ベッキーさんのライディングスクール・講習会日記 「BKRS行ってきました。」

場所は白糸スピードランドです。

京葉スピードランドみたいな小さいコースを想像してましたが、意外とコース幅もあって、中型バイクでも充分楽しめそうです。

バイクは全てVT系です。

タンクやマフラーはベコベコです。

これなら心おきなくバンクさせられますね。(笑)

参加者は18人くらいで、3グループに分かれてます。

先生は大五郎さん含めて3人。

そのうちの一人はTOTのヒーロー、上田隆仁さん!

サインをお願いしたら「字が下手だからサインできないんですよ。(ニコッ)」と断られてしまいました。

受付が終わると、座学で理論+大五郎さんの熱い思いを聞きます。

「バイクの楽しさを一人でも多くの人に知ってもらいたい!」という気持ちが伝わってきます。

大五郎さんが一番教えたいのは、ステップワークでバイクをコントロールすること。

1本目は、立ち乗りで左右のステップに交互に力をいれ、傾きに応じてバイクのハンドルが自然に切れる、いわゆるセルフステアを体感します。
これだけで腿がパンパンになってしまいます。
それが終わると、シートに座ってコース幅いっぱいに使ってスラロームします。
この時、アクセルは一定にして、ステップワークに集中します。
さらに、ハンドルでスラロームしないように、片手で同じことをやります。

2本目は、コース上に小さいオーバルコースを作って、3台ずつで延々と左回りを続けます。
進入でINに寄りすぎないクセを付ける練習です。

3本目は、同じオーバルコースを右回りします。
右コーナーは不得意なのでふらついてしまいますが、下半身でバイクをホールドして上体の力を抜き、頭をコーナー出口にグリッと回すと驚くほど安定します。

4本目は、インフィールドを使った周回コースを使います。「ステップワークを意識してッ!」、「INに寄るのが早いッ!」と怒られながら頑張りますが、「メリハリが無い」とか「バンクさせてる時間が長い」とか、次々に弱点を指摘されてしまいます。

5本目は、インフィールドを片手で走ります。ステップワーク&セルフステアができてないと、スムーズに走れません。
慣れてくると、片手でも膝擦りができるので、ちょっと新鮮な気持ちになりました。

6本目と7本目は、フルコースで走ります。勾配の少ないコースなので非力なVTでも加速するし、すごく楽しかった。

参加した目的は、

(1)どのくらいバンクさせるとグリップの限界が来るのか?

(2)コーナー脱出時、バイクがまだ傾いている時にどのくらいアクセルを開けて良いのか?

(3)あわよくばスライドコントロールできるようになりたい。

ということだったんですが、バンクさせたくてもサイドスタンドの付け根やステップを擦ってしまうのでタイヤの限界までバンクさせることができませんでした。
なので、(1)~(3)とも習得できなかったんですが、VTのように最低限の機能しかないバイクだからこそ基本を守らないとうまく走れないことが体感できた。
実際、フルバンク中にハンドルをこじると簡単にスリップダウンしてしまう。

結局4回も転んじゃいました。

なぜか小指の先がハンドルのバーエンドと路面に挟まれ、超痛かった。

初級、中級で上手くなりたい人は参加するとすごく上達できると思います。

膝擦ったことが無い人が5~6人いたようですが、最後は皆膝擦って楽しそうでしたよ。

おしまい。