新しくなったプロフ画面を充実させてウェビ友を作ろう!

0002162access

1358505805137M.jpg

ラスカルさん

ステータス

日記投稿件数
149件
インプレ投稿件数
151件
Myバイク登録台数
4台
ウェビ友
0人
  2013年06月03日

整備完了、試運転・・・のつもりが思わぬトラブル

■車種名
HONDA CUB [カブ]
■Myバイク
空色号
■難易度
中級
先日の整備後、組み上がって間もなく試運転に出かける事に。

ところがこいつはオイル上がりにオイル下がり、
オイル漏れの三重苦を抱えたOH待ちのエンジンなので、
オイル喰いが半端ではなく、継ぎ足してから乗り始めることに。

オイルレベルは下1/3。

これなら大丈夫なんだが、
今後暫く継ぎ足さなくても良い様に予定通りに。

これくらいなら、100cc・・・。
で、いけるかな?

ドンピシャ!
レベル最大。

これで試運転に出掛けたんだが・・・、思わぬトラブルに。

ギアを踏み入れて走り出し・・・お?
異常に走り出しが重い・・・?

ちょっと調べたらギアが何故か3速に入っているらしく、
ギアを落とすべくシーソーペダルを後ろに踏んだが、スカスカ。

試しに前に踏んでみたら、ガリリ。
妙な音と共にペダルに手応えが無い。

10mほど走って戻ってきた後、原因を探る。
如かしてその原因は・・・。

取り敢えず作業前に、オイルに濡れたクランクケース下を、
パーツクリーナーでサッと拭った。

意外な、と云う程でもなく、
以前のオーナーの不始末で問題を生じていた箇所だった。

シフトスピンドルシャフト?のギザギザを受ける、
ペダル側のスプライン溝がへたってしまい、
シャフトを掴めないから空回りしているのだった。

つまり、ギアチェンジができない。
そんな訳で、ステップ回りを外して作業開始!

そうなのだ、カブの場合はチェンジペダルを外すには、
クランクケースの左右をブリッジ状に繋いでいる、
ステップを外さねば。

かなり以前、プチレストア(動けば良い)中に見ていた部分で、
ペダルの角度をもうちょっと変えられないかと調べたところ、
ペダルの側のスプライン溝がガタ減りしているのを発見したのだった。

さらに以前のオーナーが犯していた間違いだが、
ペダルに対してこう向きに固定ボルトが嵌っていた。

お解りになるだろうか?

正解は、こう向きに嵌らなければならない。

こちら側の穴には、ネジ目が切っていないのがお判りだろう。
つまりさっきの側からボルトを嵌めると、
締め付けるべきシャフトを挟まないであちら側サイドだけでボルトが締まり、
こちらの穴にはネジ目が切っていないので、
ただ突っ込んであるだけになってしまうのだ。

そのためギザギザのスプライン溝に嵌っているだけで、
締め付けは行われていなかったのだ。
そら、ガタガタになるわ(苦笑。

正しくは、こちらからボルトを突っ込み、
向こう側のネジ目でボルトの締め付け力を発揮させてペダルを固定する。

それが行われずにウチにやって来たものだから、
既に壊れるのは時間の問題だったと云う訳。

ガタガタに溝が潰れているのがお判りになるだろうか?

角度を変えてフラッシュを焚いて撮影。
見事に潰れてる。
これじゃシャフトを掴めないでしょう。

だが、しかし、
こんな時の為に部品取りのスペアエンジンがある!!

出でよ!C90MA型エンジンッ!!!


ここで補足しておきますと、C90MA型と云うのは、
71年型から存在するかもめハンドルのデラックス系カブの最終型で、
確か80年式にあたります。
"M"とは、セルモーター付きに与えられる型番で、
80年式"A"型の"M"ヴァージョンと云うところでしょうか。

それまでの別設計だったクランクケースを持つ90ccシリーズに対し、
50ccシリーズと共通の設計になった90ccの最初期型で、
カスタム用クランクケースとして流用される定番としても名高い、
HA02系の始まりらしいです。

その最初期、6V電装仕様の唯一の型式がA型であり、
かもめデラックスの最終型である80年式なのです。
これ以降はかもめが廃版になるので、エンジンの外観が変わります。
電装も6Vでなくなるので互換が効かないし。
つまり、たった1年か2年の間だけ存在した超レア物エンジン。

それを手に入れていたのでした。
いつかチューン用に使うために。
大分前に。

以上、どうでもよさそうな補足でした(笑。


それをまさかチェンジペダルの部品取りで使うとは・・・。
って、アレェ?!

・・・そうだった、これも以前のオーナーの不始末で、
ペダルの固定ボルトが折れ込んでいたんだった・・・(汗。

ええぃ、こんな時の為の作業工具類だ。
やってやろうじゃないか!!

先ずは折れ込みボルト用エキストラクターをねじ込む為の穴を、
ドリルで開ける事に・・・。

スプロケカバーが邪魔なので、外して作業開始。

ジョリジョリジョリジョリ・・・。

こんなものでイイかなー?

ぐりぐりと逆ネジ式のエキストラクターをねじ込みます。

ヤバイ!折れそうだ!!

どうやら無理くりねじ込んだボルトが折れる前に歪んでいたようで、
普通に回しても、いくらペネルーブを吹きかけてもビクともしないで、
エキストラクターが折れそうだ・・・。

そんな訳で、反対側の方からボルトに穴を開ける事にしました。
ドリルを突っ込みやすいように、マスキングテープでペダルの角度を固定する。
同時にエンジンも持たれ掛けられるようにして、作業再開。

さぁて、ここからドリルを突っ込むわけだが・・・。

さぁ、サクサクッと穴を開けて、エキストラクターを・・・。

・・・、お・・・、折れた・・・orz。

よし、じゃぁ!反対側からドリルで!!

・・・折れた・・・。

もはや之まで、矢尽き、刀折れ申した。
斯くなる上は・・・ッ!!

撤収ッ!

HAHAHA!!
引き際が肝心と云う事もあるのだよ!!

そんな訳で一旦作業は終了。
早速Web!keさんでペダルと固定ボルトを注文。
・・・ペダル廃盤?!

・・・どーすんべー?と思った矢先、
ヤフオクを見ていたら丁度入札終了間際の該当品が!
速攻落札。

双方が到着するまでは、暫し待機と相成ったのであった・・

そして暫しの日々が過ぎ・・・。

満を持して?作業再開と相成りました。

コレが新しいチェンジペダル。
といっても、年代の合う中古品ですが。

綺麗にスプラインのギザギザ溝が出ています。

角度を変えてもう一枚。
いっそ清々しいくらいに綺麗に溝が出てますねー。

対してこれは、ダメにになった物。

歪み、潰れが激しいです。

角度を変えてもう一枚。

潰れたところが銀色に光ってますね。

それ以外の場所は健全なので、大丈夫でしょう。

やはりこちらがダメになると話にならないので、
硬度が違う様な焼入れがされてるんでしょうか。

ダメになったヤツは、こんな風に着いていました。

ペダル前方の湾曲が大きいですが、
これはセル付きエンジンの大きいジェネレーターをかわす為でしょう。

って、アレ?

新しく入手した方は、湾曲が無い?
これは・・・セル無し用のペダル?
これは使えるのか・・・?

と思ったら、杞憂でした。

角度さえ選べれば、どうやら干渉はしないようですね。

今回は正しい方向からきちんとボルトオン。
いや待てよ・・・。

この際純正部品として新しい固定ボルトを取り寄せていたんだから、
交換するべさ。

右が古いヤツだが、これもやはり問題のある締め方をしたのか、
ボルトの真ん中足りのネジ目が潰れているのが判る。
これは交換して正解だな・・・。

今回はついでにステップのクランクケースへの固定ボルトの、
スプリングワッシャーも交換することに決めた。

ご存じない方の為に補足すると、スプリングワッシャーとは、
ネジロックが無くてもボルトが抜けないように、
ボルトの座面(締め付ける母体とボルト頭の下側)の間で反発力を発して、
ネジ目にテンションを掛けておいて摩擦抵抗を増す事で、
抜けづらくするワッシャーです。

左が新しいのは、言わずもがな。

新旧を並べたところ。

流石に交換を決めていてよかった。
古いほうは反発力を生むバネ鋼のリングの食い違いが、
半分から1/3に減っている。
これでは必要な反発力は生めないかもしれない。

四本のボルトのスプリングワッシャを新調する。
ここだけ新しいと浮きますね。、やっぱり。

固定完了。

ついでにオイル汚れも綺麗にしておいたので、いい感じ。
でもすぐにドロドロになるんだろうなぁ・・・。

作業完了!

試運転の結果は・・・?
少し、ギアを踏み込んで上げた時に"ガズッ!"と云う違和感が。

何でだろう?と調べてみると、どうやらペダルの踏み位置が上過ぎて、
深く強く踏み込み過ぎているようでした。

相対的にギアアップの方向に前へ踏み込むペダル位置を下げれば、
ギアダウン用に後ろに踏み下ろすペダル位置が上がるので、
これを避けたくて出来るだけ水平に設定したのですが・・・。

結局後ろペダルの足への干渉は最小限に抑えつつ、
前のペダルも深めの位置に来る様に設定したところ、
スムーズなギアチェンジが出来る様に纏まりました。


エンジンノイズもかなり低下し、これで暫くは安心して走れるでしょう。
でも早いところOHしてやらないと・・・。
  • 都道府県:
  • -
  • 関連サイトURL:
  • -

コメント(全0件)

ホンダ スーパーカブ50の価格情報

ホンダ スーパーカブ50

ホンダ スーパーカブ50

新車 172

価格種別

中古車 82

本体

価格帯 14.8~30.8万円

23.43万円

諸費用

価格帯 3.3~4.15万円

2.41万円

本体価格

諸費用

本体

18.69万円

価格帯 6.8~32.78万円

諸費用

2.02万円

価格帯 2.34~4.98万円


乗り出し価格

価格帯 18.95~34.1万円

25.84万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

20.71万円

価格帯 9.14~37.76万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す