すけすけさんのYAMAHA TDM900 バイクいじり日記 「【HACK!】バイクをより便利に楽しむには自作サイドケース」

【HACKに必要な部品・工具・モノなど】
・TRUSCO(トラスコ) プロテクターツールケース 黒 M TAK-13M
・キタコ(KITACO) アルミスペーサーカラー φ8 13x8 汎用 A2017
・ダイソー NEXT angle クロスバー450用
・丸パイプブラケット PB-16
・接合金物 F BK 3穴
・接合金物 L BK(3×3穴)
・M6ボルト

ツールケースとアルミスペースカラー以外は、ホームセンターのコーナンで購入しました。

【HACKのやり方・注意点・作業手順など】
まずクロスバーを加工します。加工が必要なところはクロスバーと車体のタンデムバーの接続部分で、クロスバーはM6の穴ですが車体のほうがM8なので、丸型の鉄工ヤスリでクロスバーの穴(片方だけ)を広げてやります。
ヤスリで削ると下地がむき出しなので、塗装するなどして防さび処理しておくことをオススメします。

クロスバーの固定は車体のタンデムバーの固定ボルトと、タンデムステップ近くの穴にボルトを通して固定します。
タンデムバーの固定ボルトがM8なので、穴を広げたほうのクロスバーを挟んで供締めします。パーツリスト画像の36になります。クロスバーがタンデムバーに干渉しないようアルミスペースカラーで延長させます。
さらにパーツリスト46のフックを取り外してL型ステー「接合金物 L BK(3×3穴)」に置き換えて挟んで固定します。

クロスバーの下部分はステップの後方にある穴にボルトでつなげます。サイズはM6で緩み防止ナットで止めます。

クロスバーとツールケースをつなぐものは「丸パイプブラケット PB-16」で、ツールケースの裏側からステー「接合金物 F BK 3穴」で挟み込んで固定します。
その際パイプとブラケットに隙間が出来るので、ゴムシートをパイプに巻いてブラケットに固定することで、振動にも強くなるので一石二鳥になります。ボルトは全てM6です。

【HACKのまとめ】
本来は作成中のものを順を追って説明したかったんですが、こちらのネタは5年前のものです。ブラケットの隙間を埋めたゴムシートもボロボロなので、いずれ耐候性のあるゴムに変えようと思います。

市販のサイドパニアケースはデザインに統一感があってたくさん収納出来るんですが、いかんせん大きいというか、特に横幅がふくらんでしまうのがネックなわけです。

このツールケースならかなりスリムになるというか、ほぼ足の太さと同等になるのでサイドケースを取り付けていることを忘れるほどです。ちなみにツールケースには小さな南京錠を付けています。

TRUSCO(トラスコ) プロテクターツールケースMサイズの大きさは(間口×奥行×高さ:330×280×120)ですが、この中にレインウェアとブーツカバーとレイングローブが入ります。

想定外のメリットは駐車中に突風で倒れた際にカウルが無傷だったこと。ハンドルのバーエンドとツールケースに傷が入っただけでした。おそらくサイドケースがクッション代わりになったんだろうと思います。

ツールケースの材質は樹脂なので傷のダメージは目立たないんですが、長期間紫外線にさらされると白くなっていきます。対策として「ワコーズ SH-R スーパーハード 未塗装樹脂用耐久コート剤」でコーティングしています。少々値は張りますが、1回塗るだけで3年は持つのでコスパは悪くないですね。

サイドケースを自作するときの最大の課題はステーになります。もし市販のステー(自分のバイク専用に設計されたもの)が手に入るなら、自作サイドケースの労力の90%消えると思います。

費用はツールケースが4500円、クロスバーが550円、その他ステーやボルト類が1500円ぐらいで、1個取付けるのに7000円あれば余裕だと思います。市販のパニアケースは10倍近くするものもあるので、かなりのコストダウンになるというか、自分で計画して理想の形になったら、お金以上の価値があるように思います。