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きたきつねさん

ステータス

日記投稿件数
425件
インプレ投稿件数
20件
Myバイク登録台数
13台
ウェビ友
45人

探検隊、ゲロトレ強化合宿!(その惨)

ツーリング期間
2017年07月15日 ~ 2017年07月16日
車種名
HONDA CRF125F
Myバイク
ハードアタッカー

きた口きつね探検隊のスキルアップのための強化訓練、最終章。である。

日曜朝。周囲で人が動き始めている気配を感じて目が覚めた。
デリカから降りてくると、すでにTOM、nnm両名が起きて行動を始めていた。いつもながら、早起きであるな。
げんま隊員は・・まだ車中で爆睡中。トランポにしている介護車両の中で、車いすで介護される夢でもみているのだろうか。

目を覚ますため、野営場の周辺を散策してみる。
すぐ脇にある清流では、太公望達が鮎を狙って竿を振っているのが見える。そんな静かな朝の風景。

一同がそろったあたりで簡単な朝食を摂り、本日の日程など話し合う。
私は、お薦めルートが残っているので、希望者とともに走行訓練へ出ることにした。
ふふふ・・まだまだ魅力的なルートは、この周辺に無数にあるのだよ・・せっかくここまで来たのだ、是非とも味わっていただきたい。

nnm隊員は昨日の訓練により指先がしびれるとか肩が痛いと訴え、ここで離脱するという。
奴も歳をとった故、ここは無理をすべきではないな。
では、また再びキャンプ会で相まみえようぞ。

TOM、げんま両隊員と私は野営場から出発し、舗装された林道を進んでいく。
途中、雨がパラついてきたためレインスーツを着てみたが、着ていた方がかえって蒸れて気持ちが悪い。

先般の日記で、「ツチノコ発見」の話題で紹介したルートへ入る。
ここは山土がむき出しで傾斜もかなりあり、そこへ連なるつづら折りの山道。
そこそこ難易度が高い・・ハズなのだが、隊員はキッチリ後ろへ付いてきている。
昨日の訓練の後だ、このくらいの場所はどうと言うことはないらしい。
む。頼もしい限りである。

あっけなく3名とも登頂し、眺めのいいところでお茶休憩だ。
素晴らしきかな、オフロードパラダイス。

登りもさることながら、下りも油断すれば谷底へまっさかさまだ。
昨年夏の訓練ではげんま隊員が下り斜面で数回転倒して苦戦を強いられていたが、今回は見違えるような安定感を発揮している。
敢えて言うなら、まだ肩に力がこもっているか。
このくらいの場所なら、片手ハンドルで降りてこられるくらい、腕の力が抜けているのが理想だ。

ここも以前の日記で紹介していた「日光寺」、山中にぽつんと存在する不思議な神社だ。
ここの山門の仁王像前で、「阿」「吽」の像のポーズで写真に納る二人。

山中に網の目のように展開するルート。
そのほとんどが行き止まりとなっているが、どこへ進むか分からないミステリアスな楽しさがある。

柔らかめのタイヤが変形することで得られる急斜面でのグリップ力。
げんま隊員のトライアルタイヤを装着したKLXは、以前と比べて格段に走破性が向上している。

無論、げんま隊員の師匠たるTOM隊員の走りもキレが良い。
後ろをピッタリとマークしている。

このようなルートを、ジェットコースターのように楽しげに走りまくる隊員。
やはり、こういう場所へ連れてこれて、良かったな。

今にも雨が降り出してきそうな曇天のなか、TOM隊員の口元からは笑みがこぼれている。
脳内のドーパミン分泌が上昇し、テンションマックス状態である。

森の妖精、トトロが歩いてきそうな緑のトンネルをくぐり抜けるルート。
木陰と爽やかな高原の風が、汗ばんだ肌になんとも心地よい。

ルートから、巨石が露出している山が見えた。
厳ついこの山の周辺は、サルどもの基地となっており、其処此処に奴らのフンが散らばっていた。
あのフンは非常に臭い。以前ハードアタッカーで踏んでしまったことがあったが、デリカに積み込んだ後で車内に立ちこめるその悪臭に悶絶したことがある。
そのような憂き目に遭わぬよう、隊員には十分気をつけるよう注意を促しておく。

たっぷりと獣道を楽しんだ後、山道から麓へ降りてきた。
野営場へと向かう道すがら、またまた木製の吊り橋を通過。
ここは1トンまでの車両が通行できると表示されており、小型の二輪車なら問題なく通過できる。
車のタイヤが通過する位置に、木の板が補強されているところが面白い。

昼前に、我々はトランポのある野営場まで戻ってきた。
ここで着替えてマシンを積み込み、撤収作業を行う。
その際、ブーツを脱いだ私は、脱いだそのブーツから強烈な悪臭が漂っている事実に気づいてしまう。
蒸れてしまった靴下レベルの臭いではない。コレは・・奴らのトラップか!
裏返してみると、ビブラムソールの溝にべっちょりと付着した黄褐色のペースト。そこから発せられるアンモニア臭。
あれほど隊員達に注意せよ、と呼びかけた私自身が奴らのトラップにかかってしまうなど・・屈辱である。
川のほとりで、木の棒で突きながらブーツを洗浄する、哀愁漂う私のうしろ姿であった。

いっぽう、げんま隊員のほうは、例のポータブル洗浄機を駆使して汚れたマシン達を洗浄中。
これは時間節約ができて実に効率が良い。疲れて戻ってきたときは、一層ありがたい道具であるな。

ハードアタッカーに装着したモトクロス系タイヤは、センターブロックがこの2日間の走行で目に見えて摩耗している。
舗装道での長距離移動には、まったく向いていないタイヤである。
このタイヤの次には、げんま隊員が使用しているようなトライアルタイヤを試してみることにしよう。

各自トランポへのマシン積み込み作業。
げんま隊員、怒濤のがぶり寄り。はっけよーいッ。のこった、のこったァァーー!!

私も、ハードアタッカーを格納して現地を撤収。
しばらくコンボイで帰路を進んでいたが、道中の国道分岐点でそれぞれの戻るべき方向へと分かれていく。
2日間の林道修行。内容が濃い日程だったが、それだけに満足感、達成感がある。
隊員各位よ。また次はキャンプ会で盛り上がろうではないか。
これをもって、3章に渡るツーレポを終了する。
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コメント(全18件)

TOMさん
お世話様です。

今回、長距離で内容も濃く、面白かったですわー!ありがとうございました。

でも家に着いたらバタンキューでした。
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国士越59さん
強化合宿及び、隊長業務、お疲れ様でした。
凛々しい陣頭指揮からコメディーリリーフまでこなす多才ぶりにカンドーしました! 
踏んずけて、ショボ~ンの背中も見せる。 現代社会における理想のリーダー像だと思います。
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Refさん
きたきつねさん、こんばんわ。
3章全75カットの長編力作、編集お疲れ様でした。

3章は予告編の「タマキン・スカイウォーカー」のベイダー卿への変貌と違い、
「きつ姉ェ」扮するレイア姫が「チューバッカ」の仕掛けた地雷を誤って踏んでしまういう惨な話でしたね(笑)。

折角なので、是非、宝くじを買いましょう!!
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MugenRSさん
まさかの青鬼さんの離脱。ゲロトレはハードなんですね。
指先が痺れるってヤバいしょ。大丈夫なのかな?
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杉さん
こんにちは
川のせせらぎを聞きなずらバイク仲間とキャンプ、最高のひとときですね。
幾多の困難をも乗り越え荒野を制覇、みなさんさすがです。
3編ともきたきつねワールドにはまってしまいました。
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きたきつねさん
TOM殿:先般は、お疲れであった。
ツーリング中には雨らしい雨が降らなかったが、帰りの道中から雷雨へと天候が急変し、さらにその翌日には水害発生レベルの大雨になったことには驚いた。
ある意味ちょうど良い引き際だったと思う。
また、今度はキャンプメインで出かけるとしよう。
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きたきつねさん
国士越殿:「凛々しい陣頭指揮」というより、ツアーコンダクター的な役割を果たしたのに過ぎぬ。一度地獄を観てみたい者は、私の後ろに付いてくるがいい。
そして、私よりも、個性豊かな隊員の行動こそがよほど面白いのである。おかげで私も退屈しないですんでいる。
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きたきつねさん
審判員殿:どうにも内容の濃いツアーだったため、3話に渡る日記となってしまった。私とて歳も歳ゆえ3回も続けてカイていると、ぐったりしてしまうのである。
「レイア姫がきつ姉ェ」だとエピソード4でレイアを救出に来たはずのルークが、慌てて自分の邦へ帰ってしまうものと思われる。「酎ーバッカ」率いるウッキー族の生物兵器は人体への直接のダメージよりも、メンタルへのダメージがとても大きかった。私は、かりんとうなどもうこりごりだ。
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きたきつねさん
無限殿:青鬼が途中抜けするのは珍しい。このところの疲労の蓄積とかがあったのかもしれぬ。それほどに過酷なゲロトレ・ワールド。
「指先が痺れる」わっはっは。そんなのはアルコールが切れただけであろう。ご心配召されるな。
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きたきつねさん
杉殿:長々続いたこの日記を、最後までご覧頂き、感謝である。
このような休日を過ごすことで浮き世の憂さを晴らし、また一週間の活力へと変換する。戦う男の正しい休暇スタイルなのだ。
それにしても、正直多少狙っていた部分があったにせよ、予想以上の荒れ具合。常に状況が変化し続けるのがオフロードの醍醐味ですな。
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
きた口きつね隊長、どうも!
みんな上手くなり過ぎて、全然ゲロトレに見えなくなってしまいましたね。(汗)
隊長だけは相変わらずトラップにやられてますが。(爆)
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きたきつねさん
キム殿:むう。全くである。「ゲロトレ」とは山奥でときにマシンを押しながら、ときに転倒し、ときにどっかへ落っこちる。そんなこんなでゲロを吐きそうな気分にまで追いこまれる、それこそがゲロトレのハズ。
今回のルートは中辛程度とはいえ、隊員みな腕が上達してしまったために、のたうち回って苦しむようなシーンがめっきりと減ってしまったのである。
トラップ:私とて、かのごとき生物兵器にだけは勝てぬ。ウンが付いたと割り切るしか、ないな。
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V-Striderさん
コンにちは~!

楽しい仲間と合宿なんて良いですね。
みなさんそれぞれの装備でトランポと一言で言っても、いろんなやり方があるんだな~と感心して読んでました。

被弾したのは最悪だったでしょうが、読者的にはその姿を想像させる文章に笑ってしまいました。( ´艸`)

キャンプも楽しみですね。
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きたきつねさん
ストライダー殿:強化合宿を経て隊員はみな林道強化人間へと進化を遂げた。もう私が手を下す余地はなく、後は草葉の陰から生暖かいまなざしで見守るのみだ。
装備:各人の経験により積み上げてきたツーリングスタイルがあり、そういう工夫には私も学ぶところが多い。
被弾:ここがイラクだったなら、私はこの世にいなかったであろう。大自然から学ぶ模擬戦闘。仕掛けられた数々のトラップ。私の戦場と呼ぶにふさわしいステージである。
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モンスタータートルさん
こんにちは。

相変わらず素晴らしいエリアでの強化合宿羨ましい限りですw

関東遠征強化合宿の開催日を楽しみに待っております(笑
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きたきつねさん
モンスター殿:ぐふふ・・こういった世界こそモンスター殿の戦場ではなかろうか。ぬるいトレッキングなど私はどうでも良い。熱く激しい世界こそ、私の心を刺激するのだ。
「関東遠征強化合宿」大変魅力的な申し出であるが遠征に行くにも土地勘がありませんでな。このようなゲロルートをご存じであれば、ぜひお誘いくだされ。一度は関東へも行ってみたいのである。
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おー(山に住む人) さん
常に最高のトレイルを行うためには、コンディション維持のために定期的な強化訓練が必要なんですね。
我々も課題こそ違いますが、定期的に訓練(夜の宴会のほうが目的!?)を行っとります!
トランポも手に入りましたので、そう遠くない未来に1度訓練へ参加させてもらえればと思います。
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きたきつねさん
おー殿:「コンディション維持のために」・・・本音と建て前の部分があるのだが、(夜の宴会のほうが目的!?)ぶっちゃけ我々も同じである。言い換えれば、「旨い酒を飲むために、暑いなか駆け回る」ということである。じっさい、乾杯の一口は、のどから手が出そうなほど待ち遠しい瞬間であった。
おー殿も良きトランポを入手されたことだ、遠征に来られる日を待っておるぞ。
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