長距離走行時に辛い手の平の痺れに何かの対策をしたいと考えました。
手の痺れに根本的な対策を考えるならエンジンから発せられる振動の減少、エンジンマウントの硬度変更、振れ止めステーの追加、ダイナミックバランサーのウェイト重量変更、コーティングによるフリクションロス低減、他にも様々な手が思い浮かびます。
いずれにしても費用と手間が問題になります。
先ずはお手軽に試せる事からという訳でFANATICファナティック インナーウェイトを仕込んでみました。
これはハンドルバー内に真鍮で出来た重量物をゴムマウントにて組み込むことにより固有振動数の変化と吸収を狙った商品です。
商品の特性としてはバーハンドルはその長さから固有振動数が低いので大きな変化を期待出来ますが、セパレートハンドルはその短さから固有振動数が高く期待は薄いと思っておりましたがそれなりに効果はありました。
取り付けての実走テストでは4250rpm時に感じていた振動が減りました。
特に高速道巡行時の左側の振動が減りました。これはバーエンドミラーに映る後方視界が右側よりはっきり見える事からも確かです。
肝心の右側ですが効果が薄く、振動は少しは減りましたが振動する速度域が移動しただけで結局手は痺れます。
効果が無いとは言いませんがウェイトの重量を変化させる事で更なる効果が期待出来ると思うので真鍮棒の在庫はあるので旋盤にてこのバイク専用のウェイトを製作して各種試してみるつもりです。
まずは寸法の許す限り出来るだけ重いウェイトを作って試走しながらウェイトを削り重量と振動の相関関係をデータ取りしつつ左と同じ程の振動にしたいと思います。
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