piroakiさんのKAWASAKI KSR-2 バイクいじり日記 「納車整備やり直し ①」

piroakiさん

納車整備やり直し ①

■車種名

KAWASAKI KSR-2

■Myバイク

KAWASAKI KSR-2

■難易度

中級

■作業時間

3時間以内

作業工程1

2022年初冬、〇IKE王から購入したKSR-2。

納車整備に自信ありの謳い文句で相場より高値だったが、案の定不具合続出。

イロイロ手直ししてきたが、ここらで一旦まとめようと思う。

時系列遡って備忘録的に記録していく。

ちなみに私はプロの整備士です。

 

今回はFブレーキマスターのリペアキット交換。

納車時点から、Fブレーキの利き、タッチともおかしい。レバーを握ると「グ・グ・グ」と引っかかり感あり。引っかかると制動力も上がらない。カップの硬化が疑われるので部品購入。他にもバイク複数あるんで特に慌てず、猛暑が落ち着いた今時期の作業となった。

結果、「やはりこれが本来の状態だろうなぁ」と思えるまで回復した。

(Eクリップのみ廃番のため再使用)

 

商談時の現車確認で、レバーを握ると圧抜けしてグーっと握り込める状態だったので、マスターのカップとキャリパシールは交換してくださいと言っておいたのだが、実際はキャリパシール交換のみで加圧保持できたので、マスターはそのままとの事だった。

バラしてみると、レバーのグリスアップすらもやった痕跡が無かった。

 

整備という仕事は、設計通りの性能を維持するために行う行為。グリスアップもまた然りである。

点検とは、その(車両)状態を管理する行為であり、そもそも状態が理解できない人間では役不足である。

ボルトの頭にトルクチェックのチェックペンがポチポチ塗ってあるが、そんなことより大事なことが何か分かってない。

何も考えず、チェックリストに沿って締まってるボルトにメガネかけてOK!チェックペンをポチ!ってやってる光景が目に浮かぶ。。。

あるいは、ジンベエザメみたいに点描打たれたボルトを見れば、客が安心するとでも思ってるのか?

 

20年以上放置されていた23年前のバイクだもんで、それなりに見なくちゃダメよね。コレじゃ「点検」じゃなくて「点見」だよね。納車整備代払ってるんでちゃんと仕事しましょう。B〇G MOT〇Rか?

いや、点検整備能力無さそうだから、ヘタにいじくり壊されるよりマシなのかも。。。

 

しかし46kmも試乗しておいてコレをスルーとは・・・売約済み車でダラダラツーリングしてんじゃねえよ。

客ナメんなよ。