W650のヘッドカバーのオイル漏れの修理依頼を受けました。カワサキ車のオイル漏れはいつものことなのでヘッドカバーガスケットを交換します。カムやベベルギアも問題なさそうです。分解したら清掃し、液体ガスケットを付けて、ずれない様に気を付けながら元通り組み付けます。こういうキャブで整備スペースのある車両は楽ですね。スーパースポーツやFI車の4気筒なんかは邪魔な部品やホースを外すのにも一苦労です。
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マジェスティ125FIのエンジン始動不良の修理を依頼されました。少し走ったらエンジンがかからなくなったそうです。車両を引き上げて症状を確認しますが、普通にエンジンがかかってしまいます。バッテリーや充電、点火系を見てみるもテスターの上では問題なし。状況を再現するため試乗してみます。何回かの試乗の後、スターターのワンウエイクラッチ滑りの症状が出ました。エンジンが暖まったせい?一度症状が出ると収まらず滑りまくっている様子です。幸い部品はあったので、ワンウエイクラッチ一式交換。スターターギアのベアリングもガタが大きくなっている様なので交換します。スタータークラッチの滑りは直りました。念の為、試乗してか ・・・
スカイウエーブ250の電源が入らないと依頼を受けました。現状確認します。メインの電源が入りません。バッテリーやヒューズは問題なし。フロントカウル一式を外し配線とメインキーの導通を確認しました。どうやらメインキーに問題がありそうです。本来ならメインキー一式を交換するのが正しいのかもしれませんが、ビックスクーターのキーシリンダーは長いし大きいし値段も高い!そのうえ交換ともなるとこの程度の分解では全然足りません。メーター周り、インナーパネルやBOXも外すこととなり工賃もかかります。相談の結果、とりあえず分解できるところまででいいので、メインキーの接触不良を直してみる事になりました。一番下の部分しか出 ・・・
別のVT250FEの納車整備作業です。さんざんやってきたVTのキャブはパッパと外せて、作業楽で良いです。古いですがエンジンが丈夫で、現域で走っている車両も多いですが、長いこと寝ていて不動だった車両でも、これまでオシャカになったエンジンに当たったことも非常に少ないです。下手すると、カブのエンジンはそこそこ変なの当たりますが(いかれてても走れてしまうのがカブの凄さ!)、VTはこれまで扱ってきた台数で考えると、フルオーバーホールまでしなければいけないものが、1台あったかというくらいですので、非常に優秀です。その頃はまだエンジンが高騰する前で、数千円で程度の良いものゲットできたので載せ替えしました。な ・・・
スタータークラッチの滑りを直したマジェスティ125。修理完了かと思いきや再びエンジンがかからなくなってしまいました。今度は原因はすぐ分かりました。キーONにしても燃料ポンプの作動音が聞こえない。今の今までエンジンがかかっていたのに・・。ひとまずこの状態で急いでリレーと燃料ポンプを調べます。燃料タンク上のカバーを外しにかかりますが、一部リアのカウルと外れないようにはめ込んである部分がある為、テールライト、左右リアカウルも外します。これ、単体で簡単に外れるように出来なかったんでしょうか?相変わらずポンプは動いていない模様。リレーや配線をチェックします。電気は大丈夫。やはり燃料ポンプが原因のようです ・・・
ヤマハ マジェスティ125のFI警告灯が点灯し、エンジンがかからなくなったと依頼を受けました。エラーコードを読み取ると吸気圧センサーと吸気温センサーの異常のよう。点検すると配線が断線していました。端子の付け根からの断線の為つなぎ直す余裕はありません。パーツリストを見ても、カプラや端子単体は載っていません。仕方がないので、カプラをバラし、合いそうな防水カプラの端子を探して配線を作り、入れ替えました。同じところから出ている5本の配線のうち2本が切れていた為、他の配線も作り直す事になりました。ギボシで繋ぎ熱収縮チューブで絶縁と防水をしています。あとはハーネス用テープでまとめます。無事に警告灯は消えエ ・・・
CBX550のエンジンがかからなくなったと依頼を受けました。点検したところプラグに火花は飛んでいるよう、圧縮も一応は問題なし、エンジンはかかっていたとのことなのでキャブレターも大丈夫そうだし、ガソリンを抜いてみても水が混ざっている様子もなし。ガス欠しているわけでもないのにかからない。見た目新しそうだけど、点火系にSP2パワーコイルキットが組まれているのが若干不安なのでまずはそこから確認してみることに。するとプラグコードの付け根あたりからすぐ横のネジにリークしている箇所を発見。絶縁のゴムキャップがあっても、コイルから金具が突き出す構造とネジが近すぎるせいかリークしているもよう。熱収縮チューブを使 ・・・
ゼファー400のセルモーターが回らないと依頼を受けました。始動系を順に点検していきます。配線、接触も大丈夫。特に電気は問題なくセルモーターまで来ているようです。エンジンもロックしてはいないのでセルモーター本体の不具合ですね。分解していくとブラシの削りカスが凄いです。ブラシが限界まで摩耗しています。清掃し、各部点検していきます。スターター本体に問題はなし、磁石やベアリングも大丈夫でした。幸いブラシとOリングは新品があったので、交換しグリスアップしながら組み付けます。ブラシ部分が新品の為組み付けにくいです。無事に組み付け完了、グリスアップの効果もあり、元気に回るようになりました。
CB400Fourヘッドカバーからのオイル漏れ修理依頼を受けました。邪魔になる部品を外してヘッドカバーを外します。このバイクはヘッドカバーにロッカーアームが付いているので注意が必要です。絶対にテンションがかかった状態で外したり、無理やりネジを締めて押し込んではいけません。ヘッドカバーを外して各部点検清掃し、パッキンに液体ガスケットを塗って組み込み、バルブクリアランスを調整します。組み込む前にネジ山を点検します。構造のせいか、ヘッドカバーのネジ山は特に痛んでいる事が多いです。案の定2ヶ所ほどネジ山がダメになっていました。ヘリサートを使い修理します。幸いドリルが使える外側だったため、このまま修理可 ・・・
フォーサイトのエンジンあたりから酷い異音がして力がなくなり走らなくなったと依頼を受けました。確認すると酷い異音と振動があります。どちらかというと駆動系から音がしている様子。エンジンは無事であって欲しいと祈りながら駆動系を分解します。カバーを外して今の状態をチェック。ドライブベルトが高速側で固定されている・・。ウエイトローラーが摩耗して中のピンが飛び出し、プーリーが動かなくなってしまった様子。しかもローラーの入る部分を削ってしまっている。内部を清掃、グリスアップし、ダメになったプーリー、ウエイトローラー、ドライブベルトを交換します。エンジンは問題なかった為無事修理完了しました。ベルトもずっと交換 ・・・
キャブレターを分解し、清掃作業を進めます。まずは左右に分割します。どうやら3番4番のスロットルバルブが固着している模様。ケミカルを使い無理せず固着部分の腐ったガソリンを溶かしていきます。加速ポンプが付いているので通路を点検。キャブレターのジョイントパイプ部分からケミカルが漏れてきました。メインのジョイントパイプもやはりダメでした。覚悟はしていましたが1、2番と3、4番のリンクも全バラシしすること決定です。ここを繋いでいるチョークバルブのネジが小さい上にゆるみ止め加工されていてかなり曲者なので壊さないように慎重に作業します。壊れたら部品はありません。無事にバラして清掃と部品交換を進めていきます。