)

 

<写真=ホンダ S500のコクピット、ウッドステアリングと 走りを予感させる4連メーターが若者の心を掴みます>

S500/ホンダ 1964年(昭和39年)

水冷 直4 DOHC  531cc 44ps

 

日本初の本格的スポーツカー、市販車にレーシングマシンのDOHCエンジン・4キャブを搭載、

リッター当り83馬力という高性能エンジン、そのホンダサウンドにファンは痺れます。

 

かつて 本田 宗一郎さんは 日本の自動車産業を国際的に通用させるためには、レースによる育成が必要だという。

そこで スポーツカーの開発が始まります。

 

そして1962年、鈴鹿サーキットで開かれたホンダの総会で、

宗一郎さんは 開発責任者の中村氏を助手席に乗せ、真っ赤なスポーツカーで駆け抜けたという。

いよいよ レース界への挑戦は始まりました。

ダットサン フェアレディ SP310/ニッサン 1963年(昭和38年)

水冷 直4 OHV  1488cc SUツインキャブ 80ps

3人乗り(後席は横向きに1人)

 

自動車販売に影響を与えるのは性能、ニッサンも海外のラリーに参加し、耐久性・信頼性をアピールします。

レースは高性能を証明する絶好のチャンス、そこでロードレース用にフェアレディを開発、

 

ブルーバードのシャシへ セドリックのエンジンを搭載したものだというが、意外に重心は低かったようです。

第1回日本グランプリでは、ヨーロッパの名門メーカーを相手に悲願の優勝を果たします。

トヨタスポーツ 800/1965年(昭和40年)

空冷 水平対向 2気筒  OHV 790cc 45ps

 

パブリカセダンをベースに空気抵抗の少ないボデーへ改造した大衆向けスポーツカー、

パタパタパタと頼りない空冷2気筒エンジンだが、軽量化と空気抵抗を減らしたライトウェイトスポーツモデル(ヨタハチ)の誕生です。

 

ハイパワーを追求したホンダS600と ヨタハチは、レースでよきライバルとなります。

そこで 船橋サーキットで戦うことに、

浮谷藤次郎の巧みなドライビングテクニックで ヨタハチの勝利、空力の重要性を証明します。

 

そこで藤次郎はヨタハチに、ホンダS600のエンジンを積んで欲しいと、トヨタへ頼んだという。

この理想のマシンで、イギリスのレースに出ようというものだった。

 

この常識はずれの提案は、なかなか受けいれられません。

そんなある日、鈴鹿サーキットで練習走行をしていると、コーナーの先に人が歩いている。

 

藤次郎は咄嗟にハンドルを切り電柱に激突、帰らぬ人に、

理想のスポーツカーを追い求めた彼の夢は、実現不可能になってしまったということです。

コスモ スポーツ L10B/マツダ 1969年(昭和44年)

水冷 2ローター 491cc×2  128ps  

 

日本初のロータリーエンジン搭載車、UFOを連想させる未来志向のスタイルで華々しく登場、

ロータリーエンジンはドイツで考案、そこでマツダは技術提携を結び 実用化に成功します。

幾多の困難を乗り越え、これは まさに快挙です。

 

その後 サバンナなどにも搭載し レースに参加、ロータリーパワーで大活躍します。

1972年には寺田陽次郎がドライブするサバンナで、スカイラインGT-Rの連勝をストップさせ、見事 王者に君臨 します。

 

画期的なエンジンだったが、やはり燃費や耐久性、そして排ガス規制などの問題で衰退してしまった。

一度 乗ってみたかったのに 残念!

フェアレディZ 432/ニッサン 1970年(昭和45年)

水冷 直6 DOHC  ソレックス3連キャブ 1989cc  160ps

 

北米市場向けに開発されたスポーツカー、ところが日本国内でも大ヒットします。

フォルムもカッコいい ロングノーズにショートデッキのクーペスタイルです。

 

当時 知人が所有していたのは 直6 SOHCのL型エンジン、

ある日 運転してみると、軽快に吹き上がり エンジン音にも惚れてしまった。

 

また、ポルシェタイプのミッションは 独特のフィーリング、

滑らかな加速はトヨタのM型とは月とスッポン、さすが技術の日産です。

 

レクサス LFA/トヨタ 2009年/平成21年

水冷 V10 DOHC  4805cc 560ps

 

世界超一級レベルのスポーツカーを造ろうと開発が始まったという。

そして完成したのが、レーシングカーと同様のカーボンモノコックシャシを採用した2シーター スーパーカー、

 

560馬力という圧倒的なパワーと LFAエンジンサウンド、そして世界超一級レベルの運動性能で 陶酔の境地へ誘うというトヨタの自信作です。

世界限定500台、開発費は莫大で 3750万円だが それでも赤字だという。

NSX NA1/ホンダ 1991年(平成3年)

水冷 V6 DOHC  2977cc 280ps

 

「世界に通用するホンダの顔を持ちたい」と いうことで開発された車、

量産車として世界初のオールアルミボデーを採用し、大幅な軽量化を図ったミッドシップスポーツカーの登場です。

 

日本でも欧米に対抗できるスーパーカーが誕生したと評判になりました。

リッター94馬力と驚異的、因みにフェアレディZ 432でさえ80馬力だから、まさに圧倒的パワー、

当然 800万円と高額、一般庶民には高嶺の花でした。

ベレット 1600GT 2ドア クーペ/いすゞ 1966年(昭和41年)

水冷 直4 OHV  SUツインキャブ  1579cc 88ps

 

愛称は「ペレG」、当時としては洗練されたスポーティーなスタイルが人気に、

ルーフ中央のラジオアンテナも斬新的、フェンダーミラーもタルボ型でカッコいい!

 

自分は中学3年生、学校の駐車場で魅力あるベレGを見て スポーツカーの素晴らしさに心奪われます。

これぞ 自分の歩む道、卒業したら車関係の仕事をするんだと 決意したものです。

セリカ 1600GT/トヨタ 1970年(昭和45年)

水冷 直4 DOHC(2TG)  ソレックス ツインキャブ 1588cc 115ps

 

エンジン・ミッション・内装などを選べるスペシャリティーカーです。

小型車だがロングノーズ・ショートデッキスタイルで自分もお気に入り、

乗っていたのは1600STで OHV(2TB)ツーバレル ツインキャブ車だが、軽快に吹き上がる傑作エンジンでした。

 

今回紹介出来たのは ほんの一部、ほかに お宝的車両が満載です。

誰もが感動する車の博物館、機会がございましたら是非ご覧になって下さい。

 

それでは 難関の鈴鹿山脈を越え、滋賀県は琵琶湖を目指します。

つづく

コメント(全8件)

チバアヒル(令和の馬笑)さん
この日記になって、ようやく私もよく知っている、あるいは運転したことのある車が出てきました。♪
フェアレディ SP310は、友達が持っていて私も運転しましたが、ハンドルくそ重い、クラッチは足かつりそうなくらい重い、アクセルも渋くて加減しずらい、ブレーキはマスターバックが無いので止まらない、圧縮比が高くてハイオク入れててもノッキングの嵐、ギヤ比が高くて50km/hで3速までしか使えない...じゃじゃ馬でした。
その時自分が持っていたセリカ1600ST(杉さんと同じモデル?)とは別次元のクルマでした。その点、セリカはとても運転しやすかった(^^)
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けんちゃんさん
おはよう御座います
杉さん
セリカ1600は、親戚のおじさんが乗ってましたよ、他にも沢山
目移りする名車が有ったでしょうね?、その中で、レクサスやNSX最先端スポーツカーも、僕もトヨタ博物館行って見たいです!心の中で、絶叫ですね(笑)
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杉さん
チバアヒルさん おはようございます
SP310は運転したことはないのですが知人が乗っていて低いボデーと迫力あるエンジン音でスポーツカーの虜になってしまいました。
セリカはチバアヒルさんと同じSTでしたよ。斬新なスタイルも気に入り各地をドライブした思い出の一台です。
子供のころ親が所有していたのはプリンスのトラック、庭で動かして遊んでいましたがシンクロが無いのでギヤ鳴りしてギヤチェンジも熟練の技術が必要でしたね。
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杉さん
けんちゃんさん おはようございます
当時は個性的な車ばかりで多くの人が注目していましたね。
特に性能が重要視されカタログに最高速度が記載され車選びの参考にされていたようでよ。
近年は環境重視、分かってはいるがワクワク感がないので昔ほど興味は薄れてしまいました。
ところがトヨタの博物館へ行ってみると当時の熱気が甦りましよ。
やはり車はカッコ良さとパワー、まだまだ夢があると感じましたよ、けんちゃんさんも是非お立ち寄りください、楽しめること請け合いです♪
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ゴリフさん
うちの親父はリフトバックの2000GTに乗ってました。
昔は車といえばシートを倒して後ろに乗り込むものでしたが、
今や4ドアどころかスライドドアが当たり前になってしまいましたね。

巷でミニバンが流行り始めた当時、バイト先の子が
アストロやサバーバンは買えないから中古のラルゴが欲しいと言ってて、都会の若者にはあんな送迎バスみたいな車がかっこよく見えるんだそうですが、歳が2、3年違うだけでこうも価値観が変わるのかと驚いた記憶があります。
今の車の主流も元をたどれば若者の思うかっこいい車なんですよね。
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有馬 仙さん
トヨタ博物館には「世界のクルマの進化と文化をたどる博物館」というだけあって
トヨタ以外の車も展示しているのですね
行きたいところリストに追加させていただきます(^^)
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杉さん
ゴリフさん どうも
リフトバックの2000GTとは若々しいですね、当時はセダンからリフトバックやファーストバックなどスポーティーなレジャーカーが続々誕生しましたものね。
その次はスピードより仲間と一緒に楽しく走れるミニバンに、おっしゃる通り若者の動向が車の社会を変えていくようですね。
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杉さん
有馬さん どうも
そうなんです、自分も初めて立ち寄ってみたのですが想像以上のコレクションで充実したミュージアムでしたよ。
有馬さんが若かりし日に憧れた車に出合えるかもしれませんよ。
かなり距離がありますがけっこう楽しめますので是非ご覧になってください。
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