ここで、前話の鈴ヶ森の決闘や品川合戦からまたまた話は移ります。 今回は、ずっと前のお話しの続きで、息子大八が八犬士「犬江親兵衛」と知った母ぬいが、「犬江親兵衛」を連れて、里見家のいる安房へと向かいますが、伏姫の神霊がにより「犬江親兵衛」が神隠しになった所からの続きのお話です。 滝田城主里見義実は、亡き伏姫をしのんで、富山を訪れたところ、悪人に襲われそうになりますが、神隠しにあっていた犬江親兵衛が伏姫の神霊により現れて、里見義実を助けました。伏姫の神霊により育てられた江親兵衛は9歳となり、伏姫から父里見義実の危機を救うように命じられていたのでした。