きたきつねさんのHONDA CRF125F ツーリング日記 「ハードアタッカー、起動。」

冬の間、ガレージの奥で眠っていたハードアタッカー。

バッテリーの充電、チェーンテンションの調整などを行って、エンジンをスタート。

キャブタイプのマシンですが、キャブを空にしてから冬眠させているのでガソリンの劣化もなく、セルで素直に目を覚ましてくれます。

久しぶりに跨がったハードアタッカー。あれ?こんなに車高あったんだっけ。とか、こんなにレスポンス良かったんだね。などと感じます。

しばらくおっとりマシンのデコピンに乗っていたから、ハードアタッカーがじつは尖ったマシンだったということを再認識。

自宅からちょっと走った、新発田市内の標高の高い林道で調子を見ます。

いいねえ。さすが、ダートに強い!コーナーごとにリズミカルに吹かすアクセル、ヒラリヒラリと旋回する軽量車体。まるでカモシカになったような気分です。

長い林道の行き止まりに到着。

まだ風が少し冷たい。高熱のエンジンがカン・・カン・・カンと小さな音を立てています。

やっぱイイなあ。ハードアタッカー。

バイクのすぐ近くの杉を見ると、幹の下のあたり、樹皮がずる剥けになっています。

ううん?これって?

画像では少々不明瞭ですが、熊さんの爪痕が見えます。

つまり、熊が食料の少ない時期に杉の皮を剥ぎ取って、内側に付いている軟らかな薄皮を囓りとった跡でした。

これをやられると、杉の木が弱って枯れたりするんです。熊が増えすぎて、困ったもの。

自宅へ戻る途中、見かけたソメイヨシノの並木。今(先週末)が丁度満開でした。

ここは農道で、軽トラがときおり通るだけのみち。こんなに桜がきれいなのに誰も見に来ない。なんと勿体ない話だ。

ちょっと芝草の上に座り込んで、ペットボトルのお茶を飲みながらひとり観桜会。

というかんじで、その翌日デコピンと入れ替えで上越に出発。

俺と一緒に山で活躍してもらいますので、そんなお話しもご紹介していきますよ。