はっとりさんさんのKAWASAKI ZX-10R インプレッション

純正ブレンボのブレーキレバー形状（弓なりになっている）がどうにも手に馴染まなかったので社外品へ交換しました。
セミラジアルポンプを押すプッシュロッドの長さは純正と同様に調整式になっていますが、プッシュロッド長さが僅かでも長いとマスターシリンダーを押しっ放しの状態となりフロントブレーキの引き摺りが発生します。
適正な長さにするためにロッドを引っ込めようとすると、ロッドが刺さっている太鼓の部分が円滑に動かなくなったので、太鼓を押さえているスナップリングを外し（これがなかなか外れない）太鼓を取り出してみると、ロッドが太鼓を貫通して突き出しており太鼓が収まる座ぐり部分と接触して削れていました。
ロッドを一旦抜き取ってネジ部先端をヤスリで丸める加工が必要でした。

クラッチ側は、本品を取り付ける前に既にデイトナ製の同等品を使用しており、寸法関係などほぼ同じでした。
ただし、どうにもレバーのガタが大きかったので確認したところ、レバーのフォールディング部の僅かなガタのせいでぐらついていることが分かり、フォールディング軸のボルト・ナットを締め上げてガタ殺しする必要がありました。
お陰でレバーを畳むのに相当の力を要することとなり、万一の際に上手く畳まれるかどうか非常に疑問です。
動く箇所があればその分ガタが出るのはよく考えれば当たり前なので、今後フォールディングレバーを再購入することはないと思います。

アウトレット品を激安で購入出来たので、コストパフォーマンスを勘案すると満足のいく買い物でしたが、他人に勧められるかというと「No」です。

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