0001582access
ウェビックスタッフさん
2012/03/01 21:24
2012オイルインプレ
日本ではまだあまり知られていないブランドですが、オススメのオイルがあります。
それがこの「パノリン」オイルです。
感覚としては、他のエステル系オイルに比べて熱ダレや劣化がおきにくいという印象があります。
これは理屈で言うと、一般的なエステル系オイルが使用している不飽和エステルとは異なる、飽和エステルという分子構造が強固なベースオイルを使用しているのため熱や圧力といった外的な力に対して耐久性が高いということのようです。
熱や圧力に強いということは、使用していて温度がどんどんと上がっていく春先から夏場の時期に、距離を走りこんでもシフトタッチなどが悪化しにくいということです。
熱的にオイルの負担が大きい空冷エンジンの車両などでは、しっかりとその効果が体感できますので、空冷ドカやスズキの油冷エンジンなどにオススメです。
性能とは関係の無い話ですが、昨今、ハイブリッドやエコなど色々と環境性能を語った商品が各ジャンルで増えています。
バイクは車に比べるとエコな乗り物ですので、あまり環境性能は意識することは少ないかと思いますが、「パノリン」のオイルは一味違います。
このオイルは生分解性という性質を持っていて、万が一オイルが漏れたりしたとしても、28日間で7割以上の成分が水と二酸化炭素に分解されるという特徴を持っています。
さすがに環境立国スイスのオイルメーカーだけあって、オイルの分野でも環境に対する考え方が先進的といえます。ジェットスキーなどに使われるオイルはこういった生分解を考えられているオイルがありますが、通常のエンジンオイルでは珍しいといえます。
『熱や圧力に強く、環境にも優しい』とまとめられるオイルだと思いますが、建機メーカーのキャタピラー社が純正オイルとして使っているあたりからも、その実力が伺えます。
コメント(全0件)