杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「天下の名湯・草津温泉／上州･信州ツーリング No.5（改訂版）」

八ッ場ダムを出発し草津道路(292号線)を北上します。

目指す草津は標高1200mの高原、道路は緩やかなカーブが連続する登り坂、

ギヤダウンして一気に駆け上がります。

そして草津に近づくと、「メロディーライン」の標識がありました。

指定速度は40キロ、かすかに聞こえる「くさーつー よいとーこー・・・(^^♪」

目的の草津温泉はもうすぐです。

その先は「道の駅・草津運動茶屋公園」です。

すると 風も出てきて寒い、中でホットコーヒーを飲み温まります。

道路の向かい側に「ベルツ記念館」がある。

では展望渡橋があるので渡ってみました。

彼はドイツ人医師・ベルツ博士、草津の温泉を世界に広めたという功労者、

住民から「草津の恩人」として、尊敬されているらしい。

館内では彼の功績を、写真や資料などで紹介しています。

道の駅を出て 間もなく突き当り、目の前が草津の温泉街です。

バスターミナルの先を左折して、路地を行くと湯畑前に到着、

駐車場は広場に変わり、共同浴場も新しくなっていました。

近代的になったが、湯畑は昔のまま 温泉情緒が漂います。

さすが 名湯・草津温泉、多くの人で賑わっています。

匂いが凄い、湯気も凄い、これは胸躍る感じです。

自然湧出量としては日本一、1日にドラム缶 23万本というから凄すぎ!

しかも 日本有数の酸性度で、殺菌作用は抜群だとか、

だが、家電も車もすぐ錆びてしまうらしい、これは困ったものだ。

湯畑の前に 総檜造りの東屋がある。

これは足湯、入ってみようかと思ったが 満員御礼だ!

そこの案内板によると、江戸時代 ここにあった共同浴場「松乃湯」を再現したものだとか、

目の前の湯畑から引いた温泉、これ以上 新鮮な温泉は ほかにありません。

これは 湯もみショーで人気の「熱の湯」、だが ここも新しくなっている。

ここでの主役は草津のマダムたち、浴衣姿で長い板を巧みに扱い湯もみをします。

そのマダムによると、草津の湯は熱くて入れない。

だが、水を入れたのでは 効能が薄れてしまう。

そこで考案されたのが「湯もみ」、温度を下げるだけではなく 湯を柔らかくする効果があるという。

時刻は午後3時半、それでは宿へ向かいます。

湯畑の周りの道路は歩行者天国状態、車と観光客の せめぎ合いです。

やっと脱出すると、日帰り温泉「大滝之湯」がある。

ここの入浴法は「合わせ湯」、温度順に4つの湯舟があるという。

温度の低い湯船から、順に入って徐々に身体を馴らすというものです。

栃木県那須の日帰り温泉・鹿の湯は「かぶり湯」、柄杓で湯を汲み頭に200回かぶります。

那須 独特の入浴法があるようです。

今日の宿は湯畑にほど近い小さな旅館、草津の名湯が自慢です。

もう夕暮れ、それでは宿へ向かいます。

つづく