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decopeiさん

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  2023年07月09日

IRC GP-610のファーストインプレッション

■車種名
YAMAHA DT200WR
■Myバイク
DT
■難易度
初級

GWの四国カルスト遠征でDTのリアタイヤの摩耗が気になっていたので先日交換しました。今回使用した銘柄はいつものダンロップD605ではなく、最近登場して気になっていたIRCのGP-610です。

 

単純に新製品に興味があったのと、舗装路での快適性やライフ、そして価格も総合して考えると、オンオフ中間的なキャラクターのD605はとてもいいタイヤで特に不満もありませんでしたが、最近バリオスを買ったので舗装路の楽しみはそちらに任せて、DTはもう少しオフ寄りのタイヤにしてもいいかな?と思ったのが選んだ理由です。

 

注文してみて最初に気付いたのは思っていたより価格が安い!新製品ながらD605より安価で、前後で送料込み15000円弱でした。フロントのD605はまだ7分山くらい残っていましたが、せっかくなので前後同時に交換、外したフロントタイヤは保管しておきます。

 

届いた現物を初めて見た印象は、オフ重視ではありますが特にフロントのパターンはMXやEDタイヤみたいな小さく尖ったブロック形状ではなく、トレールタイヤらしく個々のブロックが高さの割に面積が大きめの平べったい形。その代わりに間隔を離して配置されているので泥が詰まりにくそうですし、舗装路でのブレーキングに対してもブロックが撓んで腰砕けになる心配もなさそう。

 

リアも今まで愛用していたD605と比べて個々のブロックの大きさ/高さは大差ないものの、離れ気味に配置されているという点ではダンロップのオフ重視タイプであるD603に近い印象です。

 

新品であることや気温が高い時期であることを考慮してもビードやサイドウォール、というかタイヤ全体が柔らかいため、交換は非常に楽な部類でした。このあたりもトレールタイヤらしいと感じます。あと、軽点のマークが見当たらなかったので適当に組んだのですが(回転方向の指定はあります)、メーカーによって表示のしかたが違うのかな?

交換後、早速試乗に繰り出します。一番近い林道猪の鼻線は短い中にもニュルニュルの湿った泥やガレ気味の区間など色々な条件が凝縮されていますし、林道山脇線と琴南財田線はカチカチに踏み固められたフラット路がメイン。D605では何度となく走っているのでインプレにはうってつけです。

 

その林道までの道中で印象的だったのが舗装路での倒しこみの軽さ。元々オフ車の倒しこみなんて軽くて当たり前なのですが、「おっ、軽い!」とわかるほどです。後になってIRCの紹介ページを見ると「ONでは倒しこみ時の快適性を追求」と書いてありました。オフ重視のトレールタイヤにONでの倒しこみの快適性を求める人って居るのかなあ?とツッコミながらも、わざわざ書くだけのことはあると思いました。

 

もう一つONで印象的なのは、うなり音やゴロゴロ感、振動などを全く感じなかった点。オフ重視を謳っているので多少なりともオフタイヤらしい挙動を予想していたのが、いい意味で裏切られた形です。ブレーキングやコーナーリングも同様。オフ重視とは思えない安定感・安心感で、D605と比較しても遜色ないのには感心しました。オフ重視だからといって、オンを軽視しているわけではないところが好印象です。

 

肝心の林道走行では当たり前ながら摩耗したD605より遥かにグリップが良く、新品同士で比べても1枚、いや1.5枚上手という感じ。D603も新品時はそんな印象だったと記憶しています。しかし、D603は非常に、いや異常に摩耗が早く、数回林道を走っただけで「もうこんなに減ったの?!」と驚くほどブロックが減っていき、舗装路も含めて1000kmも走ると交換したくなるほど。オイシイのは最初の一瞬だけで、その点ではD605のほうが初期のグリップこそ敵わないものの、何度か走ると急速に劣化したD603と逆転してしまうような気がして長年D605を愛用していました。

 

林道猪の鼻線ではコーナーリング時のフロントの安定感、加速時のトラクションの良さを実感して林道山脇線へ向かいます。しばらく走っていないうちに山脇線もいい感じに荒れてきており、雨裂を避けながら楽しく登れました。

山脇線を登りきって琴南財田線に突き当ると、以前まで工事中で通れなかった左折方向へ行けるようになっていたので早速走ってみます。

 

出来立ての道なのでカチカチに固められた超フラット路。ここでも新品のGP-610は頼りになります。クネクネと曲がったり、小さなアップダウンを何度か繰り返すと行き止まりになっていたので、そのまま引き返して琴南財田線を猪の鼻峠方面へ抜けました。

 

帰りの道中でアジサイをバックに写真撮影。再度ワインディングでの感触を確かめながら帰宅し、リアタイヤの状態を観察してみると・・・結構摩耗してる?!さすがにブロックの角が取れるくらいは覚悟してましたが、思った以上に丸くなっているような気がします。ちなみに今回の走行距離はダート10km、舗装路70km程度。もしかしてお前もD603と同じパターンで短命なのか?!

 

動画 https://youtu.be/qZJin_AOdxw

 

そのあたりはこれから使っていくうちに嫌でもはっきりするでしょう。とりあえずはファーストインプレッションでした。

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コメント(全6件)

普通にケイさんでさん
オフ車には正方形のブロックパターンが良く似合いますね。
でも、ライフの短さ凄いですよねぇ。
今、横浜タイヤの海外版?の異形の長方形のブロックパターン履いてますがどことなくトラクションが掛からないような。
今の履き潰したらIRCに戻そうかな。
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decopeiさん
>普通にケイさんでさん

ヨコハマというとシンコーですかね?シンコーもなにげにオフロードに力を入れてくれているメーカーなので興味があります。ただ、IRCさんはレアサイズでほぼ専用とも言えるトリッカー向けに色々なタイプのタイヤをラインナップしてくれるほどの変態ぶり・・・じゃなかった、力の入れようなので、すっかりファンになってしまいました。

このGP-610の次はオンロード寄りのGP-410も試してみたいのですが、いかんせん乗車頻度が少ないものでいつになることやら(笑)。
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ナカさん
動画はGP-610のインプレ+プロモーションで、ポチるライダーがきっといます。
私的には、猪鼻線、山脇線のヘアピンをくるんと回る場面に魅了されます。ヘアピンのイメージにします
  • (1)
  • 返信
decopeiさん
>ナカさん

猪の鼻線も山脇線も今くらいの荒れ方が私にはちょうどいい感じで楽しかったです。私自身もGP-610のことが気になって色々検索した身なので誰かの参考になれば嬉しいのですが、皆さんが一番関心のあるライフが判明するにはしばらくかかってしまいそうです。
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さすらいのライダーさん
こんばんは!

ダンロップは高くなったので、近年は殆ど手を出さなくなりました(ブリヂストンはもっと高い!)ねぇ…
しかし、昔は常用しておりました。603は、オフロードグリップが中々良く、トレールタイヤとしては満足のいく性能でしたが、いかんせん寿命が短過ぎ!!たったの三千キロしか持ちません(T . T)
605は、2倍のライフを誇りますが、オフロード性能に大いに不満が有りました。
ミシュランのT63がオンロード、オフロード共に満足の行く性能で、それで脅威的にライフが長く、オマケに値段も安いと言う夢のようなタイヤでした!! オフ車にはこのタイヤを常用して来ましたが、アナキーワイルドにモデルチェンジしてしまい、これがオフロード性能ガタ落ちで、ライフも短かくなり、値段も高くなって、非常に残念ですorz

今回出たIRCは、随分と良いようですね(*^▽^*)
私はアプリリアのフロントに装着しているのですが、まだ走って居ないので、林道でデビューするのが楽しみです\(^-^)/
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decopeiさん
>さすらいのライダーさん

まあ、新品はグリップが良くて当然のところがありますが、思いのほかオンロード性能が良かったのが印象的です。

ただ、ライフはあんまり期待し過ぎないほうがいいかな?1回の走行で結構摩耗しているように見えました。

もうちょっと使い込んで再度レポートしたいのですがいかんせん乗車頻度が少ないので、そういう意味では「長持ち」しそうです(笑)。
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