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三毛さん
友人のSDRが2年ぶりにやってきました。2年前にレストアをしたのですが、信号待ちで止まると言う事で今回CDIをOSRに交換をします。
タンクやシートカウルを外して二年間整備されていないので全体的にチェックしていきます。初めにアクセルとオイルポンプを繋ぐジョイントが割れています。前回は割れていなかったのですがもう駄目ですね。次にメーターのダンパーの変形これも駄目です。最後にチャンバーのクラック、SDRのウイークポイントのオンパレードです。後、各所ボルト、ネジをトルクレンチでチェックしていきました。とにかく振動が大きいバイクなので緩みには気を付けないと大変な事になりそうです。
ジョイントのアクセル側を頼んだのですが、何とオイルポンプ側も割れていました。今回のパーツは廃盤で社外パーツを送料の関係で一度に注文したかったのですが確認ミスです。次回何かあった時に交換しようと思います。なので強度は考えずチャレンジ修理です。二つの筒状の所にオイルポンプのワイヤー、もう一方にキャブレターのワイヤーがつながります。ワイヤーのアウターの外形と6㎜のヘリサートの外形がほぼ同じだったのでこれを筒の所に沿わして得意のプラリペアーで周りを盛って行きます。
不格好ですが自分的には良い感じです。
リューターで整形して、中のリコイルを回して抜いていきます。
思いのほかいい感じで仕上がりました。
分かりにくいですがワイヤーを突っ込んでいる状態です。これがどれ程の強度が有るか分かりませんが次回取替までの応急処置なので今度確認する時がたのしみです。
メーター周りは取り替えるだけです。ゴムがバキバキでした。
チャンバーのクラックは今回業者にお任せしました。色々考えて強度、美しさ、を考えると見える所なのでプロにお任せしました。
アクセル関連のワイヤーを触ったので調整をしていきます。キャブ側は、スロット全開時にキャブレターの丸い窓の中心に丸い印を合わせます。オイルポンプは、KEYオンでYPVSをウォーミングアップさせてバルブを前回にします。そしてスロットも全開にした時にオイルポンプのボルトと丸い印が重なる様に調整します。
やっとOSR-CDIの取り付けが出来ました。DTとは違いピックアップコイルから信号が取れなかったので抵抗の変更が有りましたが、無事に動きました。デジタル化されたので、キャブのセティングの悪さが良く分かるようになりキャブレターのセティングをやり直しました。
良い感じで走ってくれていると思います。予想外のトラブルと、セティングの出し直しで、これまた予想外のパーツ代になりました。大丈夫かな?(笑)
コメント（全4件）
自分のバイクも振動が多いのばかりなので、1度全部トルクチェックしなきゃ。
プラリペアの活用事例、参考にさせていただきます。
プラスチック小物パーツの復元にはいつも悩ませられるので
3Dプリンターの自作を目論んで部品を集めていますが予算不足で保留中です。