杉さんのツーリング日記 「世界遺産・嵐山天龍寺/北陸紀行 13」

それでは 宿へ戻ることにします。

京都駅前を通過し、五条通を しばらく走ると そこは嵐山、

すると 駐車場のお兄さんが手招きする。

そこは世界遺産・天龍寺、看板には「庭園内 紅葉 見頃」と大々的に宣伝、

見ごろといわれたら 行くしかない、ということで立ち寄ってみました。

参道を行くと、たくさんの観光客が歩いている。

ほとんどが韓国や中国からの観光客のようです。

皆さん 大きな声でお話、謙虚な日本人と違い とても大らか、

天龍寺の見どころは、日本初の特別名勝に認定された庭園、

それと 法堂の天井に描かれた「雲龍図」だという。

これは躍動感があり「八方睨みの龍」といわれているらしい。

だが、特別参拝日のみ公開だと、これは残念!

さすが世界遺産、壮大な寺院に相応しく 白砂の庭も広大、

これは枯山水かと思ったが、「池泉回遊式庭園」というらしい、

描いた線も 微妙に蛇行している、これは水の流れを表現しているのかな?

これは お堂の外から見た庭園、

今日は曇りで鮮やかさは感じられないが、水面に映るモミジと白砂の色合いも なかなかの景色です。

天龍寺の庭園は この景色が一番、観光客の皆さん スマホで撮りまくりです。

背景は嵐山、これを借景にしたダイナミックな庭園、日本人の美意識がここにあるのかも、

天龍寺の裏側は山の斜面、そこに木々や花が植えられた百花園があり 散策が楽しめます。

ここは春の桜から始まり、新緑~紅葉~雪景色と 四季を肌で感じられるという。

ふと 池を見るとカエルがいる、これは「無事かえる」かな?

そうではなく、お金を投げて丸い皿に入ると、お金が「倍になってかえる」と いうカエルだと、

これは うまいことを考えたものだ。

このお寺には 頓智の効いた一休さんのようなお坊さんがいるのかも、

それでは 帰るとします。

駐車場を出ると、ここも観光客がたくさん歩いている。

ならば 隙間をスイスイ走り抜け 亀岡の宿に到着(本日 88km)

さて明日は、羅漢さんがいらっしゃる念仏寺へ、

そして絶景の嵐山高雄パークウェイを快走します。

つづく