すずきあおこさんのSUZUKI GSR250 バイクいじり日記 「GSR250 クイックシフター弐号機　(5)セッティング」

図はクイックシフター弐号機のセッティングパラメータです
各ギアポジション毎にt1~t3を設定することができます
t1はシフト信号を検知してから点火カット信号を出すまでの遅延時間、
t2はTouringモード時の点火カット時間、
t3はSportsモード時の上乗せ点火カット時間
です

[Sel]スイッチを押すとギアポジション選択画面になります
[Adj]スイッチでギアポジションを変え、[Sel]スイッチで確定します

ギアポジションが決まったら点火カット時間の設定画面になります
[Adj]スイッチで点火カット時間を変え、[Sel]スイッチで確定します

点火カット時間が決まったら遅延時間の設定画面になります
[Adj]スイッチで遅延時間を変え、[Sel]スイッチで確定します

遅延時間が決まったらSportsモード時の上乗せカット時間の設定画面になります
[Adj]スイッチで上乗せ時間を変え、[Sel]スイッチで確定します

これで指定ギアポジションのパラメータ設定が完了です
この操作を2速~5速まで行います

初期設定は以下の通り
2速→3速 点火カット時間=130ms、遅延時間=0ms
3速→4速 点火カット時間=110ms、遅延時間=0ms
4速→5速 点火カット時間=100ms、遅延時間=0ms
5速→6速 点火カット時間=90ms、遅延時間=0ms

ここで設定したパラメータはEEPROMに記憶するので、電源を切っても記憶しています
事前準備はこんなとこで、後は実車での調整です

テスト走行及び調整はいつもの浮島

パラメータ調整は基本となるTouringモードから固めていきます
Touringモードは通常使いなので4,500~5,500rpmでシフトアップする感じでセッティングしていきます

ここに来るまでの道程で、全ギアで点火カット時間が短く感たので伸ばす方向で調整していきます
全ギア、初期設定+20msでテスト
次は+40ms
と始めてみたものの、各ギアのシフトフィールとその時のカット時間を記録するのが大変なので調整方法を変えました

全ギア、同じカット時間にして、カット時間を10msずつ下げていきながら、シフトフィールの良かったギアの設定は固定する
と言うやり方です

先ずは全ギア150msから
全ギアNGで、次は140ms
2速→3速が良かったのでキープ
次は全ギア130ms
2速→3速は140msの方が良かったので、2速→3速は140msに決定
と言った感じで進めて行き

今回のセッティング結果は以下

2速→3速 点火カット時間=140ms、遅延時間=0ms
3速→4速 点火カット時間=120ms、遅延時間=0ms
4速→5速 点火カット時間=120ms、遅延時間=0ms
5速→6速 点火カット時間=110ms、遅延時間=0ms

今回はカット時間の調整しかできませんでしたが、壱号機のウィークポイントだった2速→3速が決まったので満足しています
ただ、3速以上は壱号機に若干及ばない感じです
ここはソフト修正して5ms単位で調整できるようにして詰めていこうと思います
それから遅延時間を使っていないので次回のセッティングで試してみます

そう言えばSportsモードのセッティングもまだでした
Sportsモードではシフトアップ回転数6,500~7,000rpmを考えてます
回転数が高くなるのでカット時間を伸ばした方が良いと考えてましたが、加速も強くなるのでカット時間を伸ばす方向で良いのか?
短くした方が良いのか?探っていきたいと思います

長引くのか?あっさり決まるのか?
続きの記事はセッティングが決まったら書きます

【おまけの話】

シフトアップテストで何度も往復することになり
その度にUターン

正直Uターン苦手です
もう少しスパッと決められるようになりたいです

テスト走行だけでなく、たまにはUターン練習にここに来ようかな

あと、いざと言うときにビビらないようにフルブレーキングからの後輪ロックもやってみました