走行時にフロントがブレる感じがする。という相談をいただきました。走行距離が1万キロを超えており、中古状態で購入後フォークオイル交換歴も無いということでしたので相談の結果オーバーホールすることになりました。 分解してみたところ、明らかに左右で使用歴が異なるような・・・
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セルスイッチを押してもセルモーターが回らない(時々回る)という症状でご相談いただきました。スイッチを押した際、リレーのカチッという音はするなど、状態や走行距離、普段の走行パターンから判断してセルモーターのブラシ周辺が原因だろうと予想し、オーバーホールしてみることにしました。 分解してみたところ、ダスト量はそこまで多くなかったのですが、ダストつまりによるブラシの接触不良が確認できました。ブラシの残量はまだあったのですが、お客様と相談の結果新品交換しました。 整備後は快調にセルモーターが回るようになりました。カチッとリレーの音が聞こえる場合はこのようにブラシの不良が疑われます。セルモーターが見える ・・・
昨日まで乗れていたのに、朝セル側回らなくなりましたとご連絡をいただきました。メーターで確認してもらったところバッテリー電圧が11V台と低い模様。バッテリー自体は昨年交換しているため、充電不良を疑いお客様のもとへ出張しました。 検査の結果、オルタネーターからの配線カプラーが溶けてました・・・接触不良もしくはカプラー自体の品質不良が疑われます。こちらの車両はオルタネーターを社外品に一度交換した履歴があり、カプラーの不良かなと思われます。低価格な社外品の注意ポイントです。 配線部材を持っていっていなかったのと、バッテリーの補充電が必要だったため一度また帰らせていただき、同日中に再度出張作業にて復旧し ・・・
今や新車価格以上の値段で流通するようになってしまったWRです。。。 お客様が中古で購入された車両で、乗り出し整備諸々をご依頼いただきました。今回はその中でタイヤ交換の紹介です。 前オーナー様はサーキット走行で使用されていたとのことで、ハイグリップタイヤが装着されていましたが、製造から年数も経っており交換することにしました。タイヤサイズは変更なしで、なるべく費用は抑えたい・・・というご要望だったので、今回は「ティムソン」のタイヤをご提案させていただきました。日本国内ではまだ知名度が低いブランドですが、実は今国内で実績を伸ばしているブランドでもあります。TS689というモデルを前後に採用しました。 ・・・
先日ご紹介したリクルスクラッチ関係のパーツ取り付けです。リクルスは半クラ操作が不要となる一方、構造上エンジン停止中やアイドリング中は常にクラッチが切れている(実質ニュートラル)状態になるのが特徴です。実はこれが、「リクルス最大の弱点」となり得るんです。というのも、リクルスはエンスト「しにくい」んですが、絶対にエンストしないわけではありません。暖気が不十分な場合やギアの選択が高すぎる場合など、特に4サイクル車だとパスンと止まってしまう事があります。 平地ならいいんですが、問題は登り坂でエンストした時です。前述の通りエンジン停止中はギアが入っていてもニュートラル状態になるため、車両がバックし始めま ・・・
ヤマハ製エンジンが載っているということで有名なシェルコTY125です。こちらのモデルは、発表当時はClassicという名称でしたが、現在はadventureという名称になっています。YBRやTTRなどと同系列のエンジンが搭載されているのですが、クラッチのキレが悪く半クラが使いにくいとの事でした。 他の車種でも当てはまりますが、原因のひとつとしてクラッチスプリングのズレが挙げられます。写真2枚目がわかりやすいかと思いますが、スプリングのセンターが固定ボルトのセンターとズレており、プレッシャープレートやハウジングと接触してしまっています。この接触部分が摩擦抵抗となりクラッチの重さやキレの悪さに繋が ・・・
林道やコース走行に欠かせないオフロードブーツですが、履きっぱなし、洗いっぱなしになっていませんか? 今回はガエルネのED-PROをお預かりして、メンテナンスを行いました。林道用として定番のED-PROは特にレザー使用面積が多いモデルです。履いてそのまま放置しているとレザーの痛みが進み、ブーツとしての寿命が短くなってしまいます。今回は洗浄して汚れを落とした後、レザーワックスがけ及び磨きを行いました。写真左側が施工前、右側が施工後です。 適切なメンテナンスを行うことで傷や汚れが付きにくくなるほか、深い艶は見た目にも美しく、さらにはレザーが硬化しないので寿命・フィット感の向上といいこと尽くしです。ス ・・・
KTMの2024モデルも発表されましたね。2サイクルモデルはTBIになるとか。 TPIとTBIどちらもインジェクションには変わりありませんが、インジェクターの位置に違いがあります。TPIはシリンダーに、TBIはスロットルボディにインジェクターがありTBIの方がよりキャブレター式に近い構造なようです。四輪車ではTPIの方が優れている、と言われることもあるようですがTBIに変更してきたあたり、KTMにも彼らなりの設計思想があるのでしょうね。 さて、少し脱線しましたが今回は2019年式XC-W TPIモデルの、リードバルブ交換です。 現場で不調や破損があるわけでは無いのですが、納車以来交換されていな ・・・
ウェビックピットインサービスよりご依頼いただいたお客様です。KLX125の前後タイヤなど、各種部品交換のご依頼を頂きました。 フロントタイヤの写真ですが、特徴的な減り方をしてますね。フロントタイヤはブレーキング時の力のかかり方によって、このように摩耗します。ブロックタイヤではとくに顕著に見られます。KLX125は純正でレーサー顔負けの制動力を発揮しますので尚更です(新車状態で余裕でジャックナイフできます)。 装着されていたのは前期モデル純正指定のダンロップD605です。19/16インチはコンパウンドか硬めで長持ちするのですが、その分オフロードでのグリップが甘い印象です。今回は後期モデル純正指定 ・・・
維持費の安い原付2種かつエンジンパワーに合わせたラージサイズで実はポテンシャル高めなKLX125。近年のミニモト人気もありまだまだ需要がありそうです? 2人乗り想定なので仕方ないところはあるのですがポジションが前すぎる、曲がると不満のあるKLX125のステップブラケット。以前はDRCから強化品が出ていたのですがポジションは同じですしすでに廃盤になってしまっているので、作ってみました。 ブレーキ/シフトペダルの長さ調節は必要となりますが、オフロードでは割と良い感じのスタイルになりました。ワンオフ制作になりますが、販売可能ですので気になる方おられましたらお気軽にご相談ください。