この車両も友人からの依頼で持ち込まれました。
依頼内容は点火しないので修理してとの事でした。
ポイントが疑わしいのでフライホイールを外しソースコイルを取り外してテスターにてポイントとコンデンサの抵抗値を計測しながら導通が確認出来るまでポイントを擦りました。
各部コネクターとキルスイッチを確認するとスパークプラグに火が飛びました。
点火する様になったならエンジンの音出しをしたくなったのでキャブレターをオーバーホールし別タンクから混合ガソリンを供給し、キック2発で始動しました。
圧縮は11キロあったのでエンジン本体は大丈夫だと思っていましたが、クランクからカンカンと打音が出ました。
オーナーにエンジンからの打音を聞いてもらった所、エンジンオーバーホールを依頼されました。
必要部品を洗い出したのですが、スタンダードサイズを含む全てのサイズのピストンとリングが廃番。コンロッド廃番。クラッチバスケット根本のベアリング廃番。ガスケットも部分的に廃番と厳しい部品供給でした。
予定ではミッションも含め全てのベアリングを全交換する心算でしたが、部品が出ないのでクランクベアリングと各部オイルシール交換だけでお茶を濁します。
ガスケットは社外部品なら入手出来る様なので納期1ヶ月との事でしたが発注しました。
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