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J.P.Pさん
2023年も残り僅かになってきました。今年のカスタム目標がブレーキ強化!マスターシリンダー、ブレーキライン、キャリパー、フローティングディスク まで交換しました。
フロントディスクをSuper Sportフローティングディスクに交換したら、ペタル形状のリアディスクがフロントと合わず、しっくりこない感じがしていました。交換当時は、ブレンボ社からZX-6R用のリアディスク販売が無く、半ば同一メーカーでフロント・リアが揃う事がないと思っていました。
ブレンボ社から待ちに待ったZX-6R用のリアディスクが販売。
SERIE OROリジッドブレーキディスクローターの特徴は、精密な製造公差と製造サイクルにより設計された、高い平面度と同心度をもったリジットタイプのブレーキディスクです。素材はステンレス製、ディスク外径(220mm)と厚み(5mm)は純正同等です。
ホイールを外す前に、リアホイール回転センサーを取外します。次に割ピンを外し、リアアクスルナットを32mmソケットとスピンナハンドルを使い緩めます。その後、アクスルシャフトを抜き、チェーンをリアスプロケットから左にずらし、リアホイールを外していきます。
チェーン、ディスクブラケットでスイングアームや周辺に傷が入らないよう、ウェス等で養生しておきます。
取外したリアホイールからディスクを外す際、ホイール下に枕木を設置するのですが、私は古タイヤ(車のタイヤ)を利用しました。此方の方がリムに傷が入る心配もなく安心して作業できます。あとディスク面の直置は厳禁ですよ。ディスクが歪み破損の原因になります。
ABSディスクも裏表あります。組み上げ時に間違わないためにも、外す前に表側にマーキングをしておきます。
ペタル形状のリアディスクとSERIE OROリジッドブレーキディスクローターとの比較です。
純正も素材はステンレス製、外径は220mm、厚みは5mmです。
ぶっちゃけZX-6Rの純正ブレーキディスクよりも安いのではないのでしょうか…
ホイールにSERIE OROリジッドブレーキディスクローターを仮当てし、取付け状態の確認を行います。
ブレンボのロゴマークがワクワクしちゃいます。(自己満足!気分全開です。)
取付け前にブレーキローターに付着した油分を脱脂します。
ホイールに残ったネジロック剤をタップM8-1.25を使って除去していきます。この作業をする事でディスクボルトを締める際、スムーズにいきます。タップをあてる時は慎重に!失敗するとホイールの買い替えになりますよ…
カワサキ純正部品【92154-1865】ボルトソケット4本も一緒に注文しました。既存のディスクボルトも再利用はできますが、たっぷりネジロック剤が塗布されています。あたまが六角タイプなので、再利用する場合は、嘗めないように気をつけましょう。因みにネジロック剤はヒートガンで温めると外しやすくなります。
ディスクボルト締め付けは、基本の対角線で締め付けしていきます。締め付けトルクは28N-mです。
ディスクを交換したら、ホイールを元に戻していきます。ホイールには左右形状が違うカラーが嵌まっています。左右間違わないように注意して下さい。
今回の作業でホイールを元に戻すことが、一番大変な作業でした。身体全体を上手く使い、タイヤを持ち上げて元に戻していきますので、油が付着し汚れてもいい作業着がベストです。
いよいよ最後の工程、アクスルナットを締める前に、1G状態で各部を馴染ませてから、締め付けトルク130N-mでアクスルナットを締めます。締め付け後に割りピンを挿しますが、挿す際の要領があります。要領は取扱い説明書にも記載されています。
割りピンは新品交換が必要です。カワサキ純正部品【550AA4045】です。
コメント（全2件）
なんか解りやすく丁寧、キレイな作業でプロのようです。✨