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NINJA BAKAさん
さて、クラッチ切れない現象の原因探しをします。
まずは、オペレーティングプレート中心のホルダー、ここが球状に窪み摩耗することによってクラッチレバーを握っても、プッシュロッドが押せていないのでは?
と考えていましたが、チョビットだけ打刻キズのようにはなっているけれど、それほどひどい摩耗ではありません。ベアリングも特段痛んでいないし。
プッシュロッド先端は若干摩耗しているみたい。
このプッシュロッドは64チタン製です。この材料は引っ張り強度は強いけれど、剛性はありません!しかも摩耗にも強くありません。
ここに64チタン材を選んだのは失敗です。
次にクラッチ板、フリクションプレートとスチールプレートを外していきます。
最初のフリクションプレートを外し、その奥のスチールプレートを外し、次のフリクションプレートまでは外れましたが、その次にあるスチールプレートが外れません!
ご覧の通り、10枚弱が塊になって固着していました。
純粋にクラッチ板の張り付きによる、クラッチが切れない現象でした。
じゃあ、何故張り付いたのか。その原因を探るべく、張り付いたプレート達を1枚1枚剥いでいきます。
なかなか強固に張り付いていて、それぞれを確認すると、スチールプレートには赤サビが発生し、フリクションプレートの接触跡も付着しています。
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なぜ赤サビが?と疑問に。
考えることしばし、2週間に1回は暖機してきたので、エンジン始動は問題なくできていました。
が、クラッチを切った実走行をしていないのと、暖機運転の期間停止タイミングが油温30度台で行なっていたと云うこと。
これらが赤サビ発生の原因では?
クランクケース内の空気が若干暖められ、エンジン停止するためそのまま結露しオイルに混入。そのオイルにクラッチ板が接触しサビを発生。クラッチを切る実走行をしないから徐々に張り付きと云う具合に。
あと、スロージェットを#52にしていてスロー系の燃調が濃すぎる状態で乗っていたことによるガソリン希釈。これでオイル性能を劣化させていたことも。
これらスチールプレートはオイルストーンでガシガシ研ぎ出し。赤サビと接触跡を一掃。
綺麗な状態にし、オイル漬けにしてから保管しました。
コメント(全10件)
オイルにキッチリ熱が入ってない場合は結露やら
ブローバイが悪さをすることってありますよね。(ノ∀`)
前に冬場稀にエンジンを掛けてた私のKZ1300のオイル点検窓に
白くマヨネーズみたいなのが貼り付いているのを見た事も…(´・ω・`)
冬期間の「走行せず暖気」は、よくやるのですが、走行は大切なんですね。
それにしても見事な手際と分析、対処。さすがです!