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cbkowatanabeさん

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20件
Myバイク登録台数
2台
ウェビ友
2人
  2013年04月03日

メーターダンパーオイル注入

■車種名
HONDA NIGHTHAWK650
■Myバイク
しびこ号
■走行距離
39456km
■難易度
中級
最近アイドル付近~4.000rpmのタコメーター針のブレが気になりだしたので、ダンパーオイルをチェックすることにしました。全分解する必要はなく、タコメーター部のみ取り出します。メーター針はマイナスドライバーを左右から差し入れ、文字盤を固定してあるネジ頭をてこにしてググッと浮かせて取ります。

外装を外したメーター本体の状態。まず上部と下部を分解します。

外れました。下のグルグルは磁石で上の鍋蓋に作用して共回りさせます。

ちなみに鍋蓋の裏側はこんな感じ。空っぽです。

本体最大の難所、カシメ部。ここを外さないとオイルを補充出来ませんので勇気を持って外しにかかります。

プライヤーでカシメ部をコジってスキマを作ります。シャフトがくっついているので全体をまんべんなく均等にこじる感じです。

そこに出来たスキマにマイナスドライバーを差し入れて、プレートを本体から外します。

メーター本体上部が外れました。

今度はプレートを固定している2枚のメタルをプライヤーで挟んで外します。ここはネジ締めではなく圧入なのでしっかりくわえこんで慎重に外します。

メタルを外しました。

メタル2枚をはずしたら本体からプレートを外し、プレート台座に取りかかります。ここは薄いU字ナット2枚がシャフトの切れ込みにひっかかっているだけなのですぐに取り外せます。

プレート台座を取り外しました。透明のプラスチックの蓋がダンパーオイルを封入してます。見ての通りスキマはゆるゆるなのでメーターをひっくり返すとじわじわとオイルが漏れてきます。メーター自体は上向き固定の取り付けなので激しい動きによるオイル洩れは想定されていないんでしょう。なので構造上メーターの保管は裏返し厳禁です。

で、プラカバーを外したところ、中身は、、、、カラッポでした。
規定量がどれくらいなのかは解りませんが、容器状になっていることから中に一定量のダンパーオイルが通常入っていることは明らかです。
空っぽになったのはこの構造を知らなかった過去の分解時に、ひっくり返して作業したことが原因でしょう。

ここで初登場、今回お世話になるダンパーオイルです。
いろいろネット検索した結果、ラジコン用シリコンオイル80000番というのが良いらしいので、早速注文しました。
ちなみにホームセンターには置いてなく、近くに模型屋さんもないのでネットショッピングでしたが、お値段は700円程度とお安く、送料込みでも1.000円チョイ。
メーター屋さんでオーバーホールすると数万円はかかるので大幅に節約出来ました。

このオイルを容器に入れます。規定量は解らないから、めいっぱい入れることにしました。
このオイル、エンジンのブレを含むメーターワイヤーの動きを緩和するだけあってかなり硬めです。
なので容器をギューッと握って絞り出す感じで垂らしました。

細いドライバーの先でオイルをほぐして、ダンパーオイルを満タンににしました。



訂正。。。後日の試運転の結果、満タンだとレスポンスが重かったので1/3程度に減らしたところ、まずまずの動きでした。
※ アイドル1.100rpmで針がピタッと静止してました。
※ エンジン停止時、針はパタッと自然に落ちます。
※ 吹かし時のレスポンスは吹かした分だけ軽すぎず重すぎず忠実に反応します。

目出たくフタをしました。

ここからはこれまでの逆順で取り付けてゆきます。まずプレート台座を取り付けて、、、

シャフト部にU字ナットをオイル洩れを防ぐために交互の向きで2枚はめ込みます。

次に上からプレートをはめ込み、メタルをプライヤーで圧入して固定します。

無事オイルの漏れもなく固定出来ました。

ここまでの作業でヒゲゼンマイがかなり縒れてしまったので、、、

ピンセット等で慎重に形を修正します。この後は外枠の取り付けになるので円盤部、ゼンマイの稼動状態、各部取り付け状態を最終チェックします。

外枠のカシメ部は最小の緩みなので、取り付けは人力ではなかなか入りません。

なので、位置決めをしたらアンギュラスでグッと締め込みます。

再生出来ました。ここで円盤部の突起がストッパーに正しく当たっているか確認します。
ここは一見大雑把な作りですが、極めて精度が高いところなのでストッパーをむやみに広げたり形を変えたりすると。正しい回転数を再度設定するのに一苦労します。

本体の組み付けが確認出来たら文字盤を取り付けます。
文字盤は傷が入りやすいので一連の作業終盤のここの作業はひときわ集中力を必要とします。

文字盤を取り付けたら、針を押し込みます。くねらないよう慎重に上から針中央部をシャフトに押し込みます。
またゼロ点の狂いやすい作業でもあるので背面の本体の状態にも気を配ります。

上手く針がセッティング出来たら、ケースに装着します。

固定は背面2カ所のネジ締めになります。トルクをかけすぎるとカバーが割れたりネジが切れたりするのでほどほどの締め具合で固定します。

文字盤部にホコリ等がないか確認したら、ガラスカバーをかぶせます。ここも元々カシメ部分なのではめ込みは無理せず慎重に装着します。装着したら水滴等の侵入がないよう緩めたカシメ部を工具を上手く使って締め込みます。

かーんせい!!!
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コメント(全4件)

 CA1173  さん
タコメーターって、こんな風になってたんですね!
エンジン始動後のメーターの状態も気になります(^_^;)
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cbkowatanabeさん
そう、これ考えた人えらいですよねえ。
修理前は1.100rpmで針が±50rpmでビクビクしてましたが、修理直後は800rpmあたりでもビクともしてませんでした。オイルの流動性と重さでブレを吸収して針を安定させるようです。レスポンスはちょうど程良い感じですね!
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 CA1173  さん
とても勉強になりました!
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cbkowatanabeさん
いえいえこちらこそありがとうございました。ちなみにChapter 15で訂正しましたが、オイル量は今回1/3程度が良いようです。
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