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ウェビックスタッフさん
2012/03/01 21:24
2012オイルインプレ
細かい事にいちいちこだわる事で有名なバイカーズステーション誌ですが、連載中のコラムで絶賛されているのがこのオイルブランド、『A.S.H(アッシュ)』です。
しかし正直な話、バイク乗りの間での知名度は最悪です。
雑誌広告は全然見かけませんし、量販店では滅多に置いていませんし、ちょっと試しに買ってみるには勇気の要る価格設定だからです。
結果として殆どの方は使ってみた事が無いどころか、聞いた事すら無いのではないでしょうか。
ところがバイカーズステーション誌で絶賛するだけあって、その性能は素晴らしいものがあります。
このオイルの特徴は油膜の厚さでもスムーズなシフトでもクラッチの切れでもありません、何とこのオイルには増粘材(ポリマー)が使用されていないのです!!
そもそも何故オイルが劣化するのかと言うと、増粘剤として入っているポリマーをミッションギヤが切り裂く事で増粘効果が無くなりシャバシャバになるからです。
また、分断されたポリマーが燃焼ガスに触れて真っ黒なスラッジが発生します。
つまり、A.S.H(アッシュ)では増粘剤を使っていないので粘度低下やスラッジで劣化する為の材料が存在しないのです!!
とてもウソっぽいので早速試してみました。
結論から言うと、現時点で既に6000kmを過ぎていますが特に劣化は感じられません。
また、未だに入れた時の色のままで、透明度すらあります。
もちろんミッションやクラッチの感触も高級オイルらしい感触のままです。
素晴らしい!!!
対応車種が「車用」となっているのでクラッチが滑ったり、ミッションギヤで分断されて直ぐにヘタったりしそうなイメージが有りますし、実際にA.S.H(アッシュ)は「2輪用」も作っていますから尚更そう思いがちですが、実は2輪用は『車用に湿式クラッチが滑らないような添加剤を加えた物』なのだそうです。
ところが、実は「車用」でも湿式クラッチが滑ったりはしません。
だったら無駄な添加剤の入っていない「車用」の方が良いですよね?(2輪用は車用では不安と言う方の為に仕方無く製造しているだけなのだそうです)
価格が高いのだけが弱点ですが、冗談抜きで普通の倍の距離でも平気な耐久性を誇りますので、ぜひ一度使ってみてください。
ホントにビックリしますよ?
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