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megane Off-roadさん
ひょんな事からBeta Technoをタダで譲って貰うことになりました。
この車両は放置不動車。屋外でシートを被せて保管していたようです。
前々オーナーが放置、前オーナーが譲り受けて放置、最終的に私の所に来ました。
まず全体を見渡すと気になるのが油汚れ。
エンジンやリンク周り、ホイールハブやステム等あらゆる箇所が黒ずんでいます。コケかと思いましたが、油脂に塵等が堆積したようです。
当然各ゴム類は劣化してヒビ割れ、タイヤもその例に漏れずヒビだらけでしたが、チューブレスホイールであるにも関わらずリヤタイヤには空気が充填出来ました。
エンジンを掛ける為に先ずはブラグの火が飛ぶか見ていきます。
プラグを外し、クランキングすることを確認。エンジンにアースしてキックしてみます。
問題なく火花が飛んで一安心。
次はキャブレターを外し分解していきます。
ガスが滲んでいたのかボディは油汚れが体積し、酷い状態でした。
粘土の高い混合ガスがフロート室に残っていましたが、開けてみると特に酷い状態ではなく洗浄で大丈夫そうです。
キャブレターを重曹ウェットブラストで洗浄し、メタルクリーンに漬け超音波洗浄をしました。
見違える程スッキリ。
新品のような輝きです。
ガスタンクを別に設け、直キャブでエンジン始動を試みます。
エンジン側のインシュレーターはギリギリ使える範囲のヒビがありましたが、エアクリーナー側は裂けて崩壊寸前の為、今回は直キャブです。
ちなみに純正キャブレターではなく、京浜PE24に換装されていた為にエンジン側のインシュレーターとの径が合わず裂けてヒビが入っていたのではないかと思います。
追々このインシュレーターも交換対象ですが、この部品が9000円位します。口径が合っていないかもしれない部品にこの金額は出せませんので駄目になるまでこのままでいきたいと思います。
キック始動を試みます。
この車両、左キックです。
ブラグを外していれば問題ありませんが、圧縮が高い為に慣れない左キックは非常に難しいです。
台に乗って右キックを試みますが、数回でもも裏が攣りそうに…。
よろけながらもキックを繰り返し、遂にエンジン始動。
始動したは良いが回転が高すぎます。
急いでエンジン停止を試みるも、キルスイッチを押しても停止しません。
焦ります。
焼き付きます。
ギアを入れてエンストさせようにも、この車両はチェーンが付いておりません。
焦ります。
急いでブラグキャップを外します。
…感電しました。
という事で、無事始動までこぎ着ける事ができた訳ですが、今後はなるべくお金を掛けずに走れるように整備していく予定です。
この車両は古すぎて選手権の公認車両では無い為に大枚はたいてレストアしても使い道が限られてしまうからです。
分解洗浄がメインになっていきますが整備日記は続きます。
よろしければ動画もご覧下さい
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