すけすけさんのYAMAHA TDM900 バイクいじり日記 「【HACK!】後付け燃料計で安心と楽しさを手に入れる」

日常の使い方は給油ごとにリセットするだけ。
始動すると0.01リットル単位で加算していって、任意で設定した数値に達したら残量警告モードで点滅するようになります。

プロテックの燃料計はもうひとつあってデュアルフューエルメーターDG-329というのがあるんですが、こちらは使用量モードと残量モードの2種類を任意で表記出来るようになっています。
実は以前使っていたのがDG-329で、長年使用していて思ったことは使用量モードだけで充分ということと、出来ることなら使用量モードが2つ計測出来たら面白いのに・・と思っていたわけです。そしたら満を持してGTM-01が発売されて飛びついたという流れです。

GTM-01は使用量モードが2つ計測出来るようになっているので、ひとつは全体の消費量を把握するために、もうひとつは瞬間燃費計として使用出来るようになります。例えば暖気運転だけとか、通勤だけとか、高速道路だけとか、色んなシチュエーションで部分的な燃費計算が出来るようになります。

配線方法はACC電源に連動するプラス配線とマイナス線の他にインジェクター信号線が必要になります。
自分のバイクのインジェクター信号線を見つけることが出来れば割り込ませるだけですが、その際はエレクトロタップなど使わず(インジェクター信号線が切れると走行不能となる)、部分的に皮膜をカットして半田付けをオススメします。

配線が整ったら、最初に初期登録が必要になります。
1.一度満タンにした後に燃料計がデータ収集開始
2.次に給油する際に何リットル入れたか、バイクのタンク容量が何リットルかを入力

この2つの作業で自分のバイク専用のデジタル燃料計が完成です。出来ることならデータ収集中は一般道や高速道など色んな道を走ったほうが良いのと、たくさん消費したほうがデータの精度がUPします。収集したデータは後から簡単に補正出来るようになっているので、いくらでも自分好みの精度に近づけることも出来ます。



●まとめ

プロテックの燃料計のメリットは2つあります。
ひとつはガソリン残量にハラハラしなくなるということ。
元からある残量グラフでは、満タンからしばらくは全然減らないのに途中からどんどん減っていくという、給油タイミングが分かりづらいんですが、これが数値で見れるようになると一切の不安が無くなります。

もうひとつは色んな平均燃費が計測出来るようになります。
近年のバイクは瞬間燃費や平均燃費を見えるものも多いんですが、実際給油後に計算すると結構ズレてるものも多いです。その点プロテックのほうはズレが少ないので、燃費計のないバイクには大きなメリットになるし、元から付いてるバイクにもそれなりのメリットはあるだろうと思います。

デメリットはほとんど無いんですが、あるとすればインジェクター信号線を見つけることが出来るかということと、うまく割り込ませられるかという取付に関することでしょうか。前のモデルから10年近く使用していますが、無いと困るぐらい必要なものになっています。