氏さんのSUZUKI GSX-R1100 バイクいじり日記 「燃料添加剤　PEAの本質」

さて、有名どころのFUEL1
売りはPEA配合だけれども、どこにもPEAとは書いていない。

なぬっ!


あ、和光って小田原なのね。

でも心配なく。
ちゃんとPEAは配合されている。
まぁ企業秘密だけど。

で、ここからが本題

PEAって何か。
単なるPEAは樹脂材料。あとエポキシの硬化剤に使われている。

アレ?って思うよね。
そう、PEAはカーボン溶解ではなく、あのドロっとした成分でシリンダー壁面を潤滑する摩擦低減が本質ということ。


でも、実際各社が使用しているPEAはここに書かれている通りPEA系清浄材であってPEAではない。
どういうことかというとPEAのカルボン酸、オレイン酸の塩基部分をいろいろと換える事で清浄性を持たせているということ。
あとは、各社配合のその他成分の基本特性によってその方向性が決まってくる。

なので
(1)シリンダー摩擦低減による燃費向上
(2)シリンダー内の清浄
(3)シリンダー内へのカーボン再付着防止
がこれら添加剤基本特性かな。
面白いのは、添加剤としてパワー向上の機能を待たせることもできるけど、ついついアクセル開けがちになって燃費が落ちるので、メーカーはあえてパワー向上の成分を入れていない向きがあること。

結論的には、シリンダー内のカーボン汚れを落とすには専用洗浄剤の直噴+放置プレイが一番ということかな。
ま、個人的見解だけどね。

あ、一番は全バラ オーバーホールだった。