昨年,中華製コンプレッサが壊れてしまったため,近所のホンダにビードを上げてもらいに行った.
そこのおっちゃんが,ビードワックスの代わりにシリコーンスプレーをじゃんじゃんぶっかけていて,それをまねしてみると非常に具合が良いことが分かった.
まず,新しいタイヤがリムに入りやすい.初めの片側は手だけで難なく入る.以前は,汗だくでリムの塗装もボロボロにしながら,苦労して入れていたものが,スポッと入るようになった.
新調したリョービのコンプレッサの性能がまともなこともあるが,ビードも一発で上がる.以前はここもだいぶ苦労した記憶がある.何しろ滑りが重要だ.
シリコーンスプレーをたっぷり使ってタイヤを交換してあると,その次の交換も楽になる.ビードが落ちやすい.ビードブレーカーがなくとも,薄口のレバーを突っ込むとするするとビードが落ちてくれる.実は,この古いビードを落とすのに一番時間を食っていたので,この副産物的効果は大助かりである.
当然タイヤをリムから外すのも楽だ.これもレバーを使うのははじめの少しだけ.あとは手でズコッとはずれる.
このシリコーンスプレー,ニップルの交換にも重宝である.適当な,ニップル口金が通る金属の板に,口金をボルトで固定して引っ張ればいいのだが,シリコーンが吹いてあれば作業はじつにスムーズだ.
今回,連日の猛暑でなかなかやる気が起きなかったが,シリコーンスプレーのおかげで早朝に1時間かからずに作業は終わった.
使用工具
・タイヤレバー(薄いタイプ1本,普通のやつ2本)
・シリコンスプレー(ホームセンターで150円くらい)
・コンプレッサー(エアダスター,空気入れ)
・虫回しドライバ
・角材2本(リム台)
コメント(全3件)
タイヤ交換にシリコンスプレー初めて聞きました。
家にある無溶剤タイプのシリコンスプレーには生ゴム、シリコンゴムに使用不可と書いてありました。タイヤの50%近くは天然ゴム(生ゴム)で出来ていますが、ブレンドされていれば大丈夫なのかな?
私は台所の中性洗剤を薄めてスプレーする事もありますが、素直にビートワックスを塗る時が一番作業効率が上がります。