杉さんのツーリング日記 「義経岩・雨晴海岸/北陸紀行 22」

氷見市の番屋街で昼食後、時間もあるので景色のいい「雨晴海岸」へ向かうことにしました。

まずは北の橋で上庄川を渡ると、そこは氷見の商店街、

今日は日曜日、多くの買い物客で賑わっているかと思っていたが、ご覧の通り人影は全く無し、

これじゃ 商売にならないのか シャッター街で危機的状況、何んとか立ち上がって欲しいものです。

そしてナビに誘導され走っていると、氷見港と立山連峰が見えてきた。

氷見の商店街とは違い開放的、いつまでも見ていたい富山の風景です。

番屋街から約10kmほど走ると、前方に妙な建物が見えて来ました。

これは道の駅・雨晴、正面に富山湾を望む絶景スポットでもあります。

館内には カフェと展望デッキがあり、多くの観光客で賑わっていました。

道の駅の前はJR西日本の氷見線、

これは絶景列車に違いない、いつか駅弁を買って 鉄道旅をしてみたくなります。

そして線路を渡って雨晴海岸へ行くと、神社らしきものがある。

鳥居に「義経社」とある。

これは源義経が幕府に追われ 奥州へ落ちのびるとき、ここで雨宿りしたという伝承から建てられたという。

義経さんは 歌舞伎や人形浄瑠璃にも登場するという悲劇のヒーロー、

この地では、神として崇めているのかな?

海岸へ出ると「義経岩」がありました。

柱のような大きな岩と、その上に屋根のような岩が乗っている。

これは自然に出来たとは思えない不思議な岩です。

これが岩の内部、天井の岩は弁慶が 義経のために持ち上げたものだとか、

何んとも上手く出来ている、義経一行はここで暫く雨宿りをしたのでしょう。

弁慶さんは義経の美しい姿に惚れ、家来になったとか、

従順な弁慶さん、男同士の愛さえ感じさせます。

富山湾越しに、女岩(めいわ)と立山連峰が聳え、これは富山県を代表する景色だとか、

また、道の駅の人によると、この岩の周りに小さな岩がたくさんあり、母親のようだということで「女岩」と呼ばれているという。

3000m級の立山連峰と女岩、見事な景色です。

女岩から約800mほど離れたところに「男岩」もある。

女岩より約2倍ほどの大きさ、男らしいお姿です。

さて 時刻は午後3時、宿へ戻ります。

この時期は荒れた日が多いというが、今日は青空も見られラッキーな一日でした。

ではエンジンスタート、来た道を戻るとスーパーマーケットを発見、

すると妻が「止めて!」と叫ぶ、何やら 果物や日用品を買うという。

車の中でしばらく待つも、帰って来ない どうしたんだろう?

行ってみると入念に品定め、どれも同じだと思うが そうではないらしい。

そして雨晴海岸から約35km、ようやく能登千里浜の宿に戻って来ました。

今日の夕食は気張ってカニ会席、茹で蟹・焼き蟹・蟹すき鍋など豪勢(HPより)、

だが一番は蟹雑炊、貧乏性の自分です(本日 87km)

明日もこの宿に連泊し、奥能登・輪島の伝統工芸と文化に触れてみます。

つづく