友人の希望で、芦ノ湖そば食いツーリング。10時平塚PA集合です。近場でゆるーいので、絶滅危惧種TDR250で参加。白煙と黒いオイルタールが気になります。
- 1 いいね
- 1 コメント
腰下が完成したら、腰上の組み付けに入ります。4気筒の場合、2番3番のピストンからシリンダーに入れていきます。注意することは、ピストンリングを損傷させないことです。今回は、750FのSTD62mmピストンなので、ホンダ純正のピストンリングコンプレッサーを使っています。また、ピストンの首振り防止のため、ピストンの下に首振り防止のSSTを入れています。シリンダーにピストンを上手く入れるコツは、ピストンリングをしっかりと縮めることと、ピストンの首振りを防ぐことです。2番3番が入ったら、1番4番を入れます。4気筒とも入ったら、クランクシャフトが軽く回るか確認します。次はヘッドです。ヘッドはシリンダーとは ・・・
CB750FBのエンジンオーバーホール、腰下組み付けです。組み付け前に、ミッションのベアリング交換やメタル合わせは済ませてあります。エンジンオーバーホールに限らず、部品の組み付けにはボルトの締め付けが関わってきますが、特にエンジン腰下、クランクケースの締め付けには上下で32本のボルトがありますので、締め付けはとても重要です。当店では、トルクレンチはダイヤル式のものを使用しています。もちろん、メーカーでの定期校正もしっかりと行っています。クランクケースのような大きな部品は締め付け加減によって歪みが出やすいので、締め付けトルクと締め付け順序はとても大切です。歪みが出てしまうと、メタルの偏摩耗などが ・・・
CB750Fのシリンダヘッドにバルブを組み付けます。構成部品は、シリンダーヘッド、バルブ、バルブスプリング、スプリングシート、コッタ、リテーナー、バルブステムシールです。エンジンの中で、最も構成部品が多いのがシリンダーヘッドです。バルブの組み付けには、ヘッドを乗せるスタンドがあると便利です。まずは、スプリングシートをヘッドにセットします。次にバルブステムシールを挿入するのですが、細いドライバーに8mmのディープソケットを差して、挿入治具にします。ドライバーの先端をバルブガイドの穴に入れ、手で軽く押し込めばステムシールは挿入できます。次にバルブスプリング、リテーナーの順にセットしますが、バルブス ・・・
CB1100Fのキャブレターをオーバーホールしています。4連を分解しないと、2番、3番、4番のエアカットバルブの交換ができません。4連を分解するには、チョークバルブを外さなければなりませんが、ビスのプラス溝が完全になめています。過去に分解した履歴があるようですが、なめたビスは交換しておいてほしいですね。なめたビスを緩めるには、専用のプライヤーでつまんで緩めます。ネジザウルスが有名ですが、私は一回り大きく力を掛けやすい、興和精機の強力ネジプライヤーを使っています。4連を分解したら、ガソリンのジョイントパイプを外して、Oリングを交換します。このOリングが劣化すると、ガソリンが漏れます。フロートチャ ・・・
CB1100Fの車検整備で、ドライブチェーンの交換をします。ドライブチェーンは錆が出ており、スプロケットにも摩耗が見られたので、セットで交換します。まずは、ドライブチェーンをカットします。ディスクグラインダーでピンのかしめを削り落とすと、ピンを抜きやすくなります。次にホイールを車体から取り出します。ロングフェンダーだと取り出しにくいのですが、この車両はセンタースタンドが付いているので、リアショックが伸び切り、ロングフェンダーでも取り出すことができます。スプロケットを取り外しましたが、ハブのスタッドボルトが錆びついていました。ワイヤーブラシで丁寧に錆を落とします。ホイールは、オイルシール周りがグ ・・・
CB1100Fをハイエースで神奈川県まで引き取りに行きました。購入してから初めての車検ということで、CB専門店の当店で細かく見てほしいという依頼です。とてもきれいな1100Fで、見た感じでは特に悪いところはなさそうだったのですが・・・ハイエースに載せて走り出してすぐに、道路の段差を超えたら、後ろの方からシュッシュッという音が聞こえてきました。あっ、リアサスが抜けている!すぐに分かりました。まあ、40年前のバイクですから当然と言えば当然なんですけどね。お店について細かく見ていくと、右側フロントフォークのアンチダイブアジャスターが変な位置で止まっています。回そうとしたんですが、回りません。分解整備 ・・・
新規のお客さんのCB750Fですが、オイル漏れが酷いので見てほしいとのこと。エンジン周りを見渡すと、たしかにオイルでベタベタです。詳しく見ていくと、カムチェーンテンショナーのOリングや、オイルパンの銅ワッシャーが入っていません。しかし、オイル漏れの量からすると、原因はこれだけではなさそうです。ヘッド締め付けナットを増締めしてみると、2か所だけトルクが全く掛かりません。ナットをよく見ると、キャップ部分が割れています。どうやらここからのオイル漏れが最大の原因のようです。ではなぜキャップ部分が割れているのでしょうか?それは、スタッドボルトの出しろが長いからです。なぜ出しろが長いのか?嫌な予感がしまし ・・・
CB1100Rですが、クラッチが重たいです。長期間乗っていなかったため、クラッチが張り付いているものと思われます。早速クラッチを分解していきます。クラッチカバーを外したら、リフタープレートを外します。スプリング力が掛かっているので、6本のボルトを交互に均等に緩めていきます。外した部品は、床に直置きなどせずに、きれいな容器に整理して置いておきます。クラッチアウターを外すと、シフトシャフトを抜くことができます。クランクケースの左側にあるシフトシャフトのオイルシールですが、シフトシャフトを抜かないと交換ができないので、ここまで分解する必要があります。オイルシールは専用のプーラーで抜きますが、プーラー ・・・
CB1100Rのステムベアリング交換を行います。ステムべアリングを交換するには、フロント周りを全て取り外す必要があるので、フロントスタンドは使えません。フレームをジャッキで支えるか、上からフレームを吊り上げるかのどちらかになります。1100Rの場合は、ヘッドライトとメーターを外す必要がないので、Fよりも手間が掛かりません。ネイキッドのFは配線も外す必要があるので、手間がかかります。トップブリッジを外したら、タイラップでカウルステーに固定しておきます。ロックナットとトップスレッドナットを外せば、ステムは下から抜き取れます。アウターレースの抜き取りは、ホンダのSSTを使って抜き取ります。ステムに残 ・・・
予定ルートは、道志道の北側の県道35号線で都留まででした。宮ヶ瀬湖を抜け、国道413号線から、それて、県道35号線を狙っていたのに、何処かで曲がらなかったことに気がついたけれど、だいぶ先に進んでいたので、そのまま走って相模湖でした。ま、久しぶりにR20をのんびりと走るのも良いもんだと、道の駅”甲斐大和”でトイレ休憩と小休止です。R20を都留の方に戻るか?、甲府方面に進むか悩んだ結果、久しぶりついでに、甲府方面からR137で河口湖・山中湖で、道志を抜けることに決定でした。大正解で、R137号線に分岐すると、早々に桃畑が満開状態です。ちょいと、脇にそれて、桃畑=桃の花を満喫できました。帰りの、山中 ・・・
CB1100Rの車検整備ですが、エンジン左側のスプロケットカバー辺りがオイル汚れが確認できます。この辺りのオイル漏れは、シフトシャフトのオイルシールかカウンターシャフトのオイルシール、スプロケットのOリングからが考えられます。早速、スプロケットカバーを外してみると、どうやらシフトシャフトのオイルシールからのオイル漏れのようです。このオイルシールは、シフトシャフトを抜かないと交換できないのですが、シフトシャフトはクラッチ側からでないと抜くことができません。ですので、クラッチ周りの部品を分解することになりました。外した部品は整理してきれいなトレーの上に置きます。床に直置きは厳禁です。クラッチ部品を ・・・
ソロキャンツーリングに行ってきました。今シーズン初のバイクに荷物を積み込んでのツーリングです。目的は前の日記で書きました本田宗一郎ものづくり伝承館。火曜日は休館日なので2日目に向かいます。今日は1年半前に訪れて食べたソーセージの味が忘れられずに、手作りの村道の駅作手で夜の食材を買う。ここに寄ると決めただけでルートはノープランで参ります。名古屋の渋滞を避ける為に6時には出発したかったのですが、なんやかんやと7時出発になってしまい、案の定23号線は大渋滞。ノロノロと岡崎市まで走りそこからはまあまあなペースで10時過ぎに道の駅に到着。ここはライダーにも人気なのか?前もいっぱいバイクいましたが今回も相 ・・・
CB750Fですが、クラッチを握って1速に入れるとエンストしてしまいます。長期間乗っていなかった車両で、クラッチの握り応えも重いので、クラッチディスクとプレートの張り付きを疑いました。早速クラッチを分解したところ、やはりディスクとプレートが張り付いていて剥がれません。プレートにはディスクの摩擦材がこびりついていました。ディスクとプレートを交換して、クラッチナットを締め付けますが、このナットは六角ではなくて4個の切り欠きのあるタイプなので、専用のソケットで締め付けます。クラッチカバーを取り付ける前に、ノックピンの交換をしようとしましたが、固着していて抜けてきません。プライヤーでつまんだくらいでは ・・・
神奈川県のお客さんのところへ、CB1100Rを引き取りに行きました。買ったばかりのハイエースが大活躍です。スーパーロング、ワイド、ハイルーフなので、カウルを取らなくても余裕で乗ります。乗せる時はラダーが外れないように、車とラダーをタイダウンでしっかりと固定します。エンジンを掛けて半クラッチでエンストしないように慎重に乗せます。フロントタイヤをスポーツチョックで固定して、ハンドル部分にタイダウンを掛ければほぼ動かなくなります。スポーツチョックは、通販などで売っている安いものでなくて、剛性がしっかりしたバクスレイ製品を使っています。新東名は路面がきれいなので車が揺れず、タイダウンが緩むこともありま ・・・
オーバーホールが終わったエンジンを車体に搭載します。1100Rは右側のダウンチューブが外れないため、2人でエンジンを持ち上げて真横に移動させます。また、オイルパンもエンジン搭載後に取り付けることになります。昇降台車にエンジンを載せておき、フレームと同じ高さに台車を合わせると搭載しやすくなります。当店では3人でエンジン搭載を行うのですが、もう1人はカウルステーを上側にずらして支える役目です。こうすることで、フロント周りのハーネスのカプラーを外す必要がなくなるので、大幅に手間が省けます。搭載できたら、補器類を取り付けていきます。スタータークラッチ、スパークアドバンサー、パルサージェネレーターを取り ・・・
CB1100Rのエンジンオーバーホールで、腰上の組み立てをしています。腰下が完成したら、ピストンの組み付けを行うのですが、ここで注意することはピストンピンクリップをクランクケース内に落とさないことです。そのため、ウエスをしっかりと敷いてクリップの落下防止をします。 ピストンの組み付けができたら、次はシリンダーの組み付けです。2番、3番から先にスリーブに挿入します。ピストンリングを爪で押してスリーブに導いてやります。無理をするとピストンリングを破損するので、慎重な作業が求められます。 シリンダー、ヘッドと組み付けたら、カムシャフトの組み付けに入ります。CBのエンジンは2段掛けのカムシャフトです。 ・・・