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strandさん
2015/09/15 00:13
速くて静かが売りの、KN企画のベストセラー商品。
見た目はLiveDioZXの純正マフラー、通称“銀巻き”マフラーにそっくりの、ステンレスの化粧板とヒートガードが装備されています。
エキマニ部とエンド部は鉄製の黒塗りですが、思いのほか錆びにくいので、耐久性は高そうです。しかし溶接の甘い部分が多いので、しばしば溶接部が折れたりしているのを見かけます。
おとなしい見た目ですが、取り付け角度は比較的カチ上がっているので、それなりに存在感があります。
出力特性はテクニガスのTREK3に似ていますが、よりピーキーで高出力です。
パワーバンドは、ノーマルエンジンの場合4500-8500rpmと幅広く扱いやすい一方で、ノーマルの台形排気ポートを四角い形状に整形する定番チューンをするだけで下が2000rpmも上がって6500-8500rpmになり、レーシングチャンバーライクなピーキーな特性に変貌します。それだけ、4VP/5FAエンジンのノーマル特性を引き出すことに特化したマフラーだと言うことです。
8500回転で頭打ちになる特性もまた、このエンジン用としてはいい具合です。4VP/5FAエンジンは排気量の割りに冷却フィンが小さいので、あまり高回転まで回すとすぐに焼きついてしまいますが、その安全マージンのおいしい所でピークが来るようになっています。
私のエアロックス100の場合、これに高圧縮ヘッドの組み合わせだけで、発進ウイリーマシンとなりました。
ちなみに、支持ステーに20mmほどのカラーを噛ませて50/90系エンジンに流用することもできます。
AeroX50Rノーマルにつけてみたところ、パワーバンドは7000-8500rpmで、パワーバンドを外れると走らないピーキーな特性でした。
音量に関しては、この出力の割には確かに静かです。ですがノーマルマフラーよりはうるさいですし、チャンバーのような乾いた音がするわけでもありません。
余談ですが、そっくりのスポーツマフラーが売られていることがあります。ノーブランドのものありますが、PG(PhoneGear)ブランドで出ているものや、通称“V8管”と呼ばれる、エンド部にV8の刻印があるものがあります。
PG管については、若干溶接の位置が異なる部分があったものの、ほぼ同様の特性でした。
V8管はよりアグレッシブで、エキマニ部が太く、音量も大きめでした。台湾のレーサーがつけているのをしばしば見かけます。
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