「二十間道路桜並木へ」 | ウェビックコミュニティ

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yamaさん

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yamaさん

2016年05月03日

二十間道路桜並木へ

ツーリング期間: 2016年05月01日～ 2016年05月01日
走行距離: 535km

前日の4月30日(土)、札幌のVさんとツーリングの計画を立てていましたが、季節はずれの吹雪。峠は軒並み圧雪状態。気温は上がる気配もなく、ツーリングは断念。翌日の5月1日は晴れでまあまあのツーリング日和ですが、Vさんは予定がつかず、ソロツーリングとなりました。
桜もそろそろほころび始めただろうと、静内(新ひだか町)の二十間(にじゅっけん)道路桜並木を目指して出発です。早朝は峠の凍結の恐れがあるため、7時に出発。快晴の羊蹄山を後にしました。

太平洋側の国道235は混雑が予想されるため、千歳を抜けてからは山沿いの道道をつないで走ることに。
千歳からの道道の裏通りから日高・浦川まで、サラブレッドの牧場が無数にあり、まさにサラブレッド街道です。

草を食む馬たちと、牧草の緑と空の青のコントラストが、道沿いに点在する快適路を進みます。

細かく入り組んだ山沿いの道道をつなげて走ります。信号もないワインディングロードで牧場と林をぬけていきます。

雪に覆われた日高山脈の山々が見えてくれば、もうすぐ静内です。

本当に牧場は無数にありますね。

全てが競走馬になれるとは限らないでしょうけど、これだけ無数の牧場が経営できるということは、この産業のすそ野はかなり広いのでしょうか?

馬に気を取られている間に、桜並木に到着です。桜はまだまだですね。2~3分咲きといったところ。
道路幅は二十間(36m)道路というだけあって、広いですね。8キロにわたる直線道路に桜3000本がびっしりと植えられています。
かってこの地にあった宮内省の御料牧場を視察する皇族の行啓道路として造成されたのがはじまりとされています。
桜の時期でなくても見事な道路です。

昼近くとあって、車でごった返してきました。バイクもちらほら見かけます。明日から気温は上がる予報なので、数日後には見ごろになりそうです。

二十間道路を日高山脈へ向かって北上すると、静内ダムで行き止まりです。
かつて日高山脈を切り開いて、十勝とを結ぶ日高横断道路の建設が行われていました。難工事のため費用は膨らみ自然保護の反対運動もおこり、凍結されました。
今はここから先は通行できませんが、以前はこの未舗装道道やその奥の林道によく走りに来ました。工事のため至るところでがけ崩れが起こり、立派な作りかけの道路や橋は打ち捨てられていました。日高の山々に人間がつけた傷跡は今も深く残っているのでしょう。

ということで、今回の旅の締めくくりはちょっと感傷的になってしまいました。