杉さんのツーリング日記 「蕎麦&イトザクラ／春の山梨 No.4」

菜の花の小路を行くと 間もなく正面に本堂が、だが桜に覆われ見えないほど、

何んということだ、桜は想像以上で圧巻の庭園です。

看板には「天然記念物・イトザクラ」と書いてある。

どうやら エドヒガン桜の一種で 樹齢は300年という見事なものです。

桜は古風な寺にも よく似合う、

このピンク色で美しいイトザクラを 写真に収めようと、おばさんたちも天を仰ぎ撮影、首が痛くなってしまう。

ここまでは細い道なので 観光バスは来られない穴場的スポット、静かに里の春が楽しめます。

では草餅でお茶を一杯、もう何も言うことありません。

それでは慈雲寺を あとにします。

走るはフルーツライン、桃やブドウなど果樹園の中を走る広域農道です。

眼下に塩山の町並みも見られ、快適なドライブが楽しめます。

その先は無料の西関東道路で市街地をスルー、

バイパス道路だが まるで高速道路並み、あっという間に石和に到着です。

それでは 駅前のイオンで 妻は食料品のお買い物、

日本酒コーナーには各地の銘酒がずらり並んでいる。

どれにしようか? ではビンの色とデザインで数本選定、

時刻は午後1時、高速道路のサービスエリアは混んでいるだろうから石和で昼食にします。

キョロキョロと 飲食店を探しながら市街地を走るも なかなか見つからない。

すると蕎麦屋を発見、駐車場もあるのでそこに決定、

先客は3組、女将さんと親しそうに話をしている。

どうやら 常連客らしい、ここは地元に愛される蕎麦屋のようです。

では貼り紙にある天ぷらそばをオーダー、

山菜の天ぷらが出てくると思っていたが無い、良く見るとタレの中に入っていた。

でも麺は細めでつるっとした食感、タレも自分好みで美味しかった。

腹も満たしたので出発、

走るは甲州街道、通称・甲府バイパス 道巾も広く超快速道路です。

その先は勝沼バイパス、快調に走ると勝沼ICに、ここからは中央道を行きます。

道路はやや下り坂、大月～相模湖～八王子と ブンブン走ります。

それは午後3時を過ぎると、首都高新宿線の渋滞が始まるからです。

そして定番の石川PAでひと休みします。

妻がソフトクリームが食べたいというので売店へ、

この時期は「あまおう」が人気、酸味もありイチゴらしい味わいです。

どうやら「あまおう」は福岡県産のイチゴだという。

「あかい」、「まるい」、「おおきい」、「うまい」の頭の文字で「あまおう」だとか、

関東を代表する栃木県産の「とちおとめ」も 頑張らないとね。

それでは中央道本線へ戻り東京を目指します。

だが府中から渋滞、そして首都高・新宿線もかなりの渋滞が続いている。

そこで山手トンネルへ逃げ、湾岸線方面へ行きます。

これは快適、アクセルを踏み込み大井へ、そこから湾岸線を走り 無事帰宅しました(総走行距離447km)

サイドボートは日本酒でいっぱいに、お得な旅割でした。

産地は新潟・金沢・神戸などで地元感は無いが、当分呑んだくれます。

今回は曇りの日もあったが、山梨の春に出会え 思い出の夫婦旅となりました。

おわり