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さん

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ウェビ友
1人

1977 YAMAHA DT250M エンジン換装


この車両も友人からの依頼で持ち込まれました。
依頼内容は点火しないので修理してとの事でした。
ポイントが疑わしいのでフライホイールを外しソースコイルを取り外してテスターにてポイントとコンデンサの抵抗値を計測しながら導通が確認出来るまでポイントを擦りました。
各部コネクターとキルスイッチを確認するとスパークプラグに火が飛びました。
点火する様になったならエンジンの音出しをしたくなったのでキャブレターをオーバーホールし別タンクから混合ガソリンを供給し、キック2発で始動しました。
圧縮は11キロあったのでエンジン本体は大丈夫だと思っていましたが、クランクからカンカンと打音が出ました。
オーナーにエンジンからの打音を聞いてもらった所、エンジンオーバーホールを依頼されました。
必要部品を洗い出したのですが、スタンダードサイズを含む全てのサイズのピストンとリングが廃番。コンロッド廃番。クラッチバスケット根本のベアリング廃番。ガスケットも部分的に廃番と厳しい部品供給でした。
予定ではミッションも含め全てのベアリングを全交換する心算でしたが、部品が出ないのでクランクベアリングと各部オイルシール交換だけでお茶を濁します。
ガスケットは社外部品なら入手出来る様なので納期1ヶ月との事でしたが発注しました。

エンジンオーバーホールの準備段階として締め付けトルクの大きな場所は車載時に緩めておくと楽なので各部を緩めつつミッションオイルを抜いた所、錆びたコーヒー牛乳が抜けてきました。
しかも全然量が足りません。
この時点でミッションとクラッチ周りの全損が確定したので部品も入手出来ないしスペアエンジンをヤフオクにて探す事にしました。

この車両はヤフオクで購入したそうです。
点火していなかったのだから始動して確認をしている訳が無くエンジンの打音は説明文には記載されていなかったでしょう。
ミッションオイルに水が混入しているのも知らなかったと言えばノークレームノーリターンで逃げれるでしょう。
そこまでは仕方無いとしても写真写りの為にパラ吹きされた各部の塗装とフロントフォークのインナーチューブに貼られた錆隠しのアルミテープ等の各部から悪意を感じます。

昨日、ヤフオクにてオーナーが落札した中古エンジンを持って来られました。
腰上はアルミ腐食でガサガサで粉がパラパラ落ちてくるし腰下はオイルと泥でベタベタです。
今日一日掛かって落とせる腐食は削り落とし、洗浄して下準備を済ませました。
フルレストアなら迷わず全バラですが、今回は修復・修理が必要な箇所だけ手当する方向でとりあえず載せて始動確認する事になりました。
明日、エンジンを載せ、潤滑し圧縮を測定し点火系の点検後に各部を組み立てて行こうと思います。

バイク屋では無い筈なんですが、何故か依頼が立て込んでますね。
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