今回ご依頼いただいたのはKTMグループ統合後のGASGAS、モトクロッサーのMC250Fです。シリンダーヘッドカバーからのオイル滲みとのことでお預かりしました。 KTM系列の車両は現在、パーツ納期は物にもよりますが約2~3週間と時間がかかるほか円安の影響もありかなり値上がりしています。定期メンテナンスをお考えのお客様はお早めの見積もり/整備依頼をお勧めします。
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オフシーズンにやっておきたい重整備、腰上OHも承ります。特に2サイクルエンジンは原理上4サイクルよりもメンテナンスサイクルが短いです。当店では1シーズンごとのメンテナンスをお勧めしています。 さて今回ご依頼いただいたのはヤマハYZ125X、モデルチェンジ前の車両になります。ピストンリビルトキットという、腰上OHに必要なパーツがひとまとめになった部品の設定があります。1点注意が必要なのが、エンジン製造時の微細な加工公差に由来してピストンが4種類設定されている点です。シリンダー後方にA~Dのスタンプで示されています。こちら刻印ではないため、高圧洗浄を繰り返すなどすると消えてしまう恐れがあるのでご注 ・・・
当店では、エンジンオーバーホール後の1,000km点検を工賃無料で行っています。ヘッドナットの増し締め、カムチェーンの調整、バルブクリアランス測定、圧縮圧力の測定、オイルストレーナーの清掃、ドライブチェーンの調整、各部の増し締め。一般的には、慣らし後にエンジンオイルの交換をするだけでしょうが、当店ではこれだけの項目を工賃無料で行っています。まずはエンジンオイルを抜いて、オイルパンを外します。オイルを抜いている間に、ヘッドカバーを開けてヘッドナットの増し締めを行います。カムチェーンの調整は必ずヘッドナットの増し締め後に行わなければなりません。ヘッドナットを増し締めすると、僅かながらカムチェーンが ・・・
10月7,8,9日に2泊3日で、CB1100Rオーナーズクラブの西日本ツーリングに行ってきました。前日にドライブチェーンの張り調整と注油をしました。長距離ツーリングの前には、点検整備をしっかりとやることが大切です。目的地は、四国松山の奥道後温泉です。朝6時に出発、西を目指します。1時間ちょっと走って、伊勢湾岸道の刈谷SAで休憩。次に名神高速の草津PAで休憩。ここまでで250km走りましたが、26Lタンクの1100Rはまだまだ給油の必要はありません。明石海峡大橋を渡り、淡路SAに到着。390km走ってまだリザーブにはなっていませんが、ここで給油します。燃費は21km/Lでした。関西のメンバーは、 ・・・
ヤマハ製エンジンが載っているということで有名なシェルコTY125です。こちらのモデルは、発表当時はClassicという名称でしたが、現在はadventureという名称になっています。YBRやTTRなどと同系列のエンジンが搭載されているのですが、クラッチのキレが悪く半クラが使いにくいとの事でした。 他の車種でも当てはまりますが、原因のひとつとしてクラッチスプリングのズレが挙げられます。写真2枚目がわかりやすいかと思いますが、スプリングのセンターが固定ボルトのセンターとズレており、プレッシャープレートやハウジングと接触してしまっています。この接触部分が摩擦抵抗となりクラッチの重さやキレの悪さに繋が ・・・
先日のスカイウェイブに続き、またビッグスクーターです。 今度はヤマハのマジェスティC、SG03Jです。バッテリーが上がり、お客様にて新品に交換したものの再度バッテリー上がりが起こったとのことで、修理のご依頼を頂きました。 充電不良を疑い、電圧を測定したところ、エンジン稼働中でも12Vを下回っていました。レギュレーターもしくはステータコイルの故障が疑われたのですが、いろいろや状況を考えるとステータコイルの方が怪しそうです。 ステータコイルからの配線は3本出ているのですが、各端子間は同通して正解なのですが端子−ボディーアース/バッテリーマイナス間は同通しているとアウトです。見立て通り、アース間で同 ・・・
①今回の車両はDT200WR,1991年モデル3XPです。ピットインサービスよりご依頼いただきました。 ミシュランのトラッカータイヤです。店主は最近JNCCのタイヤ規制でFIMタイヤばかりなので、ハイトのあるタイヤが羨ましいです(笑 ②実はこちらの車両、リアタイヤにバードストッパーが2つ装着されています。空気圧を下げて走行する場合必須の装備ですが、オンロードの取り扱いが多いショップではタイヤ交換に難色を示されるところもあるとか。当店ではスーパーヘビーチューブでもタブリスでも対応しておりますので、お気軽にお申し付けください! ③ビードストッパーを増やすとリム落ちやチューブずれなどのトラブルは大き ・・・
当店では、エンジンオーバーホール後に1,000km点検を実施しています。項目は、ヘッドナット締め付け確認、カムチェーン調整、バルブクリアランス測定、オイルストレーナー清掃、エンジンマウントボルト締め付け確認、ドライブチェーン調整、圧縮圧力測定です。ヘッドカバーを開けたら、まずヘッドナットの締め付け確認です。締め付けトルクは3.8kg-mです。次にカムチェーンの調整です。CBはカムチェーンが2本ありますので、それぞれ調整が必要です。バルブクリアランスの測定は、シックネスゲージで行います。広くなりすぎている場合は、バルブシートとバルブフェースの間に異物の噛み込みが疑われます。オイルストレーナーの清 ・・・
林道やコース走行に欠かせないオフロードブーツですが、履きっぱなし、洗いっぱなしになっていませんか? 今回はガエルネのED-PROをお預かりして、メンテナンスを行いました。林道用として定番のED-PROは特にレザー使用面積が多いモデルです。履いてそのまま放置しているとレザーの痛みが進み、ブーツとしての寿命が短くなってしまいます。今回は洗浄して汚れを落とした後、レザーワックスがけ及び磨きを行いました。写真左側が施工前、右側が施工後です。 適切なメンテナンスを行うことで傷や汚れが付きにくくなるほか、深い艶は見た目にも美しく、さらにはレザーが硬化しないので寿命・フィット感の向上といいこと尽くしです。ス ・・・
CB750Fのバルブクリアランス調整をしています。フレームが赤いですが1100Rではなく、750FBボルドールです。なので、カウルとカウルステーを取り外します。タコメーターケーブルを抜いて、ヘッドカバーを外します。クランクを回すためにエンジン右側のジェネレーターカバーを外します。スパークプラグも外した方が、クランクを回しやすいです。当店では、ホンダの純正SSTを使ってリフターを押し下げています。現在このSSTは廃番のようです。SSTは、リフターを押し下げておくものと、リフターからシムを外すものの2つがあります。外したシムはピンセットかマグネットフィンガーで取り出します。シックネスゲージで測定し ・・・