SZKHNTIさんのバイクいじり日記 「グリップヒーター自作（2）」

SZKHNTIさん

グリップヒーター自作（2）

■車種名

SUZUKI スカイウェイブ250 タイプS

■難易度

中級

作業工程1

【車種】SKYWAVE250 CJ46A

前回作成した、グリップヒーターを実際に取り付けます。

今回、製品を買わずに自作した理由は取り付け方にあります。ヒーターをハンドルとグリップの間に付けるのが一般的ですが、スカイウェイブはアクセルコーンに出っ張りがあり、それを削る必要があります。また、そのあとにテープでヒーターを付けるのですが、配線をグリップとハンドルの間に通さないといけないですし、グリップも厚くなります。製品は配線はキレイに取り回せますが、グリップは厚くなります。

自分はグリップ径が厚くなるのが嫌なので、ハンドルに穴を開け、そこから配線を出してハンドル内にヒーターを入れます。つまり、ヒートデーモンズ方式の取り付け方です。ヒートデーモンズは16800円なので、8000円で作れた自分は8800円の得です。自作にこだわったのはこれがあるためです。いちいち夏などにグリップ交換しなくても良いのもメリットです。

スカイウェイブにはシガーソケットが標準搭載されていますので、そこから電源を取り出し、あとは前回のように配線していくだけです。取り付けしやすいように長めに導線をとっていますので、余った部分は耐候性のタイラップで固定します。

完成したものを実際に使ってみたところ、気温5℃で80km/hで走行しましたが、手が暖かいというよりも熱いです。グローブはコミネのGK-749のみです。1時間の走行のうち、ON-OFFを3回ほど繰り返しました。常時ONだとやけどしそうです。ハンドルカバーやナックルガードは取り付けていないのですが、取り付けなくてもよさそうです。

さすがに40W(片方20W)の電力での発熱は大きいです。去年の冬は手が痛くなっていましたが、今年はそんな思いをしなくても良さそうです。むしろ、やけどに注意ですね。

フィルムヒーター自体はネットでも2枚で1000円程度で買えるので、自作はおすすめです。ニクロム線とガムテープでも代用できます。グローブやベストにニクロム線を這わせれば自作電熱ウェアなんかも2000円程度で作れるかもしれませんね。