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そらたみさん
2023年越し北海道TOP
https://imp.webike.net/diary/241042/
ってわけで今回は2台分4本作っていくぜ。
とりあえずセロー250用に中古のVE-33、VE-35のエンデューロタイヤをベースに作ります。
え…ほら本州でも使うからツーリストじゃなくても怒らないで…(前回参照)
まず下穴ですがホワイトマーカーでピン打つ場所マーキングしとくとわかりやすいです。
フルピンなんで全ブロックに打ち込むんですが広いブロックは2本だったり、左右交互に寄せて打ったりもするので。
あと前後合わせて500本近く打ち込むんで後半虚無になって変な場所に下穴あけないためです。
今回のチップピンがフランジ8mm、シャンク5mmなので4mmで下穴開けていきます。(ちょっときつくなるけど3.5mmとかでも良かったかも)
下穴はドリルとかリューターとかエンドミルとか色々試したんですけど結果木工用ドリルの竹用ドリルが一番使いやすいっすね。
一番綺麗なのはリューターだけど死ぬほど時間かかるしあっついゴム飛び散るわモーター過負荷になるわって感じでやめ。
あとクソ高いミニターのリューター壊したくないってのもある。
下穴あけるときはドリルストッパーでドリルが入る深さを決めるんですが、試しに一個ピン打ちこんでから全部下穴開けるのが良いっす。
実際に入れたドリルより浅くまでしかピン入らないことが多いので。
ドリルは決められた深さまで入れたら穴底でしばらく回転させたり上下に動かしてゴムの破片をしっかり出してください。
またこれによって下穴もきれいな形になるので座りが良くなります(と言われてるけどワイは労力の割にそこまで違いを感じなかった)
まぁ実はスパイクガン持ってるんですが…
よくあるOKU製のコピー品ですね。
品質はそんな良くないので、予備の部品作るついでに放電加工機で爪作ったり、旋盤で精度良い部品に差し替えたり、シール打ち替えたりでほとんどオリジナルじゃねー謎のキメラが出来上がった。
マジで中華スパイクガン箱出しで壊れてるかタイヤ一本作り終わる前にぶっ壊れるから試しに買ってみなw
スパイクガン直せる作れる人向け
スパイクガン使えば楽勝かってーと意外とそんなこともなく、奥まではまらなかったり結局修正が必要になることが多い。
電動ドリルで回しながら入れるよりは楽だがそこまで大きな違いはないくらいに感じる。
風魔プラスワンとかの一本あたり130円(だったと思う)ってのはかなり良心的な価格だと思う。
あと上から押さえ付けて打ち込むので、タイヤを組んで空気パンパンに入れるかタイヤの内側に枕木を入れて体重かけながら入れないとほぼ失敗する。
打ち込む際はトリクロロエチレンの溶剤で滑りよくして打ち込んでいるが556とかパークリで代用しても問題ない。
油で抜けやすくならんか不安あると思うけど結構タイヤってオイル吸ってくれるんで打ち込んで1週間後に使うとかじゃなきゃ全然ダイジョーブ。むしろ油吸ってタイヤ全体が柔らかくなるし下穴の割れもかなり抑えられる。
昔からある2stオイルでタイヤ復活!みたいな原理っす。
続いてVストローム250用タイヤの制作
こいつは17インチなんでオフロードタイヤが全然ないんで選定に苦労した。
実は作り終えてからIRCからVストロームサイズのオフロードタイヤGP-21とGP-22が発表。
完全にVストロームサイズだし前後チューブレスタイヤでブロックパターンもスパイクタイヤのベースとしては申し分なかったけど2種類作っても17インチに使いみち無いので泣く泣く諦め。
結局使ったのはVeeRubber製のVRM-109R ってモトクロスタイヤ。
サイズは4.60-17を前後共用にするので2本。
メトリックだと117サイズくらい。
Vストローム250のタイヤサイズは
前110/80-17
後140/70-17
タイヤ幅は30くらい外れてても問題なくハマる。
扁平率はアッソって感じでスルー。
インチは合ってないと無理っす。
結局インチがあってれば結構無茶な幅じゃない限り普通にはめて走れますよ。
まぁメーカー保証外だしめちゃくちゃ速度出してパンクしたらそりゃシラネーヨって感じにはなる。
タイヤトラブルは即転倒につながるからメーカーもショップもイケルイケルダイジョブダイジョブなんては絶対言わん!
あとチューブ組付けの際はバルブの根本のナットは締め込まないのがセオリー
空気圧落とすとタイヤとリムの密着が弱くなるので、強いブレーキなんかでだんだんズレてきてチューブが引っ張られてバルブが斜めになっちゃう。
で、その時ナット締め付けてるとバルプの根本から裂けてパンクってパターンになるので緩めるか付けないのがベスト。
タイヤ内に水とか入ってリムの内側錆びちゃうから、帰ったらタイヤ外して洗おうね!
まぁ緩めようがめちゃくちゃチューブずれれば裂けるんだけどね。
レースとかだと空気圧かなり低いしブレーキと加速の負荷がでかいので、タイヤとリムがズレないようにビードストッパーって部品をタイヤ内に入れたりする。
リムに穴開けなきゃいけなかったりするしタイヤ交換の難易度も上がるから必須ではないけど、オフ車なら純正ホイールにすでにビードストッパー用の穴あいてっるのもあるのでチェックしてみよう。
それでお店でタイヤ交換してもらえるならビードストッパーもついでに付けてもらえばおっけー
噂だとYSPで持ち込みスパイクタイヤ交換してもらえるらしいゾ…
この辺の空気圧の話って北海道ツーリングだとめちゃくちゃ重要なんでまた詳しく解説すると思う。
ってかタイヤだけでくっそ長文になってもーたw
準備編2(スパイクタイヤ説明)
https://imp.webike.net/diary/241266/
準備編3(スパイクタイヤ制作)
イマココ
準備編4(バイクの装備)
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