とらすけさんのHONDA CB1100 RS バイクいじり日記 「待ちに待ってたナイトロン」

NITRON STEALTH TWIN R3は「派手さを捨て、その名の通りマシンに溶け込むステルス性を追求」したNITRON R3シリーズのブラックモデルです。

ノーマルサスも性能的に不満はありませんでしたがガンメタのリザーバータンクに赤字のショーワが嫌でした。

換えたいなぁって思ってはいましたが如何せん高額なパーツなのでなかなか踏ん切りがつかず・・・
Webikeさんの商品ページを見ては溜め息をつく毎日でした(´・ω・`)

我慢してストレス溜めるよりも、買って仕事のモチベーションにした方が人類の平和に役立つ!と自分に言い聞かせ、清水の舞台で愛を叫ぶほどの決意で交換に至った次第です。←なんのこっちゃ?(*´∀`*)

前置きが長くなりましたが交換して秩父の峠や市街地を100kmほど走った感想を書いてみたいと思います。

まずノーマルサスとは全然別物です。

正直交換してもさほど変わり映えはしないだろうなぁなんて思ってました。

しかし乗り始めてすぐに違いがわかりました。

今迄当たり前のように感じていた路面の細かいギャップによる振動がもの凄く穏やかになるんです。

全然感じないってのは言い過ぎになりますけど、今迄多くの細かい振動が体に伝わっていたんだってことに気付かされました。

インプレにも書きましたけど、ノーマルサスが砂利道走行だとするとNITRONは水面を滑走するような感じなのです。

大きな段差は無理ですがマンホールの凹凸や路面の継ぎ目やひび割れをとても優しくいなしてくれるのです。

峠ではコーナーリングの最中でもしっかりと路面を捉えて、ノーマルでは足りないと感じた「あと一息の踏ん張り」が凄く利くのです。

これも交換したからこそ気付いた点なんですけど連続コーナーで切り返した後オーバースピードだとリアが暴れていたんですよね。

それを捻じ伏せるのが面白いと思ってましたが良いサスなら切り返し後がとってもスムーズで気持ちが良いのです。

バイク素人なので専門的な用語を使って説明できないのがもどかしいのですけどホントにノーマルと違うのです。

NITRONに換えた皆さんが軒並み使うフレーズ「上品でしっとりとした乗り心地」ってこのことだったんだと深く感動しました(*´∀`*)

っとここまで大絶賛のNITRONなんですけど困った部分もありました。

それは交換する前からわかっていたことなんですけどフロントサスとの違和感です。

リアサスが良く動いて仕事してくれるお陰でフロントサスが路面の衝撃を吸収しきれて無いことがはっきりと伝わるようになりました。

リアサスがお嬢様だとするとフロントサスがお転婆娘みたいな感じです。

凄くチグハグになるんですね・・・当たり前なんですけど(´・ω・`)

峠だとより一層チグハグ感が前面に出てきます。
コーナーに進入する直前のブレーキングでフロントが暴れる回数が増えました。

これは前のコーナーから立ち上がってすぐ次のコーナーへ進入する時のスピードが上がったためだと思います。

ノーマルサスより踏ん張りが利くのでアクセル開度が上がってるんですよね。

RSのフロントブレーキはラジアルマウントなので通常のブレーキよりは剛性があるはずなんですけどフロントサスが一歩遅れる感じがするのです。

私の技術が至らない部分が大多数ではありますがフロントサスの設定を見つめ直す必要を感じました。

本来ならリアサス交換と同時にフロントサスも交換するのがベストなんでしょうけどNITRONにはCB1100RS用のフロントサスのラインナップが無いんですよね・・・

まぁ仮にあったとしても金銭的に無理なんですけど。・゜・(ノД`)・゜・。

これからサスの勉強してベストなセッティングを見つけたいと思います。

ノーマルサスを全否定するような書き方になってしまいましたが、ノーマルだってかなり高品質なサスペンションです。

それでもNITRONに換えて良かったなって思ってます。

慣れてしまえば当たり前になってくるのでしょうけど、乗り始めてすぐに感じた水面を滑るような感覚はなかなか貴重だと思います。

NITRONは乗り手の体格に合わせたセッティングで納品してくれるので自分専用のマシンになります。

高額な商品ですから交換するのに勇気のいるパーツですが、まさに「買って悔いなしっ!!」と言えるカスタムパーツです(*´∀`*)