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ポイ・シュガポフさん

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ホンダ・ニュースリリース 二輪車領域を読んで


ホンダのニュースリリースが発表され、二輪事業部も大幅な組織改革が行われる見通しだそうです。

以下は抜粋引用
S・E・D・Bの各部門が部門を超えて、より協調と連携ができるように、二輪事業本部と二輪R&Dセンターを組織として一体化させます。

https://www.honda.co.jp/50years-history/challenge/1973companyleaders/page02.html
この辺り読むとホンダという企業の組織作りの歴史・変遷が判ってとても面白い。

ホンダという企業は宗一郎氏と藤沢氏が7年夫婦のように寄り添って常に対話しながらホンダにふさわしい企業理念を作り上げた、と。

昔河島さんが社長になる前に空冷・水冷問題で久米さん(後の3代目社長)が本田翁と大喧嘩して拗ねて失踪してしまう、という大事件が起きました。この時も血が流れたとか流れなかったとか。

そのくらいの情熱を持ってモノづくりに取り組む企業がホンダの血脈だと思います。

河島喜好2代目社長はかつて経済紙のインタビューで「親父さんにはスパナで頭殴られた」と笑って振り返った逸話が有名ですが、河島さんに限らず研究所の人たちは宗一郎翁には皆一度は殴られてるようで、手加減無しの本気のフルスイングを食らって皆さんマジで出血していたようで。
久米さんも失踪(実は自宅に居た)した事になってますが、怪我して治療していたとみるのが真相ではないかと。

まぁ、今回の二輪部門の組織改革案は素人ながら邪推しますと大企業病の克服でしょうかね?
大卒エリートの集団ばかりになると官僚主義が蔓延り新しいものを生み出す力が失われていく。

これはどの会社もかかる病です。
最近ではアップル社が重傷のような気がする。
現在の八郷社長は就任以来、組織再編にずっと取り組んできた方。任期中にホンダという企業の今後あるべき姿を見出すことができるでしょうか?

と、まぁ外野のホンダファンとしては、今後も魅力ある市販車のリリース、夢のあるレースでの勝利を今年も期待しております。

気になるのはレース活動ですが特に触れられてはおらずまずは一安心。

そういえば今年も6月9日(日)にCBオーナーズミーティングは開催されます。今度こそCB450で、もてぎに行くぞ!

https://www.honda.co.jp/cbmeeting/

夏は鈴鹿8耐だぁ!
(7月30日)

秋はモトGPだぁ!
(10月20日)

ワイは今年もホンダを応援します。

あくまで蛇足ですが、ホンダの歴代社長と主な足跡を。

ホンダ社長早見表

初代(1948~1973年)本田 宗一郎(ほんだ そういちろう)・・・始祖。得意技はスパナ(打撃・投擲)、拳による直接打撃。空冷教創始者兼教祖。

二代目(1973~1983年)河島 喜好(かわしま きよし)・・・二輪・4輪の市販車・レース活動全ての始祖。オシャレ。弟の博氏はヤマハ社長となったが解任劇に合い後にHY戦争の引き金となった事はあまりに有名。

三代目(1983~1990年)久米 是志(くめ ただし)・・・二輪・4輪の市販車・レース活動全ての設計者。エンジニア代表として本田宗一郎氏に直接反論してしまった不幸な人。経営に関しては恐らく歴代一の負けず嫌い。レースでも市販車でも敗北は許されないのだよ。

四代目(1990~1998年)川本 信彦(かわもと のぶひこ)・・・飛行機志望の人だったが騙されて入社し第二期F1の司令官。米国でアコードを売りまくった功労者。

五代目(1998~2003年)吉野 浩行(よしの ひろゆき)・・・飛行機志望だった人。東大卒。主に環境対策を研究していた研究所の中心部の人。世界中でフィットを売りまくった功労者。

六代目(2003~2009年)福井 威夫(ふくい たけお)・・・F1の人。第3期F1の司令官。この人はほぼレース畑出身と言っていいんじゃないか?当然HRCの元社長。

七代目(2009~2015)伊東 孝紳(いとう たかのぶ)・・・主に4輪の人。NSXの生みの親として余りにも有名。車の売れない罰ゲームのような苦難の時代にメーカーとして生き残り策をばかりやらされる。実はバイクはオフ車乗り(CRF)。

八代目(2015~)八郷 隆弘(はちごう たかひろ)・・・現代表取締役社長。経歴は開発者として4輪の人と言える。経営陣入りしてから欧州・中国と渡り歩き、帰国後購入した愛車はVTRだそうだ。

と、まぁ、こんな感じです。八郷さんには是非ともレース活動を維持していっていただきたい。
年末に秋葉原で行われたバイクイベントでトヨタの豊田章男社長が飛び入り参加して話題になりました。「若い人にもっと乗り物に興味を持ってもらいたい、それはバイクも車も関係ない。」と、その理由を語ったそうです。

かつてホンダにあった乗り物に対する情熱を引き継いだのは、他ならぬトヨタだった、なんて事を後世で言われないように八郷社長にも二輪を盛り上げていって貰いたいですね。

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