話しがずれましたが、CRスペシャルは
データがない状態からスタートすると
セッティングに手間がかかります。
また口径が大きくなると張り付きという現象がおき
アクセルが重くなります。
メリットとは古いバイクに良く似合うスタイルと、
セッティングが決まればクラシカルキャブらしい
アナログな加速が味わえ、(遅くないです)
構造がシンプルなので耐久性が高いこと、
使い方が良ければFCRよりへたりが少ないです。
セッティングが難しくなっている理由を
私(田崎)なり考えると、
アイドリングに近いスロー系と、
中域のジェットニードル関連、
全開近くに影響するメイン系のうち、
特にスロージェットが関係している開度域と、
ジェットニードルが関係している開度域が、
お互いにそれぞれきちんと役割分担されていると
セッティングの際に扱い易いのですが、
ここが重なっている部分があるため、
組み合わせの判断が難しいからだと思います。
データが全くない状態からスタートし
このスロージェット、ジェットニードルの
組み合わせが上手くいっていない状態だと、
空ぶかしでは調子がよさそうでも、実際に
走り始めるとすぐにアイドリングしなくなって
しまったり、プラグがかぶってしまったりするので
なかなか難しいのです。
アイドリング近辺が濃いからといって、
スロージェットだけ番手を下げれば上手くいく
というわけではないからです。
次回に続きます。
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