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チバアヒル(令和の馬笑)さん

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聖地巡礼...南総里見八犬伝(忠の巻)

走行距離
11km

はてさて、聖地巡礼...南総里見八犬伝もずいぶんと間が空いてしまったので、今までのお話を忘れているかもしれませんので、サラリとおさらいしますネ。(*^^*)

 

結城の戦い(茨城県結城市)に敗れた里見義実は、安房に逃れて紆余曲折の中で滝田城主となりますが、悪女玉梓(たまずさ)の怨念の厄災が娘「伏姫」に降りかかります。

伏姫の死に際に8つの玉が宙に飛び去り、その玉を持つ犬士が里見家を救うという神託を受けて、八犬士の冒険物語が始まります。

前話では、武蔵の国大塚村(A地点)の場面でした。

犬塚信乃が父から託された足利家の宝刀「村雨丸」を持っていましたが、心根の悪い叔母夫婦「蟇六」「亀篠」の策略により川に落とされ、その手下の浪人「左母次郎」に偽物とすり替えられてしまいました。

いっぽう、蟇六・亀篠夫婦の使用人である「額蔵」こと「犬川荘助」と親交を温め、互いに八犬士であることを確認し合うのでした。

その後、刀をすり替えられたと知らない犬塚信乃は、父から託された宝刀「村雨丸」を元の持ち主の足利成氏に返上しようと、「滸我」(古河)に向かってしまいます。

ここからが、今回のストーリーの展開です。

 

八犬士:犬山道節の登場…丸塚山の場面

ここからの3人目の犬士「犬山道節」の登場です。

本郷丸塚山では、犬山道節がニセの火定(かじょう:火の中に身を投じて死ぬ修行)を行い、父の仇である扇谷定正を打つための軍資金集めをしていました。

見世物をして、勧進のお布施集めしているというところでしょうね。

そこへ、犬塚信乃からすり替えて盗み取った本物の宝刀「村雨丸」をもった「左母次郎」が現れます。

「左母次郎」は信乃の許嫁(いいなづけ)浜路(はまじ)もさらってきていました。浜路はすきを見て「村雨丸」を取り返そうとしますが切り殺されてしまいます。

犬山道節は、悪人左母次郎を倒し宝刀「村雨丸」を手に入れました。

そこに通りかかった犬塚信乃の親友で「額蔵」こと「犬川荘助」は、犬山道節が左母次郎から奪った「村雨丸」は犬塚信乃のものであり、取り返してやろうと、犬川荘助と犬山道節は切り合いになります。

格闘のはずみで、犬川荘助の持っていた玉が犬山道節のところに転がり、それに気をとられた犬山道節に犬川荘助が一太刀浴びせます。

すると、刀はまたまた犬山道節の肩のコブに当たり、玉が飛び出しました。

犬川荘助は犬山道節の肩のコブから出た玉を拾いましたが、そのすきに、犬山道節は火遁の術で逃げてしまいました。

犬川荘助は、犬山道節の玉をよく見ると「忠」の文字が浮き上がるのを見て、同じ八犬士の仲間ではないかと考えました。

この犬山道節と犬川荘助が出会う丸塚山の場面ですが、

物語では「本郷丸塚山」とありますが、東京の文京区本郷にこの地名は見当たりません。

神田明神あたりに小高い丘があって丸塚山と呼ばれていたという説もありますが、定かではありません。

 

一方で、前話の場面が埼玉県熊谷市の旧大塚村(A地点)と仮定できることから、続く場面は江戸ではなく熊谷周辺のどこかという方が地理的に説明がつきます。

そこで調べると、「丸塚山古墳」というものが伊勢崎市にあります。また、「のぼうの城」で有名になった石田三成が関東忍城攻めで本陣を張ったのが行田市の「丸墓山」で丸塚山と言葉の意義が似ています。

地理的整合性から考えると、東京文京区も伊勢崎市も前話の起点熊谷とは、ともにかけ離れています。

私は、今話の犬山道節と犬川荘助が出会う丸塚山は、行田市の丸墓山(B地点)はないかと思っています。(*^^*)

この写真の奥の小高い山がさきたま古墳群のひとつ「丸墓山」です。

 

...ま、物語なので真偽を突き詰めても仕方ないのですが...

 

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コメント(全24件)

たかぴーさん
物語と歴史とを融合させて聖地巡礼・・・
ある程度の土地勘と知識がなければできませんね〜(^^;
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
南総里見八犬伝は、創作ストーリーなので書かれている場所が本当にあったかどうかは定かではない部分も多いのですが、状況証拠から類推するとここではないかと思い当たる場所も多いのも事実です。(^^)
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ひーとさん
チバアヒルさん、はじめまして。
和ですね~。いい感じです。
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
こんにちわ、コメントありがとうございます(^^)/
千葉がメイン舞台の南総里見八犬伝の聖地めぐりをしてきたので、日記にまとめていますが、物語中の場所を比定するにも、今のアニメのように監督や制作者から場所のネタバレがされていないので、場所の絞り込みになかなか苦労しています。
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パチ10(忍魂!!!!!! )さん
本物の村雨丸を取り返すために犬士同士で戦うことになっちゃったのね^^;

本郷丸塚山は架空の地名なのかな?
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
これから先のストーリー展開でも犬士同士の誤解で互いが戦い、あとで誤解が解け合うというメデタシの展開が何度も出てきます。(^^)
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NINJA BAKAさん
面白い!実に面白いです。南総里見八犬伝、チィバアヒルさんの解説付きだもん。非常にわかりやすいしなぁ。
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
ありがとうございます♪
八犬伝はなかなか人の絡みの話が複雑で、登場人物もイロイロでてくるので、分かりやすくまとめるのに苦労しています(^^;
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伊勢の旅人・・・ハンターじいさん((笑)さん
またまた勉強に、うっすらとは里美八犬伝では読んだことあるんですがいいですね
私も行って見たいですね「
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
八犬伝は、その名前と話の大筋走っていても、最後はどうだったかまでは覚えていないと思います。
息が切れないように、ボチボチと聖地めぐりを書き進めています。(^^)
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toshiさん
肩のコブから玉がでる…
私も数年前に尿道から玉(石w)が出ましてね。
もしかして私も八犬士でしょうか?(`・ω・´)ゞ
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
はい、立派なゴールデンボールを持っているハズなので、玉に「金」の文字が浮き出ていると思います(笑)
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matsuさん
難解・・・。理系脳には無理難題です・・・。(T-T)
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
制御回路図を見ても私には...※△◆☆▼○...(+o+) やはり理系脳は偉大です。
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Maxさん
こんばんは
内容はアレですが、丸墓山古墳は桜の頃素敵ですよ。
では、また
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
さきたま古墳群は、桜の頃は良いですよね。
行田でおやつに焼きそばやフライを食べて、加須でうどんが私の定番コースです。(^^;
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ゴリフさん
丸塚で犬塚の親友の犬川と犬山が斬り合って、
もう右も左も犬だらけですね。
この前通ったマザー牧場から六野方面に下るルートの途中に
夜になると野犬の群れが襲ってくるポイントがあって、
そのときの絵面が思い浮かびます
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
イノシシやキョンに駆逐されて、千葉県内に野犬なんていないと思っていましたが、マザー牧場のあたりはまだ野生の王国なんですね(+o+)
あのあたりでは、猿もよく見かけるので、野犬と共存しているんですね(+o+)
  • (1)
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サッシさん
こんばんは。チバアヒルさん^o^
千葉県在住の頃?里見八犬伝の映画?を観た気がします。
それから数年後に、歴史の授業(中学)で再び、関心をもち、図書室で一気に読破したと思いマス^ ^
しかし、丁寧に、足跡を追跡されますネ^o^b
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
今回はあくまでストーリーよりもその舞台となった聖地巡礼が目的なんですが、なにせ長いストーリーといろいろな人物が登場するので、ストーリーを辿りながら場所探ししているので、なかなか前に進みません(^^;
  • (1)
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おっぺけさん
ここからどんどんと伝説が始まって行くんですね。
8犬士がどのように集まっていくのか!!
  • (1)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
まだ話は始まったばかりで、八犬士が全員集合した後も話は続きますので、まだまだ長いです(^^)
  • (0)
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さすらいのライダーさん
おはようございます!

物語の内容を知っていると、巡礼の楽しみも2倍ですね(*^▽^*)
私は映画でしか見ていない(しかも、はるか昔)ですし、それは物語とはまた別の展開ですから、なかなか理解できないと思います( ̄▽ ̄;)

しかも、物語でさえ100%史実という訳では無いですから、実在するスポット巡りは、考えただけでもかなり骨の折れる旅なのではと、想像します。

チバアヒルさんの探究心が原動力ですねw
  • (0)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
南総里見八犬伝は、恐ろしく話が長いので、NHKの新八犬伝も、映画の里見八犬伝も、かなり話を端折ったり、ストーリーを変えたりしていて、聖地巡礼には使えないので、私は原作にしたがって場所探しをしています。
そもそも登場人物も場面の場所も虚々実々で組み合わされていて、曲亭馬琴の想像力には驚くばかりです。
いっそのこと、大河ドラマで取り上げてくれないものかしら?(笑)
  • (1)
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