三毛さんのバイクいじり日記 「NSR250　MC16　タンクコーティング」

下の方に配管が見えているのが給油口から写真を撮った画像です。ここから覗いた所錆びているようには見えません。しかしファイバースコープをで覗いていくと奥の方が結構な錆び方をしています。そして、タンク上部が最悪な状態でした。これではいくらキャブを掃除しても細かな錆がキャブに流れ込んで不調の原因ですね。これを取り除いていきます。

まずは、燃料コックを外し中性洗剤で何度もタンク内を洗浄して油分を洗浄していきます。

燃料コックのフィルターには細かな錆の痕が有りますね。そして洗浄液をこして見るとやはり錆の塊が出てきました。前回の錆取で使ったはなさかGに2日程漬け込んでみます。

2日程で結構綺麗になったのですがまだ錆が残っています。もう一度中性洗剤で洗ってから針金にスチールたわしを使い(ボンスターです)直接攻撃です。

一通り気が済んだらもう一度はなさかGに漬け込んでいきます。

4日目でだいぶ小さくなりました。順調に錆取が進んでいます。同じ工程の繰り返しで洗浄、直接たわしで攻撃します。

ファイバースコープを使って錆をこすってます。結構コツが要りますが、少し慣れてきました。(画像が悪いのは、動画のスナップショットです。)

実はここまで来るのに前回から10日ほどかかりました。急に錆の落ち方が遅くなりました。合計で2週間経過しました。もうはなさかGの限界でしょう。

新しいはなさかGを投入していきます。

新たにはなさかG投入で一気に錆取が進みました。4日ほどかかりました。

夏場だと結構早く終わるのですが、冬場は時間が掛かります。

自分は古い電気毛布を使いましたが、それでDIYでやるなら夏ですね。(経済的です。)

赤錆が落ちてコーティングが出来る状態になりました。タンクを洗浄して、急いで乾かしてコーティングをしていきます。使い慣れたワコーズのタンクライナーで行きます。今回のコーティングはタンク内に圧力を一定に保つ機構が有ります。これを詰まらせるとこのタンクは、ゴミになります。(緊張します。)

タンクにコーティング剤を入れ、アルミテープで栓をしてタンク内をコーティング剤がいきわたる様に回転させながらコーティングしていきます。コーティング剤が行き渡ったら規定量のコーティング剤を抜きます。

次に乾燥準備です。詰まり防止のためタンク右上の圧力調整弁にホースをつなぎゆっくりエアーを入れながら自作の窯に(段ボールと断熱材です。)入れて70°～80°で1時間ほど乾燥させました。

温度計は、台所から拝借しました。(使用後はそ～っと返しておきました。)

翌日同じ工程で2度目のコーティングをして終了です。圧力調整の機構も心配するほどの事にならず一安心です。一度目に心配しすぎて一定量のエアーを送り込んで乾燥させましたが、必要なさそうです。コーティングが終わったら一度エアーで吹く程度で大丈夫そうですね。

しかし今回のタンクコーティングでもう少し早く錆取が出来るようにしたいですね。

スコープ付きのサンドブレスト(ブラストもフレキシブルで動く)を作ってみたいですね