杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「佐倉ふるさと広場／北総ツーリング No.1」

ツーリング当日、予報では晴れといっていたが 曇っているではないか!

また予報をミスったのか? 出端を挫かれた気分です。

サラリーマンなら 再発防止の始末書問題、自分も何枚か書いたが(^^;

でも これ以上待っていると 花は終わってしまうので、不本意ながら ツーリングを決行することにしました。

外へ出ると、ソメイヨシノは葉桜だが、替わってサツキが満開を迎えました。

北総には「雲井岬つつじ公園」がある。

そこは行ったこと無いが 綺麗な花が見られるかも、ということで立ち寄ってみることにしました。

朝の気温は12度、これはウインタージャケットにしようか? 悩むところです。

でも日中は18℃の予想、そこで春用ジャケットに重ね着、そして一応 インナーもシートバッグに詰め込みました。

それでは佐倉を目指し出発、

市内は通勤ラッシュで渋滞するので、午前7時半と早い時間帯です。

ところが 2～3キロ行くと、長い渋滞が発生している。

そこは穴川ICが近いので、京葉道路から東関道へ乗り継ぎ、四街道ICまで高速でスルーします。

そこからは住宅地をしばらく走ると、佐倉の町に入りました。

そこは広大な田んぼが広がる米の一大産地です。

そんなのどかな農村風景の中、京成本線は走っています。

そして次にやって来たのが「スカイライナー」、

ノーズが低く伸びカッコいい、しかも在来線なのに時速160kmは 京成電鉄のスーパースターです。

そこから「佐倉ふるさと広場」は見えます。

売店の前はサツキが満開、とても華やかな雰囲気です。

だが、「チューリップフェスタ」は昨日で終わったと、

例年 4月下旬まで見ごろだが、今年は温暖で開花も早かったようです。

無残にも花は刈り取られ見る陰もない、やはり来るのが遅かった。

でも 通路側には「ネモフィラ」が咲いていました。

これは せめてもの慰めです。

花言葉はいくつかあるらしいが、「あなたを許す」というのもあるという。

ギリシャ神話によると、

ある男が「ネモフィラ」という女性に恋をしたと、

彼は、「その女性と結婚できるなら 死んでもいい」と神に誓います。

すると、神はそれ聞き入れ、2人は結婚したが その男は死んでしまった。

ネモフィラは、冥界へ行き「夫に会わせて欲しい」と泣き続けます。

哀れに思った神は、彼女を一輪の青い花に変えてしまいました。

どうやら花となって、冥界の入口で咲き続ける「あなたを許す」ということらしい。

そのほか、パンジーも 少しばかりだが 植えられている。

その前方は 花びらをもぎ取られてしまった哀れなチューリップ、

だが これからは太陽の象徴・ヒマワリへバトンタッチ、

夏には多くの客で 賑わいを取り戻すことでしょう。

それでは エンジンスタート、

向かうは水郷・佐原、そこには「山車会館」があるというので、立ち寄ってみることにしました。

走るは成田街道・51号線、

走り出すと、間もなく佐倉市から 酒々井町(しすいまち)に入りました。

すると、街路樹に「サツキ」が植えられている。

ちょうど見頃を迎え、白・ピンク・赤とカラフルで美しい景観、ドライバーの心を癒していることでしょう。

聞くところによると、サツキは車の排気ガスも浄化するというから、一石二鳥です。

そして成田からは、「佐原街道」と名称が変わりました。

ここからは民家も少なくなり 郊外の雰囲気です。

交通量も少なく軽快にクルージング、

そして佐原の市街地を走っていると、「山車会館」に到着しました。

広場があったので入ってみると、そこは神社の境内、

では、ちょっと拝借してバイクを停めさせてもらいます。

そこは「八坂神社」、平穏に暮らせる感謝から参拝、

かつての名称は「祇園社」、 祇園精舎の守護神(仏教)が 祀られていたとか、

祇園精舎は、お釈迦様が仏教の説法を行った場所らしい。

ところが 明治になると、新政府はキリスト教のように「神道」で 国民を統合しようと考えたと、

そこで 仏教の「祇園社」を 神道の「八坂神社」へと、改名を強制したらしい。

だが、手水舎の水は無く 参拝者の姿も無い、寂れた感じでした。

境内に何やら建物がある、これが目的の「山車会館」でした。

ところが月曜日は休館日、これは残念 またの機会に立ち寄ってみます。

それでは 水郷の町をもう少し散策してから、魚の町・銚子へ向かいます。

つづく