杉さんのツーリング日記 「噴煙たなびく爆裂口／栃木ドライブ No.2」

まずは 朝風呂からです。

向かうは露天風呂、そこは渓流のせせらぎが聞こえ清涼感満点、

湯舟こんな感じ(HPより)、硫黄の匂いと濁り湯が満たされ 贅沢な時が過ごせました。

そして ラウンジに寄ると、窓から渓流沿いの景色が見える。

モミジは色づき始め とても風流、この辺りの紅葉も見事かも、

それでは 渓流沿いを散策してみます。

歩き出すと、「日帰り入浴」の看板が出ている。

そこは隣の旅館、泊まらずとも にごり湯を楽しむことが出来ます。

ところで この宿の「弘法の湯」が気になる、どうやら温泉と弘法大師さんは 深い関係があるのかも?

この辺りは火山帯なのか? 石や岩がゴロゴロ、荒々しい風景です。

その関係か 川の流れも白く泡立ち色合いも綺麗、

渓流沿いに歩きたいが 遊歩道は設けられていない、これはちょっと残念!

そこから山の斜面を少し登ると、滝の音が聞こえる。

そこにあるは土砂崩れ防止用のコンクリートブロック、

台風によるものか 表面を一斉に流れ落ちる滝、美しくもあり 涼が感じられました。

今日は雲が多いものの 青空が見られ、まずまずの天気になりました。

それでは宿に戻り エンジンスタート、奥塩原ドライブを開始します。

走るは、元湯温泉～奥塩原～日塩もみじライン～塩原～元湯温泉の周遊ルートです。

元湯温泉から1.5車線の細い道、一応全舗装だが林道のような感じです。

季節は秋なのに緑一色、まるで春のような景色が続いている。

道中 対向車に1台も合うことなく、日塩もみじラインに合流、そこは奥塩原です。

ここは新湯(あらゆ)温泉、硫黄の匂いが立ち込めている。

左手は噴煙たなびく地獄の様相、石碑に「新湯 爆裂噴火口跡」と記されている。

これは約6千年前 活動していた火山、今もなお水蒸気と噴煙をまき散らしています。

この地の温泉は、これが源泉になっているらしい。

噴火口の隣に供養塔がある。

立て看板には「龍水如活禅師 供養塔」と印字されています。

彼は 全国の人々に医療を施し救ったという江戸時代のお坊さん、

ところが 栃木県で病に倒れてしまい、この地の門弟たちは師を忍び 供養塔を建てたということです(合掌)

それでは 待望の共同浴場「むじなの湯」へイザ入浴!

つづく